ヘアカラーが薄毛の原因の一つになる先日の産経新聞紙上で、「消費者安全調査委員会に対してヘアカラーでアレルギー症状を発症して、かぶれたりただれたりした人は、5年間で1000名以上の報告があった。」とのニュースがありました。すでに、yahoo!ニュース等で知っている方も多いかと思います。
詳しくは産経新聞の記事をご確認下さい。こちらです。
こんなニュースが流れた時に注意しないといけないことがります。それは自社の安全性を訴える為に、このニュースが使われることがあるからです。この報告書によると「パラフェニレンジアミン」などの成分が原因と記述されているので、例えば「弊社の商品にはパラフェニレンジアミンは使われていませんから大丈夫ですよ。」と言うような訴求がなされることが往々にしてあることです。
もしくは、「問題がおきないようにカラーをするから安心して下さい」なんてことを訴求されたりするのです。
大事なのは皮膚に悪いを助言することそうではなく、良心があるのならカラー剤の悪さ加減を先に助言するべきです。それをすっ飛ばして、問題がないように訴求するのは、どうも商売ベースが優先され過ぎるように感じます。
実は、「私は2002年か2003年頃から、カラー剤が薄毛の原因になる」と訴えていました。理由は、女性の薄毛のご相談がこの頃から急増してきたからです。
多くの女性がカラーをするようになったのは、そんなに昔の話ではありません。1995年頃からです。今からほんの20年前くらいからカラーをする女性が急増したのです。それから7年8年くらいしてから、女性の薄毛のご相談が急増しています。
カラーが薄毛の原因の一つだと確信したのは、毛の生え替わりのサイクルから類推してのことです。女性の毛の生え替わりは4年~5年くらいです。ほとんどの女性がカラーをやり始めてから、ちょうど2回くらい毛が生え替わった頃だったのですね。
それが分かったので、女性の薄毛の強烈な要因になるものが加算されたので、女性の薄毛人口が爆発的に増えたのです。
カラーをしながらの育毛は面倒カラーをするならするで、面倒なことをしなければなりません。拙著「髪は増える!」の中に、そのやり方を解説しているので必ず実践して下さい。100%大丈夫な方法ではありませんが、かなり良いと思います。
まぁ、今後はカラーをする時のケアも理美容業界では広がっていくとは思いますが、どうも釈然としない気分です。カラーをする時の方法を10年くらい前からご相談者には助言してきましたが、少々おかしな方法で理美容業界に広がっているように感じるのです。私の思い過ごしなら良いのですが、日経ヘルスの4月号を読んでみて、少々不安になっています。
今までの育毛にはマイナスになっているやり方をそのままにして、カラーをする時のケアをしてもあまり意味がないのですがねぇ。
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