え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

マチネの終わりに

2020年06月20日 | ラブストーリー
2019年/124分/日本:東宝/恋愛
監督/西谷弘  脚本/井上由美子 原作//平野啓一郎
出演/福山雅治、石田ゆり子、桜井ユキ、伊勢谷友介
   板谷由夏、古谷一行、木南晴夏 、風吹ジュン

(70点) 桜井ユキが見どころの雅治・ゆり子のメロドラマ

中年のイケメンと美女による王道のすれ違いメロドラマ。
ギタリストでスランプ真っただ中の福山雅治が石田ゆり子に一目惚れ。ゆり子にゃフィアンセがいたが雅治から口説かれたらそりゃもー。そんな二人をマネージャーの桜井ユキが黙って見ていたが・・・。そんなとき古谷一行が倒れるのだった。


メロドラマとしては十分な出来だが今、福山雅治と石田ゆり子にウットリ出来るかどうかが問題。私には微妙。とりあえずいきなり福山雅治のゲロを画面いっぱいに巻き散らしてのオープニングにはドン引き。
10年以上前の邦画、原田泰造主演の「ジャンプ」のアンサー映画かと思ったがほぼ誰も知らない映画のアンサーはないか。
福山雅治と石田ゆり子だけで本来は魅せる映画だが主演二人を食ってはいないけど桜井ユキを見る映画かと。


(2020年6月20日TUTAYA新作5本1100円にてレンタル鑑賞)

あのコの、トリコ。

2019年05月20日 | ラブストーリー
2018年 日本(ショウゲート) 99分 ロマンス/青春
監督/宮脇亮
原作/白石ユキ『あのコの、トリコ。』
     (小学館Sho-Comiフラワーコミックス刊)
出演/吉沢亮、新木優子、杉野遥亮
   内田理央、古坂大魔王、高島礼子、岸谷五朗

(70点) 美男美女を愛でる王道芸能系少女漫画の実写版

地味な生活を送っていた吉沢亮だったが子供の頃、仲良かった新木優子が本人の夢だった女優への道を実現しているのを知り、彼女のいる芸能人御用達高校へ編入。再会し、軽い芸能事務所社長の古坂大魔王によって都合よく付き人になったりして。そこへご都合よく映画監督の岸谷五朗に見初められてスター街道へ。そんでもって、もう一人の幼馴染で一番人気の杉野遥亮と新木優子を取り合うのだ。

TUTAYAの新作棚で知った映画。
一年前に観た「僕らのごはんは明日で待ってる」の新木優子のお顔が大変好きだったので借りて観ることに。
イケメンを愉しむための差しさわりのない女子向け映画だと思うが、テレビで観る分には丁度良かった。
エンドクレジットまで主役が吉沢亮ということにも気づかなかったのだが、地味なイケメンを上手く演じていた。
新木優子はあんなに美人なのにあくまでも主要観客である女子のアバターとしての立ち位置にいて嫌味がなくて良かった。
ちょっとしか出てないが内田理央はなんか顔がエロくて良かった。
古坂大魔王の軽さもいいし、岸谷五朗の無難さも良し。
2~300円で観るには十分。


(2019年5月17日新作5本1080円にてレンタル鑑賞)

フォルトゥナの瞳

2019年02月21日 | ラブストーリー
2018年 日本(東宝) 111分 ロマンス/ファンタジー
監督/三木孝浩 脚本/坂口理子、三木孝浩
原作/百田尚樹『フォルトゥナの瞳』(新潮文庫刊)
出演/神木隆之介、有村架純、志尊淳、DAIGO、松井愛莉
    斉藤由貴、時任三郎

(71点)とりあえず有村架純はかわいい。

子供の頃、飛行機事故で死の瞬間を経験して以来死ぬ寸前の人が透けて見える神木君。
大好きな有村架純が透けて見えてビックリ。
運命を変えらることは分かったけど人の運命変えると自分の寿命が縮むみたい。
でもでもでも有村架純が有村架純が有村架純がーーーっ!!!


「世にも奇妙な物語」の一遍的なそれなりに感動的な短編を観た程度の満足度。
丹念に作ってはあるけど映画なんだからもうちょっとスケール大きくして欲しかったような。
まあ有村架純が可愛かったから良しか。DAIGOの悪役っぷりや斉藤由貴の可愛いオバサンっぷりとか役者はそれなりにみんな良かった。


(2019年2月20日ミッドランド会員1100円デーにて鑑賞)

箱入り息子の恋

2017年09月20日 | ラブストーリー
2013年 日本(キノフィルムズ) 117分 ロマンス/ドラマ/コメディ
監督/市井昌秀
出演/星野源、夏帆、平泉成、森山良子、大杉漣、黒木瞳

(80点) 障碍者とオタク的青年の純愛をほのぼのタッチで描いた小品

35歳独身の市役所所員の星野源を心配して両親の平泉成と森山良子は勝手に婚活するのであった。
書類選考で大杉連に落とされるも、両家の思惑と違う所で勝手に運命の出会いをしてた源と夏帆。
目の見えない障害を持つ夏帆と引きこもり的な源だったが、黒木瞳によって愛が育まれていくが・・・。



公開当時、劇場に星野源のコメントが貼ってあり、なんかそのとき闘病中で頑張ります的なことが書かれており、星野源が何者か知らない私に、映画の世界とは違う所で知る人ぞ知る人なのかなーと星野源の名前を覚えた記憶があった。
結局、そのときは観ず、ドラマ「逃げ恥」で知り、その後、この映画の監督作を何本か観てその流れで観ることに。
それなりに面白く鑑賞。ただ二回も大怪我って・・・。そこで終わり?感も強かったが、コレはコレでありかも。
夏帆が良い。役者はみんな良い。小粒な映画の割に117分は長いけど気持ちよく観れるので長くは感じなかった。


(2017年9月20日USV50円レンタルにて鑑賞)

通学電車

2016年06月22日 | ラブストーリー
2015年 日本 80分 青春/ロマンス/ファンタジー
監督/川野浩司 原作/みゆ 脚本/武田樹里
主題歌/Silent Siren『hikari』
出演/千葉雄大、松井愛莉、阿部菜渚美、吉沢亮、西村知美
   藤本泉、藤麻理亜、城戸愛莉、赤楚衛二、中川大志

(70点) 女の子向け大林亘彦風青春ファンタジー、オッサンにはちょいキモイ

女子高生松井愛莉は通学電車で見かける別の高校の男子高生を密かに想っている。
ある朝、いつものように目覚めると自分のベッドにその男子高生が寝ている。
なんで?
どうやら、それは松井愛莉にだけ見えてる零体らしいのだが、本人は生きている。
なんで?
そうこうしているうちにその男子高生がとんでもない心の闇を抱えていることを知るが、零体はけっこうのほほんとしている。
でも、本体が死にそう。
どおしよう?


ネット情報サイトでの評価がまずまずだったので予告を観て観たらケータイ小説の恋愛映画かと思いきやファンタジーらしいので気になった。魔が差して劇場に観に行こうかとも思ったがレンタルで丁度良かった。
映画なのかなー。
スマフォ用のドラマのようなアップ多めでスクリーンで観たらきつかったかも。
なんか男には、いや、オッサンにはついていけない部分があるが、それは出来が悪いのか、そういうものなのか判別に困る。
大林亘彦監督の映画を女子が観たら、あんな女いねーよ。と言っているのを思い出した。
女の子向けの大林ファンタジー。
いろいろ展開がもどかしいと言うか説明不足と言うかご都合主義と言うよりも雑?
ヒロインが可愛いような気もするけど萌えきれねー。霊媒少女が生かされてない。
と言うか、男子高生の設定が重すぎる。
でも悪いわけではない。登場人物がリンクする姉妹編の「通学途中」を観る予定はなし。


(2016年6月USV新作レンタル半額172円にて鑑賞)

小さな恋のメロディ

2015年12月14日 | ラブストーリー
1971年 イギリス 106分 子供/青春/恋愛
監督/ワリス・フセイン 脚本/アラン・パーカー
製作/デヴィッド・パットナム、デヴィッド・ヘミングス
音楽/ザ・ビー・ジーズ
出演/マーク・レスター、ジャック・ワイルド、トレイシー・ハイド

(79点) 日本では子供恋愛映画の金字塔。テレビサイズの傑作?

そこそこのおぼっちゃんマーク・レスター、貧乏チョイワルなジャック・ワイルドとお友達。
庶民の小娘トレイシー・ハイドのバレエ姿にマーク一撃。
おとなしい顔してトレイシー・ハイドにアタックを。
取り残されたワイルドはヤキモチを焼くが、子供の恋愛に大騒ぎする大人を前にマークとハイドちゃんの結婚式を取り仕切り二人を旅立たせる。


イギリスやアメリカではコケたらしいが日本だけでは大ヒットした子供恋愛映画の金字塔。
子供のころ好きで、久しぶりに観たくなったら「午前十時の映画祭」にラインナップされていたので、ちょいと無理して観に行ったのだが、ちょいと無理した為、上映中ほとんど眠っていた。
いや、つまらなかったのだ。
美少年マーク・レスターは幼すぎるし、美少女トレイシー・ハイドのおぼこ娘ぷりは半端ないし、悪ガキ ジャック・ワイルドは超ダセー。
でも、ほぼ寝てたので、ちゃんと見直そうとレンタルDVDで観たらアータ傑作だで、かんわ!
テレビで観るのに適した映画なのかなー?
大人になったらそれぞれの階級の同種としか過ごさなくなるが、人種や階級の違う子供らが同じ学校で平等に過ごす特殊な瞬間の物語り。
映画館ではあんなにつまらなかったのにテレビではこんなに面白い。
ビックリしたなーモー!!


(子供のころ体育館での上映会やテレビの洋画劇場にて鑑賞)
(2015年3月頃TOHOシネマベイシティにて1000円)
(2015年6月頃YUTAYAにて100円レンタル)

エターナル・サンシャイン

2015年10月27日 | ラブストーリー
2004年 アメリカ 107分 ロマンス/SF
監督/ミシェル・ゴンドリー 脚本/チャーリー・カウフマン
出演/ジム・キャリー、ケイト・ウィンスレット
    キルステン・ダンスト、イライジャ・ウッド

2004年アカデミー脚本賞
(100点) 記憶消します。

記憶消します。
そんな会社があった。
ちょっと前に喧嘩した彼女と仲直りしようと思ってプレゼント持って会いに行ったのに彼女には年下の恋人がいて僕のことを覚えていない。
特定の記憶を削除してくれる会社で僕に関する記憶を消してしまっていたのだ。
愕然(がくぜん)。
立ち直れない僕は、僕も記憶を消してもらうことに。
しかし、施術中の脳の中で僕は大切な君の記憶が失われていくことに抵抗してしまう。
好きだから。
そして脳内で記憶を消されないための大冒険が始まる。
その頃、脳の外の現実では記憶削除会社のスタッフたちもいろいろゴタゴタしていた。


TUTAYAでレンタルDVDを物色中、意識的にはほぼ観ないラブストーリーの棚でピックアップされていた。
全然知らない映画だった。
ジム・キャリーが出てるしアカデミーの脚本賞を受賞してるし店長のおすすめだし、で気になって借りることに。
ラブストーリーかと思いきやSFじゃん。
後でネットで調べたら結構名作みたい。
見終えたら、もう一度オープニングが観たくなる。
つい二回観てしまった。
ジム・キャリーがジム・キャリー臭くなくて良い。
オススメ!


(2015年10月レンタルDVDビッグワンにてレンタル鑑賞2週間80円)

イニシエーション・ラブ

2015年06月01日 | ラブストーリー
2015年 日本(東宝) 110分 ロマンス/ミステリー
監督/堤幸彦
出演/松田翔太、前田敦子、木村文乃、森岡龍、三浦貴大

(70点) どんでん返しだけが売りの80年代ラブスートーリー

イニシエーション(通過儀礼)としての恋愛をトレンディードラマに浮かれていたバブリーな80年代を舞台にどんでん返しのラストを売りに描いた、そこらへんのラブストーリー。
80年代、若者たちはコンパして出会って流行りのファッションやレジャーをしつつ恋に仕事に勤しんでいた。
デブッチョ鈴木はマユに出会って人生が大きく変わる。
そして鈴木は転勤で東京へ行きマユとは遠距離恋愛に。
しばらくは無事だったが同僚の美人とイイ仲になって、あんなに好きだったマユとは破局してしまうが・・・。


どんでん返しがなければドラマとしては面白味がなくキツイ内容。
でも、どんでん返しがあることを知っているとオチは見えてしまう。
前田敦子はそこそこ上手いし、木村文乃はチョーきれいなので楽しめはした。
でも、たくさん登場人物が出てくるのに鈴木とマユと美弥子しかいないようなちっぽけさも感じる。
底意地の悪いタイプの映画かと思ったら、割とあっさりめ。深読み出来なくもないけどエピソードが少なすぎ。
80年代の空気感も伝わってこなかったし、どんでん返しの面白さなら「運命じゃない人」や「アフタースクール」の内田けんじ監督作の方がはるかに上。
観終わった後喋りたくはなるのでメジャーなデートムービーとしては十分か。
一人ぼっちで観たけど・・・。


(2015年6月109シネマにてファーストデー価格にて有料鑑賞)

シンデレラ(吹き替え版)

2015年05月24日 | ラブストーリー
2015年 アメリカ(ディズニー) 105分 ファンタジー/ロマンス
監督/ケネス・ブラナー
出演/リリー・ジェームズ、リチャード・マッデン、
    ケイト・ブランシェット、ヘレナ・ボナム=カーター

(85点) きちんとしたシンデレラ豪華実写版。是非劇場で。

幼くして母を亡くしつつも、まっすぐな女性へと成長したエラ。ある日父が再婚し、なかなかのまま母とその連れ子がやって来た。しかもそんな状態で父は仕事先で死亡・・・。エラはまま母と姉たちに召使のように扱われる。そんでもって王子とダンスしてガラスの靴ピッタリでハッピーエンド。
そんな有名童話・ディズニーアニメをきっちり金とCGかけて完全実写化。


最近、劇場で娯楽大作を観ていない。
期限間近の109シネマチケットで何でもよかったのでコレを鑑賞。
前日に観た「バリー・リンドン」と同じくヨーロッパのコスチュームプレイと豪華絢爛な美術を堪能。
すげー良かったが、女性向けに作られているのか、エログロがちと足りん。
原作やアニメ版は隠しても隠し切れないエログロがあったはず。
そこを綺麗に処理しちゃってるのが個人的には少し物足りない。
でもゴージャスな娯楽映画が観たかったので満足。
これほどの映画でもロードショーが終わったら二度と劇場では観られないので字幕版でもっかい観ようかなー。


(2015年5月109シネマ名古屋にて109チケットにて鑑賞)
 同時上映「エルザのサプライズ」短編アニメ

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近キョリ恋愛

2015年04月14日 | ラブストーリー
2014年 日本(東宝) 118分 ロマンス
監督/熊澤尚人 原作/みきもと凜(講談社『別冊フレンド』刊)
出演/山下智久、小松菜奈、水川あさみ、山本美月、新井浩文

(70点) 近くて遠い、先生に恋をした――

感情表現が薄くクラスでも浮いた才女がイケメン教師山ピーに振り回されるうちに片想いし禁断の両想いになりつつ右往左往する人気コミックの実写映画版。
壁ドンを流行らせた作品らしい。


観る気がなくて観なかったら一般公開終了近くになってミリオン座での上映が始まった。
アート系マニア系の劇場で上映されるような映画なの?
おっと「ダイブ」や「君に届け」の熊澤尚人監督作品ではないか!
一気に観たくなったのだがスケジュールが合わず見逃す。
レンタル解禁になったので新作二泊三日で借りて観た。
この手の映画としては前半は良かったが後半は熊澤作品としてはもうひとつ。
なんか二人だけの心の持ちようだけでグチャグチャしてて広がりや深みが足りず、期待した分、感動し損ねた。惜しい!


(2015年4月新作レンタルにて鑑賞)

娚(おとこ)の一生

2015年03月08日 | ラブストーリー
2014年 日本 119分 ロマンス/ドラマ
監督/廣木隆一 原作/西炯子
出演/榮倉奈々、豊川悦司、向井理、安藤サクラ
    根岸季衣、濱田マリ、徳井優、美波、岩佐真悠子

(80点) 榮倉奈々主演の豊川悦司ツンデレ映画

不倫だった恋に傷ついて東京から祖母が住む田舎に逃げてきた榮倉奈々。
あっさり祖母が死に、気づくと祖母の恋人だったと言う豊川悦司が離れに住み着いていた。
52歳独身の大学教授トヨエツのツンデレ攻撃に榮倉奈々は翻弄される。
そんなある日、母親に捨てられた5才の男の子が現れ、それぞれ最愛の人を失った他人同士が親子のように暮らし始める。
男の子は去り、榮倉奈々はトヨエツに足を舐められウットリ。
そこへ不倫相手だった向井理が妻と別れたとノコノコやって来る。


榮倉奈々のデカさにぞくぞくするぜ。
少女漫画が原作だがノリは純文学。
昭和の時代の映画だったら榮倉奈々のおっぱい濡れ場たっぷりだったろうに、シクシク・・・。
それでも榮倉奈々のデカさにゾクゾク♪
このゾクゾク感は映画館のスクリーンでのみ味わえる感情かも知れないので劇場で観れて良かった。


(2015年3月ミッドランドスクエアにて有料鑑賞)

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めぐり逢わせのお弁当

2014年12月18日 | ラブストーリー
2013年 インド/フランス/ドイツ 105分 ドラマ
監督・脚本/リテーシュ・バトラ
出演/イルファン・カーン、ニムラト・カウル、ナワーズッディーン・シッディーキー

(80点) 間違って届けられた弁当が見知らぬ男女の心を通わせていく地味めなインド映画

ムンバイでは奥さんが作った出来立てお弁当を配達してくれるダッパワーラーが存在する。
奥さんがいない人には仕出し弁当がダッパワーラーによって配達される。
決して間違われることはないと言うが愛妻弁当が男ヤモメに届けられた。
それは冷めた夫の愛情を取り戻そうと腕によりをかけたお弁当だった。
そこから男ヤモメと奥さんとの弁当と手紙での交流が始まり・・・。


歌わない踊らない戦わない二時間に満たないインド映画。
評判が良いので観た。
現代のインドの生活が見えて普通に面白い。
中身は間違いメールからのハートフルラブロマンスもの。
男の方に魅力を感じなかったし、もうちょっとドラマチックな展開を期待したがそー言う映画ではなかった。


(2014年8月名演小劇場にて有料鑑賞)

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タイピスト!

2014年10月06日 | ラブストーリー
2012年 フランス 111分 コメディ
監督/レジス・ロワンサル
出演/デボラ・フランソワ、ロマン・デュリス、ミュウ=ミュウ

(80点) タイピスト版スポ恨ラブコメディ♪

1950年代フランス。
片田舎から出てきたローズは面接に行った保険会社の社長からタイピストとしての才能を見いだされる。
秘書としては駄目だがタイプライター早打ち選手権の優勝を目指し若きイケメン社長の家に合宿し特訓の日々が始まる。
タイプの女王をやっつけて次なる敵は打倒アメリカ。


コミカルな女性自立映画かと思いきや、タイピング版「エースをねらえ」的なスポ恨少女漫画のノリのフランス映画だった。
後半はラブコメ要素が強くなるが、周防正行監督の「しこ踏んじゃった」とか「シャルウィ・ダンス」のようなハウツー娯楽映画っぽかった。
チラシが気になって観に行こうと思いつつ観そびれていた映画だったが、ヒロインがもっとか細いタイプかと思いきや、結構強気な感じでイメージとは違った。
スポ恨要素が強いが全体的には古き良きラブコメ映画の王道で面白かった。


(2014年10月レンタルDVD新作五枚1000円にて鑑賞)

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ニシノユキヒコの恋と冒険

2014年09月07日 | ラブストーリー
2014年 日本 122分 ロマンス/ドラマ
監督・脚本・編集/井口奈己
原作/川上弘美『ニシノユキヒコの恋と冒険』(新潮社刊)
出演/竹野内豊、尾野真千子、本田翼、成海璃子、木村文乃
    麻生久美子、中村ゆりか、阿川佐和子、田中要次

(70点) ゆるくお洒落な女性向けの竹野内くん映画

モテてはフラれる色男ニシノユキヒコこと竹野内豊。
人妻の麻生久美子に、会社の先輩の尾野真千子に、元カノの本田翼にモテ、レズカップルの成海璃子と木村文乃にまでモテては、その全員にフラれてしまう。
しかも交通事故で死んでしまう。
そして以前、死んだらまた会おうと言う約束を守って麻生久美子の家に幽霊として現れるが麻生久美子は離婚して家を出ていてもういない。
中学生になった麻生久美子の娘中村ゆりかには見えるようだが他の人には見えない。
自分の葬式に一緒に行くと阿川佐和子が中村ゆりかに生前のニシノユキヒコこと竹野内豊のモテブリを語り始める。


以前、川上弘美の小説にハマっていた。
この原作は未読だったが気になっていた。
そこはかとなく川上弘美っぽいかもと感じつつも、まーなんてこともないお話し。
何気に小洒落ていて旬な若手女優がいっぱい出てるのでそれなりに心地よくは観られる。
しかし旬な女優陣もさることながら竹野内豊が可愛い。
女性向けに作られているからか、女性目線で竹野内君を見てしまう。
女優陣よりも竹野内君の方が可愛く見えてしまうのだ。
でも、まーそれだけだな。
タイトルの冒険を感じないのは原作どおりなのか?
気が向いたら今度原作を読んでみよう。
川上弘美は初長編の「いとしい」までの初期作しか好みじゃないんだけど。


(2014年9月TUTAYA新作5枚1080円にて鑑賞)
  同時レンタル鑑賞作
  「ライフ」「女ガンマン皆殺しのメロディ」「大統領執事の涙」「武器人間」

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陽だまりの彼女

2014年06月22日 | ラブストーリー
2013年 日本(東宝) 128分 ロマンス/ファンタジー
監督/三木孝浩 原作/越谷オサム『陽だまりの彼女』(新潮文庫刊)
出演/松本潤、上野樹里、北村匠海、葵わかな
   玉山鉄二、大倉孝二、谷村美月、塩見三省、夏木マリ

(30点) マジかよ!これ本気なの?ある意味オススメ!?

女っ気もなくイマイチぱっとしない下っ端サラリーマンの松潤。
取引先の会社で上野樹里と再会。
玉山鉄二を虜にするほど魅力的になった上野樹里に松潤ぽやーん。
実はこの二人中学時代の同級生でいじめられっ子同志で仲良しだったが松潤の転校で10年ぶりの再会だった。
てっきり玉哲とデキているものと思っていたが上樹里、松潤にチュー。
そして二人は付き合うことに。
しかし上樹里には大きな秘密があったのだった。


そもそもどこから間違ったのだらぅ。
ベストセラーとなったマンガ絵の表紙の原作がこぉなの?
二人が出会ったころの小学生か中学生の話で北村匠海と葵わかなを売り出すための低予算ラブファンタジーとして作られたらひょっとしたら知る人ぞ知る傑作になったかも。
いやいや、どおしたらよいものやら。
多分松潤のためのジャニーズ映画だと思うが、そこから間違いだろう。
松潤は綺麗だよ。カワイコちゃんだ。
ファンなら松潤が観れるだけでこの映画は良しなのかも。
しかし、松潤も上樹里も既にキャラが立ちすぎていてこの映画の役どころにはまず違和感を覚える。
俺様イメージの松潤がモテナイ君で不思議ちゃんキャラの上樹里が色男の玉哲を翻弄するほどの美女設定・・・。
そこから、もー着いて行けんかったが、実は禁断のオチをなんとなく知ってしまっていたので衝撃の真実に唖然とする楽しみも得られなかったのだ。
いや、オチを知っていて興味を持ったので仕方ないのだが。
オチを秘密にせずに作った方が面白かったんじゃないのかなと思ったりもするが、ここまでヘンテコだとコレはコレで有り。
これ程の馬鹿映画を正攻法できっちりしんみり作ってメジャー公開。
いやはや何もかも間違っていてビックリしたなモー!!


(2014年6月TUTAYA新作5枚1080円レンタルにて鑑賞)

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