え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

NMB48 げいにん! THE MOVIE リターンズ

2014年07月27日 | 青春
NMB48げいにん! THE MOVIE リターンズ 卒業!お笑い青春ガールズ!! 新たなる旅立ち
2014年 日本 97分 コメディ/青春/アイドル
監督/内田秀実
出演/NMB48、山本彩、渡辺美優紀、山田菜々、小笠原茉由
   小谷里歩、薮下柊、矢倉楓子、上西恵
   川田広樹、ライセンス、綾部祐二、ケンドーコバヤシ、田中律子

(75点) それなりに笑って泣ける、アイドル映画としては十分な出来か。

笑いより綾部を取ってしまったミルキーのせいで名コンビ「さやミルキー」は事実上解散状態。
そんなこんなで「お笑い部」にはいつも部長の山田奈々ひとりぼっち。
そこに幽霊部員 矢倉楓子が現れた。
新入部員が入ったと喜んだが何故かお笑い部員にしか見えない本物の幽霊だった。
彼女を成仏させるには「笑わせる」しかないと言うことで、それぞれネタを披露するがクスリともしない。
そんなこんなで「さやミルキー」復活。
卒業生を送る会の舞台で幽霊部員 楓子を笑わせたるねん。


前作に引き続き、意外と普通に面白い。
芸人の使い方とかエキストラ的に登場するNMB48のメンバーの使い方に疑問ももったりするし、出来そこないな部分も多いが、軽いノリのアイドル映画として見れば許容範囲。
元ネタや前作、NMB48をあまり知らなくてもカワイコちゃんとアイドル映画が嫌いでなければ、それなりに楽しめる。
これを観るまで全然認知してなかったが矢倉楓子、かわいいね♪


(2014年7月中川コロナにて有料鑑賞)
 同日鑑賞 松田優作の「ブラック・レイン」

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グランド・ブタペスト・ホテル

2014年07月26日 | アート系
2013年 100分 イギリス/ドイツ コメディ/ミステリー
監督・製作・脚本/ウェス・アンダーソン
出演/レイフ・ファインズ、F・マーレイ・エイブラハム、エドワード・ノートン
    シアーシャ・ローナン、エイドリアン・ブロディ、ウィレム・デフォー

(90点) 完璧な画面構成でクスリっとさせるスラップステッイク・コメディの秀作

かのブタペストホテルの上客のババアが何者かによって殺された。
遺言であの名画がかのブタペストホテルの伝説のコンシェルジェに残された。
コンシェルジェとババアはイイ仲だったのだ。
しかし殺人の容疑をかけられたコンシェルジェは新人のベルボーイと共に逃亡。
追ってくる殺人鬼と混乱の時代のあれやこれや。
ベルボーイの彼女の協力を得てコンシェルジェの無実を晴らすのだ。
と言う冒険譚を話すかつてベルボーイだった現ブタペストホテルのオーナー、そしてそれを聞くベストセラー作家、そして今や銅像となったベストセラー作家の銅像の前でその小説を読む少女。
そうあれはブタペストホテルが伝説のコンシェルジェによって大盛況だった頃の話。


それなりにえげつないけど、楽しく観られる芸術映画。
引き絵も多いので大スクリーンで観ることをオススメ。
完璧に計算されつくした画面構成による面白さを堪能する一級のコメディだが、個人的にはカワイコちゃんが足りないかな。


(2014年7月伏見ミリオン座2にて有料鑑賞)

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怪しい彼女

2014年07月25日 | コメディ
2014年 125分 韓国 コメディ/ファンタジー/ドラマ
監督/ファン・ドンヒョク
出演/シム・ウンギョン、ナ・ムニ、ジニョン、イ・ジヌク
   ソン・ドンイル、パク・イナン、ファン・ジョンミン
   キム・スルギ、キム・ヒョンスク、キム・スヒョン

(90点) ある日突然70才のクソババアが20才のクソ小娘に!

猛烈クソババア70歳が珍しく落ち込み葬儀用の写真でも、と飛び込んだ写真館から出てくると何故だか20歳に若返ってしまう。
外身は20だが中身はクソババアのまま。
そこそこ好き勝手行動してたらミュージシャン目指してる孫にスカウトされてバンドのボーカルに、その表現力に魅了されたイケメンプロデューサーからも番組に出てくれと熱烈オファー。
しかし大舞台のその日、孫が事故にあって・・・。


チラシ・ポスターデザインが気になってチェックするとすこぶる評判が良い。
確かにスゲー面白かったけどポスターから受ける印象とはだいぶ違った。
ミステリアスな女性を巡るラブコメかと思ったが、ラブロマンスの印象は薄かった。
ヒロインで魅せる映画だったが、男子が好むタイプとは違うかも。女子目線の作りなのかもしれないので、ヒロインに恋することが出来なかった。
ノリが良く、魅力たっぷりに描かれているので意外と気にならないが、このヒロイン、実は洒落にならないぐらい酷い。
嫁を精神的に追い込み病院送りにしたり、ライバル的な婆ちゃんを結果的に死に追いやったり、韓国のババアはみんなこんなか!と、間違った偏見を持ちそう。
どちらかと言うと嫌いなタイプのヒロインだが、映画は面白かった。
ただラストの時間経過は、その間が気になるのに端折りすぎ。
付け足しのオチは嫌いじゃない。


(2014年7月センチュリー1にて有料鑑賞)

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塔の上のラプンツェル

2014年07月21日 | アニメ
2010年 アメリカ(ディズニー) 101分 アニメ/ミュジカル
監督/ネイサン・グレノ、バイロン・ハワード
原作/グリム童話
声の出演/マンディ・ムーア、ザカリー・リーヴァイ、ドナ・マーフィ
日本語吹替版/中川翔子、小此木麻里(歌)、畠中洋、剣幸

(100点) 拉致監禁少女が自由を求めるディズニーアニメ

傷を癒したり若返りの効果を持つ不思議な髪の毛の持ち主ラプンツェルは、そのためババアに塔の上に閉じ込められていた。
ババアは母親を装っていたが本当はラプンツェルはその国のプリンセスだった。
消えたプリンセスを想い誕生日に上げられる大量の灯籠に興味津々のラプンツェルは、18歳を前にその灯籠を観に行こうとするが一度も塔から出たことがないので決心がつかない。
たまたま現れたイケメンの泥棒を使い塔から抜け出し町へ行く。
そこでラプンツェルは自分の正体に気づく。


作品的には失敗しているのに興行的には大成功してしまっている「アナと雪の女王」に個人的に納得できない今日この頃、皆様如何お過ごしでしょうか。
「ラプンツェル」はそこまで大ヒットした印象はないがネットで調べるとすこぶる評判が良い。
レンタルも5~6枚の在庫が全貸し状態。
なので観た。
スゲー面白い。
ラプンツェル超可愛い♪
映像もシュゲーリアルで綺麗!!
歌は「アナ雪」ほどキャッチーではないが小此木麻里の歌声は素晴らしい。
ただオリジナル版で字幕を読むとソチラの方がストーリーを上手く表現していて両方観た方が良いと思った。
とてもディズニーらしく上手くまとまった秀作なのに何故「アナ雪」ほどの話題にならなかったのだろうかと思ったが、調べると日本公開直前に東日本大震災に見舞われたみたい。
なるほど、それではこの映画に浮かれてはいられなかっただろう。
でも凄い良い映画。
勿論、突っ込みどころや好き嫌いはあるだろうけど相当上手い。
ラプンツェルが泥棒と一緒に塔を抜け出し、初めて外に出た喜びにはしゃぎ、母を裏切ったことにクヨクヨするくだりが最高に面白かった。
DVD買おうかなー。


(2014年7月75円レンタルにて鑑賞、同時鑑賞「ジャズ大名」)

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ジャズ大名

2014年07月21日 | 時代劇
1986年 日本(大映) 85分 時代劇/コメディ
監督/岡本喜八 原作/筒井康隆
出演/古谷一行、財津一郎、神崎愛、岡本真実、本田博太郎
    ロナルド・ネルソン、ファーレズ・ウィッテッド、レニー・マーシュ、ジョージ・スミス

(70点) 幕末の混乱期に駿河の藩士が流れ着いた黒人とジャズ三昧でイエーイ♪

南北戦争で奴隷解放されたとは言えアメリカは黒人にゃ~キビシイー!!
と、アフリカ目指し逃げ出した音楽好きの四人組だったが、悪いミッキー・カーチスに騙されて香港に売られそうになる。
一人は病死し残りの三人は命からがら逃げ延び日本に漂着。
そこは幕末の駿河。
新時代幕開けの混乱期、幕府につくか朝廷につくか、庶民は飢饉や政治不安で「ええじゃないか」を踊りまくり。
そんな中、駿河の小国の藩士、古谷一行はどっちつかずで静観を決め込んでいた。
そして流れ着いた黒人のジャズの調べに血が騒ぎ、古谷一行イエーイ!
財津一郎が止めるのも聞かずお城の地下牢でジャズセッション♪
琴や三味線、和太鼓も加わって始終どんちゃん騒ぎ。
ちょいと御免と政府軍や勤王の志士たちが通り過ぎチャンチャンバラバラのドンドンパチパチ。
しかし古谷一行たちは「ええじゃないかダンサー」も巻き込んでイエーイ♪
そして時代は明治へと。
イエーイ!!


タイトルは知っていた。
昭和キネマ館シリーズでレンタルされていて岡本喜八監督作と知る。
面白いかも。と借りるが、なんとも微妙~。
とくに前半の黒人逃亡劇のつまらないことと言ったら。
でも古谷一行が出てきてからちょっと面白そうになった。
でもほとんどストーリーらしきものはないままドンチャン騒ぎで終始する展開にゆるい映画の醍醐味を見る。
なんか河崎実のチャチな三流映画を思い起こさせる。
しかしそこは映画職人たちがまだいた時代の映画、ギリギリちゃんと映画している。
意外と心に残る映画かも。


(2014年7月75円レンタルにて鑑賞、同時鑑賞「塔の上のラプンチェル」)

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オール・ユー・ニード・イズ・キル

2014年07月20日 | SF
2014年 アメリカ 113分 SF/アクション
監督/ダグ・ライマン 原作/桜坂洋
出演/トム・クルーズ、エミリー・ブラント

(75点) タイムループして虫っぽいエイリアンを駆除せよ!

ギタイと呼ばれるエイリアンに侵略される近未来の地球。
実戦経験のない米軍広報官トムがハメられて最前線に送り込まれる。
そこでエイリアンに殺されちゃうが、その瞬間に前日に戻ってしまう。
死ねばリセット。
テレビゲームと同じように死ねばセーブポイントまで戻ってやり直し。
そんな悪夢のようなループの中、彼と同じ「ループ」の経験者のフルメタル・ビッチこと女兵士エミリーちゃんに出会い、彼女の指導のもと戦士として成長し虫型エイリアンと対決だ!


タイムループものが好きなのだが、これは違うかもと思いつつ、それでも気になったので観たのだが、思ったよりもタイムループものだった。
ただ、個人的に異星人のデザインが気に入らない。
地球を侵略するほどの異星人がなんで虫なの?
いやこれは知的生物ではなく特殊能力を持つ宇宙蟻が地球に襲ってくるだけの話なのかも。
あと、もうちょっとエミリーちゃんに萌え要素が欲しかった。露出度高めの服とかある種のか弱さとかサービスショットとか。
トムクルーズのSF作品のなかではかなり良い方だとは思う。
2D字幕が観たかったが3Dしかやってなくて仕方なく3Dにしたが効果的ではないが立体感はそれなりにあった。


(2014年7月中川コロナにて字幕3Dで鑑賞)

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gift

2014年07月19日 | ドラマ
2014年 日本 約90分 ドラマ/アイドル/ロードムービー
監督/宮岡太郎 脚本/中村由加里
出演/遠藤憲一、松井玲奈、柿澤勇人、石井貴就

(69点) 監督が撮りたがる類のありがちなロードムービー

一代で財を成したクソジジイ遠藤憲一が訳ありの独り旅に出る。
老婆の財布を盗むヒデー女、松井玲奈を発見。
100時間100万円で雇ってやるから俺を東京に連れて行け!
金に困っていたキャパ嬢松井玲奈は胡散臭いと思いつつも仕方なく承諾。
そんでもっていろいろあって結果ありがちなハートフルなロードムービーとなっていくのだ。


地方から金を巻き上げてアイドルファンから金を摂取して全国上映を目指すМシネマ。その第一回目の摂取先は「愛知」。
SKEの松井玲奈の他、名古屋の地方イケメンタレントなどが出てるのでそのファンの方々はどんな映画だって観なければいけない。
ありがちなロードームービーだけど、そんなに悪くはない。ピンク映画で撮ったら「秀作」と呼ばれるだろう。ノリは一緒。
女の裸の代わりに僕らのアイドルが色々な表情を見せてくれるのだから、まー有りっちゃー有り。
ただ、コレ、本当は遠藤憲一のアイドル映画だったりする。
松井玲奈は客寄せパンダに使われただけ。
でも、一見するとちゃんと松井玲奈のアイドル映画にはなっている。
玲奈タンのファンがやさぐれたキャバ嬢姿を観たいかどうかは別として、玲奈タンが好き好んで出て頑張ってるなら応援しないとね。
ご当地ムービーのわりに愛知感は見えなかった・・・。


(2014年7月中川コロナにて有料鑑賞)

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伝説巨神イデオン 接触篇/発動篇

2014年07月15日 | アニメ
1982年 日本 85分/99分 SFアニメ
総監督/富野喜幸 監督/滝沢敏文 作画監督/湖川友謙
声の出演/塩屋翼、田中秀幸、白石冬美、井上瑤、戸田恵子

(79点) 伝説の宇宙エネルギー「イデ」を巡って宇宙戦争で死ぬ死ぬ

移民した惑星にかつて存在した第6文明人の遺跡を調査してたら巨人ロボット発見。
そこに別の宇宙人がやって来てドンドンパチパチ。
無駄にいっぱい死んで宇宙戦争に。
しかし、それはどうやら第6文明人が生み出した伝説の無限エネルギー「イデ」の意志により仕掛けられた人類滅亡のシナリオだった。
それに気づいても、もう戦争は止められない。
イデオンパーンチ、イデオンビームで敵をやっつけろ!
それに対して敵は惑星粉々砲で応戦だ!!


え、えすえふだな~。
「2001年宇宙の旅」と「スターウォーズ」を足して「ガンダム」で煮込んだようなSFアニメ。
ガンダムの後、冨野喜幸が手掛けたテレビアニメだったが人気が出なくてラスト3話残して打ち切り。
その後、ガンダム人気の勢いに乗って劇場版としてむりくり完結させたSF超大作風アニメ。
「接触編」はテレビの前半部分の編集版。
「発動編」は未製作だったラスト3話を新作として作り上げたもの。
いろいろと無茶苦茶だが、なんか凄い。

劇場公開時にも観に行っていたが、今回ネットで名作映画をリクエストして再上映させるシステム「ドリパス」の上映会で32年ぶりに観た。
客層は同年代の野郎が中心だった。
100人前後の入りだろうか。

え、えすえふだな~・・・。


(2014年7月13日(日)ピカデリー名古屋 二本立てドリパス3500円にて鑑賞)

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新橋文化劇場

2014年07月14日 | 映画館などのこと
2014年8月31日で閉館すると言う。
JR山手線のガード下にあり、高架下の耐久工事のため閉館するらしい。
ずっと気になっていた映画館だ。
正直に言うと文化劇場ではなく隣のロマン座が気になっていた。
いまどき日活ロマンポルノを劇場公開してくれる映画館などほぼない。
だから本当は東京に行ったらロマン座へ行く予定だった。
しかも、その日はロマンポルノ三本立てで「桃尻娘 ラブアタック」「夢野久作の少女地獄」「Mr.ジレンマ 色情狂い」の好番組。
でも文化劇場の「狩人の夜」と「美しき冒険旅行」のカルト二本立ても気になる。
出来れば両方観たいが本来の目的の大事をとってカルト二本立てにした。
番組が良いからか閉館が決まったからか満員だった。
と言っても80席ほどの小さな劇場だが・・・。
ガード下なのでずっと電車が通過する音が響いている。
それも味。
前の席にモジャモジャが座ってスクリーンが観ずらかったがそれも味。
二本目のときにモジャモジャが帰って安心したのも束の間、次に座ったのがハゲ!
マジか!!
それでも映画は素晴らしく近所で飲んだコーヒーは美味しく新橋自体なんか面白かった。
次はポルノを観に来るぜ!
ネット割引を使えば文化劇場の二本立ては800円、ロマン座のポルノ三本立ては1200円と、安い安い。
もっと早く行っとけば良かった・・・。



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狩人の夜

2014年07月14日 | サスペンス・ミステリー
1955年(日本劇場初公開1990年) アメリカ 93分 サスペンス
監督/チャールズ・ロートン 撮影/スタンリー・コルテス
出演/ロバート・ミッチャム、シェリー・ウィンタース、リリアン・ギッシュ

(100点) 殺人牧師が幼い兄妹を追っかけまわすカルトムービー

神様、数人の愚かな女を殺させてくれてありがとうございます。
その愚かな女の大金を私に授けてくれてありがとうございます。
ちょっと捕まっちゃいましたけど、それは同室の死刑囚の残した一万ドルを私にくれる為なんですね、ありがとう神様。
早速、未亡人と結婚して金のありかを知ってる兄妹を問い詰めます。
嗚呼、神様、愛と憎しみを持って未亡人殺して兄妹を追っかけます。神様~!
そこへリリアンギッシュ登場!!


製作から35年も日本劇場未公開だったにも関わらず通の間で名作名作と呼ばれていて気になっていた一作。
名作名作と言われながらも小っちゃな劇場でレイトショーとかで数日しかやってなかったり、レンタル屋には決して置かれてなかったりして、それでも気になるので廉価版のDVDを見つけて思わず買ってしまったのだが、観ないまま数年。
たまたま東京に行く日に名画座で公開している。
しかもその名画座はこの夏で閉館すると言う。
そんなわけでようやく観たのだが・・・。
なるほど、ただ事ではない。
古き良きアメリカの古典的なノリではあるけど、ロバート・ミッチャム演じる殺人教祖様のインテリジェンスな狂気の悪魔的魅力は凄い。
今さら、とてつもない衝撃を覚えるほどではないが、やはりなんか凄い。
後のサイコホラーとかカルトムービーに影響を与えたんだろーなーと感ずる逸品。


(2014年7月新橋文化劇場にて二本立て800円にて鑑賞)
 同時上映「美しき冒険旅行」

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Walkabout 美しき冒険旅行

2014年07月14日 | アート系
1971年 イギリス 96分 アドベンチャー/芸術
監督・撮影/ニコラス・ローグ 原作/ジェームズ・ヴァンス・マーシャル
出演/ジェニー・アガター、リュシアン・ジョン、デヴィッド・ガルピリル
    ジョン・メイロン、ロバート・マクダーラ、ピート・カーヴァー

(100点) ロリコンとショタコンとオースラリアマニアに捧ぐ芸術的環境映画

オヤジは何も知らぬ娘と息子を砂漠に連れ出し無理心中を図るが殺しそびれて一人で勝手に死んじゃう。
残された姉と弟はオーストラリアの砂漠を放浪することに。
途中アボリジニ人の少年に出会いつつ、やたらローアングルのやらしいカメラワークでお姉ちゃんの足をとらえつつ、旅は続く。


カメラマン出身の映像派の異才ニコラス・ローグの単体監督デビュー作。
マニアックな名作として知る人ぞ知る映画だったが内容は知らなかった。
東京に行く予定が出来て空いた時間の娯楽を探したら新橋文化劇場でコレと「狩人の夜」と言うなかなか通な二本立てがやっていたので観に行った。
ローグの作品は「マリリンとアインシュタイン」を以前に観ていたので訳の分からん映画かもと思ったが美少女が過酷な状況で冒険するちょっとエッチな芸術映画でエリマキトカゲとかウォンバットとか変な動物がちょこちょこ出てきてそれなりに楽しかった。
私はお姉ちゃんの足やオールヌードを楽しんだが5歳児の男子や現地人の少年の裸も堪能出来るので芸術と言う名のエロ映画として変態的な娯楽作として楽しむのも良し。
美しい大自然の映像や文明批判的なテーマの映画として文化人ぽく語るのも良し。
そんな映画。


(2014年7月新橋文化劇場にて2本立て800円にて鑑賞)
 同時上映「狩人の夜」

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ノア 約束の舟

2014年07月07日 | ファンタジー
2014年 アメリカ(パラマウント) 138分 ドラマ/アドベンチャー
監督/ダーレン・アロノフスキー
出演/ラッセル・クロウ、ジェニファー・コネリー、レイ・ウィンストン
    エマ・ワトソン、アンソニー・ホプキンス

(70点) これほどの映画に感動できないなんて!

人間なんて水責めで皆殺しじゃ!
そんな神の思し召しを受けてアダムの子孫のノアは岩男とともに箱舟づくり。
勝手に集まる動物たち。
その船よこせ!と襲ってくる愚かな人間ども。
そして雨がジャー、世界沈没。
生き残ったノア一家にも家庭不和が!!!
そんな超大作・・・。


これほどの超大作に満足出来ないなんて、もう映画なんて見ない方がいいんじゃないの?
などと思ってしまうのだが・・・、なんか感動できなかった。
エマ・ワトソンが見たくて観た映画なのにエマ・ワトソン、いる?
聖書に基づく歴史劇かと思いきや怪獣映画っぽいファンタジーだった。
なんかノアの服とかもデニムっぽくて紀元前の話っぽくない。
原寸大の箱舟に実際に人工的に雨を降らしたと言うがそんなに迫力を感じなかった。
動物がオールCGだから?
いやいや、これほどの映画にケチつけちゃバチが当たるね。
でも、割と評判もイマイチみたいね。


(2014年7月中川コロナにて有料鑑賞)

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109シネマズ名古屋

2014年07月06日 | 映画館などのこと
名古屋駅近くにあるので友人と一緒に映画(たいてい東映ヒーロー映画)を観るときには利用する映画館。

レジの応対が悪く上映時間10分前程度では映画に間に合わない場合があるので注意が必要。

映画館自体はおおむね悪くない。

ワンランク上のI-MAXはやはり良いが前売り券を持っていても当日料金と同額にされてしまうのが納得いかねーのと前の座席で下のスクリーンが被っていて見えないのは酷い。

旧国鉄跡地に無理やり期間限定で建てられたようなハリボテっぽい建物なのでこの先ずっとあるのか不安。

東映作品は金券屋で売っている株主券を利用すれば700円で観られる。
その他は109シネマチケット1300円から1450円くらいで金券屋で売ってる。



109シネマズ名古屋
愛知県名古屋市中村区平池町4丁目60-14 マーケットスクエアささしま2F(旧 ラ・バーモささしま)

JR・名鉄・近鉄・地下鉄・名古屋駅下車、徒歩約10分
あおなみ線・ささしまライブ駅下車、徒歩4分

10スクリーン
同施設にZEP名古屋、セブンイレブン、レストラン(サイゼリヤ・びっくりドンキー、モスバーガーなど)、ゲームセンターなど併設

DVD・CDレンタルのゲオがあったが一年で潰れる・・・。

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万能鑑定士Q モナ・リザの瞳

2014年07月06日 | サスペンス・ミステリー
2014年 日本(東宝) 119分 サスペンス/ミステリー
監督/佐藤信介 脚本/宇田学
原作/松岡圭祐『万能鑑定士Qの事件簿』シリーズ(角川文庫刊)
出演/綾瀬はるか、松坂桃李、初音映莉子、村上弘明

(10点) 何故か観たいと思ってしまった私の負けだ

天才的な鑑定眼と推理力でギャラリーのお宝を守った綾瀬はるか。
40年ぶりに来日するモナ・リザを守ってくれと村上弘明が依頼。
たまたまそこにいたボンクラ記者松坂桃李は取材させてと綾瀬はるかの追っかけに。
ルーブルでの試験に合格し軽井沢で鑑定士としての合宿に参加する綾瀬はるかだったが、そこに初音映莉子が立ちふさがる。
それはモナ・リザとルーブルを巡る巨大な秘密が!!


面白くなかった。
いや、面白くないとは思ってたけど、何故か観たいと思ってしまったのだ。
綾瀬はるかが好きと言うわけでも原作のファンと言うわけでもないのだが、ひょっとしたら面白いかもと思ってしまった。
ネットのレビューでは公開当初は酷評が多かったが、それを受けて「案外面白い」と言う意見が多くなっていたので、つい観てしまった。
面白くないよー!
綾瀬はるかは、まーどーせこんなもんだとしても松坂桃李がヘタクソ。
いや役者のせいではなく演出が悪いのか脚本が悪いのか、そもそも原作のせいなのか、いやいや私の好みに合わなかっただけなのか。
なんかサービス精神を感じない映画だった。
劇場がわりと良い劇場だったのと初音映莉子のキスシーンがエロかったのが、まー救い?


(2014年7月109シネマにて有料鑑賞)

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中川コロナワールド

2014年07月05日 | 映画館などのこと
現在、私のメイン映画館。

年間30本くらい観に行ってる。
風呂は年間40回くらいは行ってる・・・。

50席から300席くらいの中規模の12スクリーン。
名古屋のシネコンでは最古かも。20年くらい。
洋・邦の新作の他、通な名作・珍品・ゲテモノ映画なども知らん間に上映してたりする。

日本初の体感型劇場4DXで一時期話題を集めるがオープン当時は連日全回満席だったが一年も経たないうちに7割程度の入りになっているご様子。
名古屋の西の端っこで交通の便はイマイチ。
どんなヒット作でも売り切れることはほぼない。

6回観ると一回タダで観れるポイントカードやポップコーン付で1,200円で観れる割引券や夏と冬に発売される周遊クーポン券、金券屋に出回るチケットなどを利用して実質900円ぐらいで新作映画が観られる!

天然温泉やパチンコ・カラオケ・ボーリング場、ゲームセンター、ネットカフェなど設備は充実しているがスタッフが足りないのかサービス・衛生面などギリギリな感じ。

隣に大型パチンコ屋のマルハンが出来たり、近所にイオンシネマがオープンしたり、なんだかしれっと各種値上げが実施されたりと先行きは不安。

また、なぜだかここで映画を観てもイマイチ充実感が薄い。
劇場面積の割にスクリーンが小さ目に設定してあるような気がする。
トイレが汚いのもマイナス。

文句ばかり言ってしまってるが多分嫌いじゃない。
潰れないことを願ってる。


中川コロナワールド
名古屋市中川区江松三丁目110番地 《電話》052-303-7311(映画館直通)
各種割引使えば地域最安値 12スクリーン 

アクセス
●電車:地下鉄高畑駅から市バス戸田荘行きで15分、江松(旧:三日月橋)下車すぐ
●車:東名阪「名古屋西IC」、名二環「大治南IC」から国道302・1号を熱田方面へ4km