【髪を引っ張る】
ご自分の毛の癖やヘナっとしている毛を、何とか無くして毛に腰を出すには、コテやアイロンはとても有効です。これは、ドライヤーも同様で、上手く使えばご自分の毛の嫌な部分の見せかけを改善することができます。
クルクルドライヤーも同じですね。
ところが、これらのヘアケアをしていると、薄毛になる原因の一つを加えることに繋がるのです。
【毛を無理に引っ張る】
毛の形を変えようとするのですから、当然ながら強い弱いはありますが、無理に毛を引っ張ることになります。優しくしていても、やっぱり優しく引っ張っているので、良いことないようです。
凄い癖毛の方で、何とかアイロンで癖が出ないようにしていたようですが、薄毛になるのも嫌なので意識して優しく使っていたそうです。それでもダメで薄毛が進行していて、ケアをしても改善しないのです。
女性の毛のセットの仕方で、ポニーテールがありますが、これも毛を引っ張ることになるので、生え際の毛が引っ張られて薄くなる・本数が減るなんてことになっている人もいます。
アイロンで引っ張る、コテで引っ張るのも、同じなんでしょう。
【熱を加える】
また、ポニーテールは引っ張るだけで熱を与えませんが、コテやアイロンは毛に熱を与えます。毛先だけなら(頭皮から10センチくらい離して)頭皮に熱が当たりませんから、問題は引っ張るだけになりますが、根本からコテ・アイロンを与えると、熱が地肌近くになる上に引っ張るので、かなり頭皮に負担になるようなのです。
クルクルドライヤーなんかも、毛先だけなら引っ張るだけになりますが、根っこから当てると、かなり頭皮に熱が当たりそうですね。
その上、クルクルドライヤーだけでなく、普通のドライヤーでもスプレーやその他ヘアケア製品を使った上で、セットする為に熱を与える人もいらっしゃるでしょうから、それらに含まれるコーティング処理剤が熱と反応して髪質を悪くするのです。
ドライヤーで髪質を悪くするのではなく、その使い方で髪質を悪くして、薄毛の原因の一つを作っているのですね。
癖毛やヘナっとした毛が嫌なのは分かりますが、あまりご自身本来のものを変えようすると、別の悩みの原因を作ることになり兼ねないのを忘れないで下さい。