え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

ザ・スパイダースの大進撃

2014年05月30日 | コメディ
1968年 日本(日活) 82分 コメディ/アイドル
監督/中平康 脚本/伊奈洸、倉本聡
出演/堺正章、井上順、かまやつひろし、真理アンヌ、和泉雅子

(69点) 当時のスーパーアイドルの映画第二弾。第二ヒロインの真理アンヌが目立つ。

海外ツアーから帰国したスーパーアイドルグループ「ザ・スパイダース」の面々。
まだ海外旅行が珍しかった時代、犯罪グループ達はスパイダースの荷物に秘密書類や宝石などを忍ばせ運び屋として利用。
それと知らないスパイダースは訳のわからぬまま組織に追われたり事件に巻き込まれたりしつつ日本各地のライブツアーに回るだ。
女スパイ真理アンヌはダイヤの詰まったタンバリを始終首から下げたマチャアキをじっと見つめる。


当時のスーパーアイドルを主役にしたアイドル映画の第二弾。
スパイダースはキャラ的に現在の関ジャニに相当するのかも。
監督が中平康なので借りて観た。
まー、そこそこ。
堺正章と井上順の掛け合いでそれなりに楽しませてはくれる。
ヒロインは和泉雅子だが完全に真理アンヌのルックスに食われてる。
映画のノリはビートルズ等の海外アイドル映画の焼き直しと言うかパクリで、ちょっとソッチの映画も観たくなった。


(2014年2月USV70円レンタル昭和キネマ館レーベルにて鑑賞)

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パラノーマン ブライスホローの謎

2014年05月29日 | アニメ
2012年 アメリカ 92分 モデルアニメ/ホラー/ファンタジー
監督/クリス・バトラー、サム・フェル

(80点) シックスセンスな、いじめられっ子が魔女の呪いから町を救う

幽霊と話せる男の子ノーマンは、その能力のせいで変人扱いされ生きている人間とは上手くいかない。
家族からも理解されず学校では仲間はずれ。
そんなとき魔女復活!
よくわからないうちに魔女の呪いから町を救うはめに。
そして、ゾンビ復活。町は混乱。明かされる真実。
いじめられっ子ノーマン、どぉするの?


ポスターから受けた印象で、勝手にワル乗りホラーギャグCGアニメと思っていたが「コララインとボタンの魔女」のライカ社が送るハイレベルなストップモーションアニメだった。
幽霊と話せるため誤解されるナイーブな少年がホラーマニアという設定はちょっとキャラがブレているように見えた。
かなり根深い闇を扱っているが特に後半、簡単に問題が解決しすぎるのも話的に雑に映った。
大人向けなのか子供向けなのかもよくわからない大きなお友達向けアニメ。
とかなんとか文句をつけつつ若干気になる部分もあるが意欲的で良質なアニメだとは思う。
地味に公開されるには勿体ない。少しでも興味ある方は必見。


(2014年5月USV準新作125円にてレンタル鑑賞)

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二郎は鮨の夢を見る

2014年05月28日 | ドキュメンタリー
2011年 アメリカ 82分 ドキュメンタリー
原題/JIRO DREAMS OF SUSHI
監督・製作・撮影/デヴィッド・ゲルブ
編集/ブランドン・ドリスコル=ルットリンガー
出演/小野二郎、小野禎一、小野隆士、山本益博

(90点) すし職人のドキュメントかと思いきや「映画」だった。

ミシュランガイドで5年連続三ツ星を獲得する銀座の名店「すきやばし次郎」の店主・小野二郎85歳とその息子の仕事ぶりを追ったアメリカ人監督によるドキュメンタリー。

昨年公開しているときから気にはなっていたが今年になってオバマが結果寿司だけ食べに来日したことでさらに観たくなって見た。
てっきり寿司職人と寿司の魅力に迫ったドキュメンタリーかと思っていたら想像以上に「映画」だった。
監督がアメリカ人だからか日本を日本食を日本人を面白がって撮っている。
日本人には撮れない風景がそこにあった。
映像が美しくリズム感溢れる編集と音楽、そしてキャラの立っている小野二郎の存在感で特別ストーリーも押しつけがましいテーマもないがとても面白い映画になっていた。
ただ、映画として面白いが故にこれを見て無性に寿司が食いたくなるとか美味そうとまでは思わなかった。寿司はただ綺麗な食べ物だった。
あと、主役はあくまでも二郎じいちゃんだったけど長男の禎一の方が出番は多く、実は禎一の映画だったりする。


(2014年USV準新作半額125円にてレンタル鑑賞)

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ビッグ・ティル

2014年05月28日 | アートアニメ
1980年 エストニア 約14分 短編アニメ/神話/民話/アートアニメ
原題/Bolshoi Tyll/The Big Tyll  配給: ロシア映画社配給
監督・脚本/レイン・ラーマット

1981年ワルナ国際アニメ映画祭第1賞、全ソ映画祭第1賞、
1982年オタワ国際アニメ映画祭第2賞
(ニコニコ動画他動画サイトにて視聴可能)
★★★★★ インパクト絶大だがよくわからない多分まんがエスニア昔話

でぃるでぃるでぃるでぃる・・・・
威厳のあるお経のような音楽に乗って展開するロシア領のエストニアの神話だか民話だかよくわからないけど、巨人だか神だかよくわからないものが、悪魔だか犬だか敵国だかよくわからないものと戦い、民衆らしきものがけちらされたりする、よくわからないけど、インパクトだけは凄いアート系短編アニメ。
でぃるでぃるでぃるでぃるでぃるでぃるでぃるでぃる・・・・・・・・。


ソ連の短編アニメの特集上映会で何度か見たことがあり、その油絵のような濃厚なタッチと精神的に闇を抱えているようなキャラデザインでトラウマのようなインパクトを覚えた一本。
同作家の他のアニメももう1~2本同時上映されていて、そっちはストーリー的にはそんなに異常性はなかったけど絵柄は一緒だった。
決して好きではないけどもう一度見たいと思っていたらニコ動でアップされていたので観れた。
音楽が凄いね。
残念ながら動画では凄さが伝わりにくい。
劇場で観たとき程のインパクトはなかったけど、いくつかの解説も読めて少しスッキリ。
「進撃の巨人」を読んだときまずコレを思い出した。
エストニア版でいたらぼっち?


(日本初公開当時シネマスコーレ他上映会にて鑑賞)
(2014年5月ニコニコ動画アートアニメ検索にて視聴)

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世界にひとつのプレイブック

2014年05月22日 | ラブストーリー
2012年 アメリカ 122分 コメディ/ドラマ/ロマンス
監督/デヴィッド・O・ラッセル
出演/ブラッドリー・クーパー、ジェニファー・ローレンス、ロバート・デ・ニーロ
   ジャッキー・ウィーヴァー、クリス・タッカー、ブレア・ビー

(100点) 失っても、壊れても、それでも生きていく

プッツンがもとで女房とプッツンしてしまったクーパー君。
精神病院で8か月過ごし退院後、賭け事で生計を立てるデニーロ親父のもとで女房にラブコールを送るが接近禁止令で会えない。
そんなとき出会ったのが旦那を事故で亡くして以来、寂しさでヤリマンになってしまったジェニファーちゃん。
お互いに感じるものがあったが女房と復縁できるものと思い込んでいるのでヤリはしなかった。
でも、いろいろあってダンスのパートナーとしてダンス大会に出ることに。
何故だか、それが一家の全財産をかけた賭け事につながっちゃって、いやはや何とも・・・馬鹿っばっか。
そんな心に傷を負った二人とその家族知人のハートフルストーリー・・・・。


日本公開当時、アカデミー賞の最有力として注目を集めたが、まさかこんな話だったとは・・・。
これで女優賞を獲得したジェニファー・ローレンスがナイスオッパイで魅力的で面白かった。
役者が上手い。
デニーロが良い。ブラッドリー・クーパーの切れ具合も良い。クリスタッカーも出てるのね。豪華豪華♪
最近B級娯楽ばかり観ているのでたまにはアート系も抑えようと思ってみたのだが印象としては「寂しい未亡人なぐさめの悶え(ピンク映画)」と「Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス? 」を足したような感じだった。


(2014年5月USV準新作125円にてレンタル鑑賞)

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脳男

2014年05月22日 | サスペンス・ミステリー
2013年 日本 125分 アクション/ミステリー
監督/瀧本智行 原作/首藤瓜於『脳男』(講談社刊)
出演/生田斗真、松雪泰子、江口洋介、二階堂ふみ
   太田莉菜、染谷将太、山崎ハコ、甲本雅裕、夏八木勲

(70点) 面白かった!韓国の傑作未公開サスペンスを観た感じ?

人間爆弾を使った極悪非道な犯罪が多発。
捜査は難航するがなんとか犯人の潜伏先を突き止める。
何人かは逃すがそこにいた生田斗真を容疑者として捕まえる。
しかしこの男、見るからに普通でない。感情がない。
カウンセラーの松雪泰子に精神鑑定を依頼。
いろいろ調べて生田斗真は脳男だとわかる。
そしてその生田斗真を狙って真犯人二階堂ふみがやって来る。
病院はドッカンドッカン。
いっぱい死んで、大惨事だけど、生田斗真は平然としてる。
だって脳男なんだもん。
脳男って何?


5~6年前、読書にハマっている時期にブックオフで105円で売っていて気になっていた。
江戸川乱歩賞を受賞したミステリーらしく推理小説の嫌いな私は気になりつつ読まなかった。
そんな5~6年前に105円で出回るような文庫本が映画化されると聞いてますます気になったが、主演が源氏物語でこりゃアカンと思った生田斗真だったので観に行くことは出来なかったのだが、快楽亭ブラックが褒めてたので観ることにした。

面白いじゃねーか。
こりゃ相当面白い。なかなか、えげつない話だが、よくこんなもんをジャニーズ主演でメジャー映画として公開できたものだと驚いた。
なんか韓国の未公開傑作サスペンス大作を観たような感じがした。
ネットで検索すると随分賛否両論のようだが、私には面白かった。
生田斗真は感情のない殺人ロボットに合っている。
途中からトホホ映画「アンブレイカブル」と被って見えてしまったが、それに比べると「脳男」の方が出来は良い。


(2014年USV準新作半額125円にてレンタル鑑賞)

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百瀬、こっちを向いて。

2014年05月19日 | 青春
2013年 日本 109分 ロマンス/青春
監督/耶雲哉治 原作/中田永一 (乙一の変名) 脚本/狗飼恭子
出演/早見あかり、竹内太郎、石橋杏奈、工藤阿須加、向井理

(70点) ヘタレな僕と、二番目の君と。

偽装恋人、百瀬!
学園のヒーロー宮崎先輩は僕の幼馴染で命の恩人だ。
その宮崎先輩は学園のマドンナ徹子と付き合っていた。
ナイスカップルだ。
しかし僕は見た。宮崎先輩とオカッパが一緒にいたところを。
そのオカッパが百瀬。宮崎先輩の二番目の恋人。
宮崎先輩は百瀬との噂を隠すため僕を使った。
百瀬はそれでも宮崎先輩の傍に居られるならと偽装恋人として僕をひっぱりまわす。
ヘタレな僕の地味な高校生活は一変。
偽装だけど、好みじゃないけど、迷惑だけど、女の子と手つないだり、始終一緒に居たらちょっとドキドキ。
ドキドキドキドキ。
しかし百瀬は僕の隣で実らない恋に傷ついていく。


チラシ、ポスターがなんか気になった。
いわゆるジャケ買いで観に行った映画だった。
思ったよりもヒロインが可愛くなくてビックリしたが、そんなに愉快な話でもなかったが、面白かった。
突っ込みどころはあるだろうけど100点だと思った。
しかし後から考えると突っ込みどころが大きすぎるな。
向井理の回想録として語られているのに、知るはずのない情報もガッツリ描かれているし、百瀬と宮崎先輩がどの程度の付き合いなのか分からないし、そもそも百瀬が宮崎先輩を好きと言うのもあんまり感じなかった。
こりゃアカン。
観てるときは凄く良い映画で完璧!と思ったんだけど、惜しい!!
こじんまりと上手くまとめちゃった映画だったが、もう少し突き抜けたものがあると一生の映画になったかも。
早見あかりが思ったほど可愛くなかったからかな、いや映画にはあっていたし、まんまとスカートからのぞく足には主人公と同じくドキドキしたけど・・・。
学園ものとして、ちょっと「霧島、部活辞めるってよ」と同じ空気を感じた。


(2014年センチュリーにてポイント2倍デーで有料鑑賞)

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ルパン三世 カリオストロの城 (デジタルリマスター版)

2014年05月18日 | アニメ
1979年 日本(東宝) 100分 アニメ/アクション
監督・脚本/宮崎駿 脚本/山崎晴哉 原作/モンキー・パンチ
声の出演/山田康雄 、小林清志、増山江威子、井上真樹夫、納谷悟郎
     島本須美、石田太郎、宮内幸平、永井一郎

(100点) お城でルパンがクラリス助ける名作

お馴染みの大泥棒ルパン三世ご一同が偽札工場として闇の世界では超有名なカリオストロ城で可憐な悲劇のお姫様クラリスを悪漢から助ける冒険活劇の名作♪

いや、やっぱ面白いね。
名作、名作♪
毎年必ずテレビ放映しているがまともに観るのは封切り当時以来かも。
封切り当時は同時上映の「Mr.BOO!ギャンブル大将」が目的で仕方なく観たのだが、どちらかと言うと前作のいわゆる「マモー編」の方が好きなのだが、流石に面白かった。
しかし当時アニメブームとは言え、監督や演出家で作品を評価する風潮はなく、これが映画第一作目の宮崎駿を知る人はよっぽどのアニメ通しかいなかった。
TOHOシネマのバックインシネマとか言う過去の娯楽名作を再上映する企画で安価で観れて満足。
限られた期間と予算で作られた企画もの(テレビアニメの劇場版第二作)なので絵のクオリティーは大スクリーンで観るには低いが、それなのにこれ程面白く感動させてくれるところに宮崎駿の凄さを改めて感服。
これがまた劇場で観れて嬉しい。
この流れで他の作品もリバイバルしてくれないかなー。
トトロ、ラピュタ、ナウシカだけでいいから!


(2014年5月TOHOシネマベイシテイにて会員価格800円にて鑑賞)

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ゴースト/ニューヨークの幻

2014年05月18日 | ラブストーリー
1990年 アメリカ 127分 ファンタジー/ロマンス
監督/ジェリー・ザッカー
脚本/ブルース・ジョエル・ルービン
出演/パトリック・スウェイジ、デミ・ムーア、ウーピー・ゴールドバーグ

(100点) 幽霊になった男が恋人の危機を救う定番ロマンスの名品

銀行員のパトリックくんと芸術家のムーアちゃん。
仕事に恋に順調で勢いに乗って同棲開始。
ところがパトリック君がいきなり殺されちゃう。
自分の死が受け入れられず幽霊となってムーアちゃんのそばに。
そして自分を殺したチンピラがムーアちゃんを襲おうとしているのを知って彼女を守ろうとするが、幽霊の僕に何が出来るの?
さらに驚愕の真実を知り、インチキ霊媒師のウーピーを使いムーアちゃんを守るのだ!!


公開当時デートムービーとして大ヒットしてしまったので野郎一人で観に行くことが出来ずビデオ鑑賞したのだが、思った以上に面白かった。
今回、午前十時の映画祭で初めて劇場で観れて、とっても満足。
やっぱり映画館で観るのってイイね。
女性客が多いかなと思っていたらオッサンばっかし・・・。
この記事を書くために画像検索してたら男女が絶頂を迎えるやらしい画像ばかり出てきて、有名な映画だからいいけど無名作で終わったらソフトポルノと勘違いされてしまうぞ。
そんな映画じゃないのに!
突っ込みどころもあるけど、まー娯楽ファンタジーとしてアイデア盛りだくさんで伏線の貼り方使い方も上手く、とってもいい映画でした。
笑った泣いた♪


(2014年TOHOシネマベイシティにて千円にて鑑賞)

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潮騒 (吉永小百合版)

2014年05月18日 | 青春
1964年 日本(日活) 82分 文芸/青春/アイドル
監督/森永健次郎 原作/三島由紀夫
出演/吉永小百合、浜田光夫、清川虹子、石山健二郎、菅井一郎

(77点) 漁師の島で貧富の差のある男女が恋したり

三重県の神島で貧しい漁師の光夫くんと裕福な漁師の娘の小百合ちゃんがアッチチ。
時代的に清く正しく密会するが、あらぬ噂で二人の仲は裂かれそう。
どおしましょう。
そんなとき嵐がやって来て小百合ちゃん家の船が流されそうになってしまう。
光夫くんは命がけでそれを阻止。
二人の仲を反対していた小百合ちゃんの頑固おやじも「あいつはてーしたもんだ」と見直したりなんかして。
そんな青春映画。


腹切り自決で有名な三島由紀夫の純文学を当時の人気アイドルで映画化。
十数年前に映画ファンの友人たちと舞台である神島に旅行したことがあったが、映画や原作をタイトルぐらいしか知らないままだった。
今では立ち入り禁止の有名な建物にも入った。
小さな島で歩いて一時間くらいで一周できた。
そこで釣り客御用達らしき飯屋で昼食をしたのだが、1,200円の魚中心の定食が、まー豪華で美味かったこと♪
そんなこんなで映画くらい観ておきたいと思いつつ観ないままで過ごしてしまった。
山口百恵、三浦友和版を観るつもりだったがレンタル店に吉永小百合版があったので、単純に古い方が出来が良いのではないかと思いコチラを借りて観てみた。
ギターの音色が心地よく、途中面白くない展開が続くが、それなりに清々しい古き良き青春映画で楽しめた。
でも後でネット検索すると山口百恵バージョンの方が評判が良かったりするので、今度はそっちを借りて観ようと思った。


(2014年5月USV税抜き70円レンタル昭和キネマ横丁にて鑑賞)

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三匹荒野を行く

2014年05月15日 | ファミリー
1963年 アメリカ(ディズニー) 80分 ファミリー/動物/アドベンチャー
監督/フレッチャー・マークル 原作/シーラ・バーンフォード
日本語版ナレーション/久米明

(80点)犬、犬、猫!デズニー印の実写動物映画の名作♪

デズニー印のファミリー向け動物映画の名作。
犬二匹、猫一匹の仲良し三匹がカナダの野を越え山を越え、熊と遭遇したり、猫は川に流されたり、猫はヤマネコに追いかけられたりして、300キロの道のりを主人の家に帰るための大冒険を繰り広げるのだ。


私にとってはデズニーとはアニメではなく「砂漠は生きている」などの動物ドキュメンタリーだったり、「黒ひげ大旋風」や「ラブ・パック」などのファミリー向けファンタジーコメデイーの印象が強かった。
映画好きの父親はこれらの映画には連れて行ってくれたが何故かアニメには連れて行ってくれなかったし、当時テレビでもデズニーアニメは「ダンボ」くらいしか放送してなかった。
でも実写映画はちょくちょく放送していて、この「三匹荒野を行く」もよく放送していて何回か見た。
最近、このての映画を観ていなかったので観たくなってレンタルした。
思ったよりもシンプルだったが三匹のキャラが立っていて今見ても十分面白い。
個人的にはシャムネコのテーオにハマるが、なかなか危険な目にあっていて、アレ、何匹か死んでない?と怖い想像をしてしまうが、まー、そんなことは考えないようにして楽しめば優秀な娯楽映画ではある。


(2014年5月USV税抜き70円レンタルにて鑑賞)

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ネイチャー 3D

2014年05月05日 | ドキュメンタリー
2014年 イギリス(BBC) 93分 動物ドキュメンタリー/3D
監督/パトリック・モリス、ニール・ナイチンゲール
ナビゲーター/滝川クリステル

(70点)驚異の3D映像で迫る定番のアフリカ動物ドキュメント。寝ます。

3Dでアフリカの自然を大公開!
軍隊アリがわさーっ!、ゴリラがのほーっ!、蛇がにょろ~っ!、カメレオンがパクっ!
ゾウがぱおーーん!!
海ではお魚さんがムッレムレ。
ライオンがガオー!、ワニがガバー!!
そして干からびた大地に雨が降って来て、ゾウがパオオオーン!


今年のG.Wは観たい映画がほとんどない。
G.Wはもともと映画配給会社が作った言葉なのに~っ!!
「テルマエ」とか「スパイダーマン」とか「キャプテンアメリカ」とかパート2とかシリーズ最新作ばかりで、そそらねー。
唯一観たいのがコレだったが、評判がすこぶる悪い。
しかも3Dが最大のウリのはずなのに2D版の方が上映回数が多い。
どういうこと?
でもとりあえず気になっていたので観に行くことに。

そんなに酷くないよ。
面白いよ。
と、最初は思っていたけど、このての動物ドキュメンタリーを45分以上見続けるのは結構きつい。
ずっと同じテンションなので疲れて眠くなるのだ。
昼寝3時間とって挑んだだがやはり眠くなった。
寝はしなかったけど集中力がとけて、しかも特に3Dで頑張って撮りました以外に見どころがないし、そこまで3Dっぽさも持続しないので満足感が得られにくい。
エンドロールの静止画が一番立体感があったので途中途中に静止画を挟んでオムニバス形式にした方が飽きなかったかも。

また終演後のメイキングを見ると2Dでも十分だったかもと思ったりもした。
観る価値はあるけど観た満足は得られない無難な内容が物足りなさを感じさせる一本。
興味のある方は観ないよりは観た方が良いのは確か。
きっと眠気を感じなければそれなりに良い映画のはず!


(2014年5月中川コロナにて有料3D鑑賞)

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「てもでもの涙」 の物語

2014年05月05日 | ドキュメンタリー
日本 2012年~2013年 計約30分 ドキュメント/ライブ映像/動画
YouTube動画
2012年8月21日公開 「てもでもの涙」 の物語 -再会-  (約15分)
2013年5月8日公開  「てもでもの涙」 の物語 Ⅱ        (約14分)
出演/柏木由紀、佐伯美香、他AKB48グループ

(80点) ファン限定?動画でこそのドキュメンタリーとして逸品かも

ファンのみぞ知る一曲にまつわる物語をその一曲をループして流し続け、編集とテロップ処理だけで動画ならではの感動ドキュメントに仕立てた稀な逸品。

当初AKB48の中で最後発だったチームBの初のオリジナル公演の楽曲として発表された柏木由紀と佐伯美香によるユニット曲「てもでもの涙」。

片思いに終わった初恋を歌ったこの曲はファンからの人気は高かったようだが、公演期間の中途で佐伯美香が足の病気のため欠場し数奇な物語を生んでいくことになる。


ファンの間では「今さら?」と言うくらい有名な話のようだが、ここ1~2か月くらいでAKBグループのステージや曲に興味を持ち出した私には偶然YouTubeで見つけてちょっとした衝撃を受けた。
「劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴りやまない」を観たときのような元ネタはわからないのに凄いものを見たような感じ?
一本、僅か15分の動画でライブ映像を切り貼りしてテロップを流すだけなので、そこから事実だけでなく視聴者が勝手に物語を想像し好き勝手に感情移入したり深読みしたりして自分オリジナルの物語を作れてしまうのだ。
最初観たときはこの曲に関わったメンバーが次々と卒業していくのである種呪われた楽曲のように見えた。
その後で曲が主人公で歌い継がれていく物語として見た。
継承していく先輩後輩の物語としても楽しんだ。
最低限のAKB知識がないと何のこっちゃか分からないものかも知れないが動画文法によって生み出された作品として価値ある一本かも。

この動画以外に各ユニットによる「てもでもの涙」のライブ映像の動画も続けて観たら2時間以上ずっと同じ曲を絶え間なく聴くことに。
ネット内で絶賛するほど名曲とは思わないけど、もうすっかり覚えた。
チャンスがあってライブで聴けることがあったら特別な感情が湧き上がっちゃうんだろうな。


(2014年5月ネイチャー鑑賞の夜にYouTubeにて鑑賞)

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斬る

2014年05月03日 | 時代劇
1962年 日本(大映) 71分 時代劇
監督/三隅研次 脚本/新藤兼人 原作/柴田錬三郎
出演/市川雷蔵、藤村志保、渚まゆみ、万里昌代
   成田純一郎、丹羽又三郎、天知茂

(79点) ボンボン侍がニヒルな剣士に成長する雷蔵時代劇の小品

出生の秘密を知らずすこやかに成長した雷蔵だったが、隣人に父と妹を殺され、出生の秘密も知ってしまいボンボン侍からニヒルな浪人暮らしに。
亡き母、亡き妹、亡き行きずり女を胸に当て所なく暮らすが剣の腕を買われ幕府大目付の用心棒になるが・・・。


大衆娯楽でありながら芸術性も高い大映時代劇が観たくなった。
名前は知ってる名作なのに上映時間がすこぶる短いので気軽に観れると思い借りることに。
よくわかんない・・・。
いや、面白エピソードが次から次へと出てくるけど出しただけで終わってしまう。そんな無常さの面白さはあるけど、それしかない。
ヒロインが魅力的なのに主人公と関わる前に死んじゃうって、それはそれで凄いんだけど。
いやいや、なかなか寸止めツンデレ映画だった。なかなか。


(2014年5月USV76円レンタル「昭和キネマ横丁」にて鑑賞)

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『クラック!』 フレデリック・バック

2014年05月02日 | アートアニメ
1981 カナダ 15分 短編アニメ/色鉛筆/ノスタルジー
監督・脚本/フレデリック・バック 音楽/ノルマン・ロジェ

(100点) ロッキングチェアの生涯を色鉛筆の優しいタッチで描くフレデリク・バック代表作

木こりによって切り出され作られたロッキングチェア。
ロッキングチェアは木こりの家族の生活を見つめ、周囲の人々の暮らしを見つめ、町の変貌を見つめ、そして壊れ、捨てられ、拾われ、美術館の監視員の椅子として使われ、人ともに生涯を送り、夜な夜な美術館の絵と共にアート世界で踊る🎵


シャガールの絵のような絵本を見てるような優しいタッチで軽快な音楽に乗って自然と文化と文明批判を15分に凝縮させ、アカデミー短編アニメ賞を受賞に輝いたカナダのアニメーション作家フレデリック・バックの代表作。
アートアニメの上映会で何度か観てるが今回ジブリのDVDで初期作品から順々に観ていくとさらに興味深く面白く感動的に観れ、今までで一番良かった。
ラストはジンときた。


(2014年4月USV70円レンタルの「木を植えた男」収録にて鑑賞)

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