え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

PAN 〜ネバーランド、夢のはじまり〜

2015年11月25日 | ファンタジー
2015 アメリカ(ワーナー) 112分 ファンタジー/アドベンチャー
監督/ジョー・ライト
出演/リーヴァイ・ミラー、ギャレット・ヘドランド
    ヒュー・ジャックマン、ルーニー・マーラ

(70点)クソガキがおかあちゃん恋しくフライング

ピーターパンが孤児のクソガキからネバーランドの救世主になる物語り。
後のライバルとなるフック船長と協力しお色気ねーちゃんのタイガーリリーと共に黒ひげをやっつけるのだ。
ビーターパンはおかあちゃんに会うのだ。


アメリカではコケたらしいが、ジョン・カーターとかトゥモローワールドとか割と好きな映画も多いのでコレもひょっとしたらと観に行ったのだが、ちゃんと作ってある子供だまし映画だったけど、ピーターに魅力を感じなかったのでノレなかった。
ラストの飛ぶシーンも浮遊感とか飛翔感が感じられずもうひとつ。
悪い映画ではない。惜しい。


(2015年11月109シネマにて前売り格安金券1000円にて鑑賞)

起終点駅 ターミナル

2015年11月24日 | ドラマ
2015年 日本(東映) 112分 ドラマ
監督/篠原哲雄
原作/桜木紫乃『起終点駅 ターミナル』(小学館刊)
出演/佐藤浩市、本田翼、尾野真千子、中村獅童、泉谷しげる

(70点) 老弁護士のNHKっぽい人情サスペンス

昔の恋人、尾野真千子に再会した裁判官佐藤浩市は家庭を捨てやり直しを決意したところで尾野真千子自殺。その後悔で離婚し出世街道も捨て北海道の最果ての地で弁護士として一人料理の腕を磨くのであった。そこへ本田翼。重い過去と現実背負って軽く登場。佐藤浩市の作るザンギに舌鼓打つ。そんな小粒で良質な人間ドラマ。

それなりに評判が良かったようなので観に行く。
ちょっと思ったのと違う。てっきり親子以上に歳の違う男女の恋愛的な話かと思ったら国選弁護人の人情サスペンスドラマの1エピソードのような映画だった。
しかし尾野真千子と佐藤浩市が同い年と言うのは無理がある。しかし本田翼にあの重い設定は無茶。本田翼はもっとパッパラパーな風俗嬢にしちゃって佐藤浩市とバンバンえっちしてくれたら昭和のこのての映画っぽくなったかも。
それなりに良質の人間ドラマだったけど、誰が見たいのコレ?
しかしまーそれにしてもMy Little Loverのエンディング主題歌はないわー。軽い青春映画みたいになっちゃって合わない合わない。


(2015年11月109シネマにて東映株主券700円にて鑑賞)

キャノンフィルムズ爆走風雲録

2015年11月24日 | ドキュメンタリー
2014年 イスラエル 89分 ドキュメンタリー
監督/ヒラ・メダリア
出演/メナヘム・ゴーラン、ヨーラン・グローバス
   シルヴェスター・スタローン、ジャン=クロード・ヴァン・ダム
   ジョン・ヴォイト、チャールズ・ブロンソン、チャック・ノリス

(50点) 低予算B級映画のキャノン・フィルムズのドキュメント

イスラエル出身の従兄弟メナヘム・ゴーランとヨーラム・グローバスが童貞青春コメディー「グローイングアップ」のヒットの後でハリウッドに進出しキャノンフィルムズを買収し「デルタ・フォース」「暴走機関車」「ニンジャ」「スペース・バンパイア」などのB級低予算アクションを中心に80年代のハリウッドに一大旋風を巻き起こし、やがて終焉をむかえる、そんなドキュメンタリー。

なんか面白そうな映画があったのでネットで予告動画とか観て気になり観に行ったのだが、予告や映画ライターの解説の方がよっぽど面白く、本編だけでは面白味が感じにくかった。
使われている代表作の名シーンもパッとしなくて個人的には楽しめなかった。
仕事帰りで眠気に襲われて集中力に欠けてたからかもしれないけど。
50点つけたけど本当は10点くらい。でも、観たことには後悔してない。


(2015年11月ピカデリーにてレイトショー1,000円)

信長のシェフ2

2015年11月21日 | 時代劇
2014年 全8話(約400分) TVドラマ/時代劇/アイドル
監督/田村直己、猪原達三、兼崎涼介
原作/西村ミツル(作)梶川卓郎(画)
   『信長のシェフ』(芳文社『週刊漫画TIMES』連載)
出演/玉森裕太(Kis-My-Ft2)、及川光博、志田未来、ゴリ
    芦名星、佐々木 希、高嶋政伸、斉藤由貴、稲垣吾郎

(70点) 人気アイドル時代劇第二弾

フレンチの若き料理人が平成の現代からタイムスリップして戦国時代へ。
信長の料理番として仕えることになり、その料理の腕で戦国の世を渡っていくSF時代劇ドラマ第二弾。
信長の最大のライバルとされていた武田信玄とのエピソードを中心に途中から始まり続きは次回シーズン3へと続く。


一作目が面白かったので続編も期待したが、意味ありげに出てきた佐々木希が1回限りのゲストで何の意味もなく始まり、本編では高嶋政伸が武田信玄を熱演していたがそれほど盛り上がりきる前に歴史通りいなくなってしまい、このシーズン2もなんかお茶を濁しただけの感じで終わってしまった。
深夜ドラマからゴールデンタイムに移動したが、なんか一話一話短く感じた。
次回へ続くとあったが、果たしてシーズン3は作られるのだろうか?


(2015年4月ごろレンタルDVDにて鑑賞)

女囚701号さそり

2015年11月06日 | エロス
1972年 日本(東映) 87分 エロス/バイオレンス/女囚モノ
監督/伊藤俊也 原作/篠原とおる
出演/梶芽衣子、渡辺やよい、扇ひろ子、横山リエ
   夏八木勲、渡辺文雄、室田日出男、三原葉子

(80点) 馬鹿な、馬鹿な女の恨み~~節。

心底愛した男に裏切られ、その男を殺し損ねて牢屋暮らしのナミ。
脱獄を企てては捕まり、独房に入れられ責め立てられ強制労働、囚人たちからは一目置かれつつもリンチされたりの日々。
なんやかんやあってどさくさに紛れて脱獄成功。
恨みを晴らすため次々と男を殺していき、あの男を追い詰めるのだ。


伝説の女優の伝説の映画。
昭和のヒロイン梶芽衣子特集と題して岐阜のロイヤル劇場で上映されていたので観に行く。
ちょっとフィルムが赤茶けていたけど面白かった。
みんなちゃんとオッパイ丸出しで感無量。
清純顔の渡辺やよいが可愛かった。
 

(2015年11月岐阜ロイヤル劇場にて鑑賞500円、交通費1100円)

がんばっていきまっしょい

2015年11月02日 | 青春
1998年 日本 120分 青春/ドラマ
監督・脚本/磯村一路 製作/周防正行
出演/田中麗奈、清水真実、葵若菜、真野きりな、久積絵夢
   中嶋朋子、松尾政寿、本田大輔、森山良子、白竜

(80点)普通の女子高生がボート競技に頑張るだけの青春映画。

1970年代後半、四国松山の名門校になんとか合格した田中麗奈。
ボート部に入りたかったが女子部はないと言われる。
なければ作ればいいと思ったが部員は集められず、たった一人でスタート。
大会参加のため無理やり同級生らをかき集めて練習したが、大会では惨敗。
しかしその惨敗が悔しくて友人らはそのまま次の大会も目指し女子ボート部がスタート。
コーチにやる気のない中嶋朋子を迎えそれなりに猛練習。
その結果、田中麗奈ぎっくり腰で戦線離脱。そんなこんなの青春ストーリー。


もう17年も前の映画なんだね。16年前から観たいと思いつつ観てなかった。やっとこさ気分が乗ってレンタルして観ることが出来た。とくに凄いことやドラマチックな展開があるわけではないが、なんかとても映画映画していてイイ感じ。デビュー間もない田中麗奈に色気は感じないがそれでもブルマ姿はヤバイ。最近、音楽番組でこの映画にバカリズムと森山直太朗が出ていると知り、知ってて観ると、あ、この人だなとはわかる。
特典で知ったが監督は私が好きだったVシネ中嶋朋子主演の「あさってDANCE」を撮った人だった。この監督作、何本か観てみようかなと思った。


(2015年10月レンタルDVDにて鑑賞)

GAMBA ガンバと仲間たち

2015年11月01日 | アニメ
2015年 日本 92分 アドベンチャー/ファミリー
監督/小川洋一(総監督)、河村友宏、小森啓裕
アニメーション制作/白組
声の出演/梶裕貴、神田沙也加、高木渉、矢島晶子、高戸靖広
     藤原啓治、池田秀一、大塚明夫、野沢雅子、野村萬斎

(83点) 児童向け舞台劇のノリで意外と楽しく拝見

街ネズミのガンバはまだ見ぬ海が見たくて港にやって来た。
そこでヨイショら船乗りネズミと知り合い意気投合。
そこへ島ネズミのチュー太が助けてくれとやって来る。
その島では白イタチのノロイによってネズミたちが絶滅の危機に陥っていた。
船乗りネズミたちはノロイの恐ろしさを知っていて尻込みするが怖いもの知らずのガンバは一匹でも行くと言う。
そんなガンバを見てヨイショ、イカサマ、学者、ボーボらも島へと向かうことに。
しかし、白い悪魔ノロイの前ではネズミたちはあまりにも無力だったが・・・。


テレビアニメのガンバが好きで気になったがテレビアニメのガンバが好きだったのでコレを見るつもりはなかった。
でもネットでの評価がそこそこだったので観に行くことに。
意外と良い。
なんか原作とテレビ版をベースにした舞台劇をCGアニメ化した感じ?
ガンバが主役的元気な若者って感じで良かった。
イカサマがマッチョすぎるのが気になった。ボーボがいるならマンプクは必要なくね?
せっかくの神田沙也加なのにあの歌はみんなで歌ってるのが残念。
海鳥がやけに協力的なのが説明不足だったが声を担当しているのが野沢雅子なので、そりゃガンバの味方になるよね。
エンディングは絶対神田沙也加が歌うかと思いきやまさかの倍賞千恵子。いやあのエンディングわりと好きだけど・・・。
3Dはそれなりの出来。
夏休み子供向け、ファミリー向け作品としては上等。
え?秋公開作?ホントにもーっ!!


(2015年10月109シネマにて有料鑑賞)

俺物語!!

2015年11月01日 | コメディ
2015年 日本(東宝) 105分 青春/ロマンス/コメディ
監督/河合勇人 原作/河原和音(原作)、アルコ(作画)
出演/鈴木亮平、永野芽郁、坂口健太郎、鈴木砂羽、寺脇康文

(79点)鈴木亮平のワンマンショー的巨漢男の純愛コメディ

男の中の漢(おとこ)剛田猛男15歳、野郎どもからはモテモテだけど女子供には受け入られない豪傑純情男子。
幼馴染のイケメン君は女子にモテモテで猛男が好きになった女子は全てイケメン君が好きという状態。
だからチャラ男にからまれている所を助けた凛子ちゃんもイケメン君に一目ぼれしたと勘違いし、自分も大好きなのに二人の仲を取り持とうと奮闘するが、実はこの凛子ちゃん普通ではありえないが猛男に一目ぼれしていたのだった。
そんな訳で両想いなのに双方片想い状態で猛男は右往左往。


少女漫画の王子さまが巨漢男という出落ちで人気を博したマンガの実写版。
役によって肉体改造をするデ・ニーロチックな鈴木亮平のワンマンショー的映画。
メインヒロインとしては微妙な魅力をみせる永野芽郁の可愛らしさも見どころだが、原作の序盤だけで終わってしまい、丁寧には描かれているが一本の映画としては物足りない。
テレビスポットで使われていた部分が本編のオマケでビックリ。
・・・しかし、私が知らないだけなのかもしれないが、なかなかのノンスター映画。
鈴木亮平は売り出し中の役者ではあるがメインで人が呼べるかどうかは微妙。
初日の夕方に観たが350人入るそのシネコンでは一番大きい劇場で4人しか入ってなかった。
いや、中川コロナだし、ハロウィンだからかもしれないけど2スクリーン使って7回まわし、大丈夫か?


(2015年10月31日中川コロナにて有料鑑賞)