毛に元気が無くなったので某美容外科へ
先週のご相談者の話。「若い頃から頭皮が痒くて毛に元気がなかったので、適当に育毛剤を使っていた。けど、良くならないのマッサージを薦めている理容室にいったらマッサージを薦められ、それでも良くならないので美容外科に相談にいったら、見た感じでは薄くはないので「心配なら薬を出すけど」と言われた。」というようなご相談者がいらっしゃいました。
美容外科医がおっしゃるように、見た感じでは全く薄くなく、しいていえばつむじ周辺が少し透けている程度でした。ただ、よくよくお話を聞いていると「頭皮全体が痒い」とおっしゃるので、頭皮と首筋を見ていると痒みを訴えられる部位が赤っぽくなっているのです。
お湯のみで洗ってみると
お湯のみで洗ってみると、抜け毛はさほど多くはないが、痒みは激減したらしい。脂漏性湿疹の人向けの製品を首筋に付けてみると、痒みが消えてしまったらしい。
私は医師ではないので、病名を特定したり告げたりはできませんが、完璧に脂漏性湿疹のような症状をしています。それで何が驚いたのかと言うと、美容外科医は曲りなりにでも皮膚科医ですよね。
いくら育毛治療をしているからと言っても、薬を出すだけでなく問診やら診断やらとかで、薄毛と言いますか毛の相談にいらっしゃった方の本当の原因を調べるのが普通だと思うのですね。
薬を出すだけが治療かいな?って。
私のようなカウンセラーでも、ちょっとお話をお聞きするだけで、どこかおかしいと感じるのですから。
美容外科で脂漏性湿疹にしてしまった人もいる
メールでのご相談者の方でしたが、相談時に記述して下さっていた内容がとても危ない症状だったので、根掘り葉掘りお聞きすると、「それって脂漏性湿疹・皮膚炎の症状ですよ」って言う人がいらっしゃいました。
頭皮にミノキシジル系の育毛剤を使って、頭皮が真っ赤になってしまい、かゆみとフケが多発していました。赤いのは効果が出ていると医師はおしゃっていたそうです。
こういったご相談者のお話をお聞きし、実際にご相談者の頭皮を拝見していると、美容外科医に対しては不信感だけが残りますね。
本当は、医療が最後の砦なのに、医療機関で見捨てられて相談できるところが無くなって、私のようなところに最後の望みをかけていらっしゃるのですから、今の美容外科ってなんかおかしいような気がします。
ここに2010年に日本皮膚科学会が出した男性型脱毛症診療ガイドラインがあります。
その中で「科学的根拠に基づかない治療法が社会的に横行し、無効な治療法を漫然と続ける患者も少なくない」と記述しているのに関わらず、医療が最後の砦になっていないことの方がおかしいのでは?なんて思ってしまいます。
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