え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

SCOOP!(スクープ)

2016年10月30日 | サスペンス・ミステリー
2016年 日本(東宝) 120分 ドラマ/コメディ/サスペンス
監督・脚本/大根仁
原作映画/「盗写 1/250秒」原田眞人監督 
        1985年水曜ロードショーオリジナルドラマ
出演/福山雅治、二階堂ふみ、吉田羊、滝藤賢一、リリー・フランキー

(79点) 中年パパラッチ福山雅治と二階堂ふみのコンビが張り込み張り込み

中年パパラッチ福山雅治は今日もアイドルらのスキャンダル撮って日銭を稼いでいた。
編集部から二階堂ふみを押し付けられ憤慨するが報酬が良かったので教育係に。
セクハラ親父な福山に嫌悪していた二階堂ふみだったが、そこはやはり福山雅治なので、だんだんホの字。
今でこそアイドルの尻追いかけてる福山だが、もともとは報道カメラマン。
リリーフランキーのせいで道を外したのだが元妻でやり手の編集長吉田羊は報道カメラマンとして復活させようともしていた。


エンディングが良い。
あの口笛が耳から離れない。
ポスターデザインはこんなだし「モテキ」「バクマン」の大根監督なのでもっと派手なテクニックを使った娯楽作かと思いきや、意外に地味で、それ故本気を感じる一作。
予告見て二階堂ふみの可愛さに映画を観たのだが、本編ではそこまで可愛さを感じない。
しかし、濡れ場を演ずるならちゃんとやって欲しい。事務所NGなら最初からすなっ!!
二階堂ふみの格が私の中ではちょい下がった。
結婚して福山雅治のカリスマがやや落ちたような気もする。
これはこれでアリかも知れないけれど。
でも、まーラストだらけるけど往年の東映セントラルフィルムかVシネのような魅力も感じた。
元ネタのテレビ映画は観たい。


(2016年10月30日109シネマにてポイント鑑賞)

スタートレック ビヨンド

2016年10月30日 | SF
2016年 アメリカ 123分 SF/アクション
監督/ジャスティン・リン
製作/J・J・エイブラムス
出演/クリス・パイン、ザカリー・クイント、ゾーイ・サルダナ
    サイモン・ペッグ、カール・アーバン、ソフィア・ブテラ

(75点) 中身がないので長さを感じない軽~いSFアクション大作

宇宙船エンタープライズの館長カーク・ジュニアはそろそろ船を降りようかなーと考えていた。
スポック・ジュニアも先代が死んで後継ぎとして国に戻ろかと思っていた。
そんなときエンタープライズとそのクルーたちは巨大な罠にハマリ、最悪の危機に。
トカゲ顔の孤高の宇宙美女戦士の助けを借りてトカゲ顔の戦闘集団とドンドンパチパチ、ドッカンドッカン!!


なんか評判が良かったり予告編や紹介映像が凄かったりしてスタートレックの映画版を何気にちょこちょこ観ているが面白いと思ったことはほぼない。
J・J・エイブラムスによるリブート一作目はそれなりに面白かったような気がするが、もう覚えていない。
今作もなんか宇宙船がドカンドカンでてくるようなSFが見たいときに丁度やっていて評判もそこそこだったので観に行ったのだが、それなりに面白かったが来週にはもうストーリーは忘れているだろう。
123分と娯楽作としては長めだがイイ意味で内容がないので時間の長さはまるっきり感じなかった。
ホント、テレビの1エピソードを映画館で観ているような軽さ、これはこれで悪くない。
かなりの馬鹿映画でロック流してそれで敵をせん滅って、マクロスのパロディ?笑った。
突っ込みどころはある。
でもそれを言っちゃー始まらない。
アメリカンな大味の宇宙冒険戦争映画としてポップコーンとコーラと一緒に観るには丁度いい映画かも。


(2016年10月29日中川コロナにてポイント鑑賞)
  「何者」を観た直後物足りなくて立て続けに観たらちょと眠かった。

何者

2016年10月30日 | 青春
2016年 日本(東宝) 98分 青春
監督・脚本/三浦大輔 企画・プロデュース/川村元気
原作/朝井リョウ『何者』(新潮社刊)
音楽/中田ヤスタカ
出演/佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之

(78点) 有村架純はカワイイ♪

同居人の元カノの有村架純に惚れつつ佐藤健はその同居人の菅田将暉と就活に勤しむのだ。
有村架純の友人二階堂ふみがたまたま同じアパートでそこに集まって就活の作戦会議とかしたりなんかして、仲良しごっこしつつ出し抜こうとしたりしつつも、お気楽な菅田将暉がさっさと内定を取り付けるのに佐藤健は全然受からない。
ガツガツ行ってる二階堂ふみも決まらない。
そうこうしているうちにネットでの裏の顔がバレたりしてうおおおおおーーーーーっ!!!!
そんな現代若者の群像劇。


予告とか観て絶対観ないと決めていたのだが、宇多丸師匠が絶賛していたし有村架純、二階堂ふみ見たさに観に行ってしまう。
予告で観たのとは印象が違い、もっと嫌味なイタイ青春群像劇かと思ったら、けっこうあっさりしていて悪くなかった。
しかし、それにしても有村架純はカワイイ。なにあの可愛さ!!笑顔での辛辣な演技は上手いなー。
若手役者の凄いのが揃っていて薄っぺらさと欲深さを秘めつつ就活に奔走する現代若者の姿が見事に表現されていた。
とか何とか言って、まともな社会的通過儀礼を通ってこなかった私にはこのリアルさはSFだー。
人によっては刺さる映画らしいが私にはSFだった・・・。


(2016年10月29日中川コロナにて金券1200円にて)

ハドソン川の奇跡

2016年10月11日 | ドラマ
2016年 アメリカ(ワーナー) 96分 ドラマ/実話/サスペンス
監督/クリント・イーストウッド
出演/トム・ハンクス、アーロン・エッカート、ローラ・リニー

(70点) イーストウッドがトム・ハンクス使って描いた実話航空機事故のちょいとイイ話。

2009年ニューヨークのハドソン川にジャンボジェットがドーン!
全員死んでもおかしくない事故を一人の死者も出さず防いだ機長は一躍ヒーローとして持てはやされるが、事故調査会は川に不時着せずに引き返せたと主張。
英雄からいきなり容疑者扱い。
自体は法廷でのシュミレーション合戦へ。
そんな実話なイーストウッド監督最新作。


どおしても観たい映画ではなかったが、クリント・イーストウッドの監督作だし評判が良く96分と短いしタイミングもあったので観たのだが、好きでもないタイプの映画を観るのは苦痛だなと感じながら観てしまった。
96分はそんなに長くないのに時計を何度も見てしまった。ただ後半はそれなりに面白くなり、たいした話ではないのだが、仰天ビックリニュースの再現ドラマで十分だとも思いつつも上手さを感じた。
ただエンディングで出てきた実際の本人がトム・ハンクスよりもすらっとした紳士で印象が違い、トム・ハンクスじゃなかった方が良かったんじゃないのかと思ったりもした。
でも、まー航空機災害事故のほっこりとしたイイ話ではあった。
観た後でシネマハスラー宇多丸師匠の解説を聞いたら凄い映画に思えたけど、何も知らずに観たら普通の映画。
「インビクタス 負けざる者たち」程の感動はなかったが期待しすぎてみた「アメリカン・スナイパー」よりは楽しめた。


(2016年10月中川コロナにて金券1200円にて鑑賞)

拳銃無頼帖 明日なき男

2016年10月03日 | アクション
1960年 日本(日活) 85分 アクション
監督/野口博志
出演/赤木圭一郎、宍戸錠、笹森礼子
   南田洋子、藤村有弘、水島道太郎

(80点) 早撃ちの竜とコルトの錠が岐阜で対決・・・。

早撃ちの竜と竜をライバル視して付け狙うコルトの錠が活躍する日活無国籍アクション映画。
四年後に東京オリンピックを控えていた頃、和製ジェームスディーンと呼ばれ大人気だった赤木圭一郎は岐阜を目指していた。
殺し屋稼業から足を洗おうとしていたが、ライバルのコルトの錠こと宍戸錠が岐阜の病院で死にそうだと聞いて駆け付けたのだ。
しかしそれは赤木圭一郎に恨みを持つマフィアの罠だった。
そこに訳あり美女、唐突に死ぬ若者を経て、ピンピンしている宍戸錠と再会する赤木圭一郎。
一瞬だけ観た訳あり美女が気になり真相を探る圭一郎は岐阜を仕切るマフィアの抗争に巻き込まれていく。


赤木圭一郎が早死にしたため最終作となったシリーズ第四弾。
まーよーするに現代劇版用心棒。
四年後に東京オリンピックって奇跡的に時期が一緒で笑った。
岐阜にある昭和映画を500円で週替わりで観せてくれるロイヤル劇場で岐阜ロケ大会として上映され観に行った。
このシリーズも赤木圭一郎の映画も初めてだったが、それなりに面白かった。
無茶な展開で軽いノリのアクション娯楽作だが、映画黄金期に作られているのでとても映画的でワクワクしちゃう。
この時期の映画としては出来はそんなに良くないのかもしれないけど、伝説の赤木圭一郎よりも伝説のコルトの錠が見れたので、なんか満足。


(2016年10月3日岐阜ロイヤル劇場にて回数券鑑賞)






スーサイド・スクワッド

2016年10月02日 | SF
2016年 アメリカ(ワーナー) 123分 アクション/SF
監督・脚本/デヴィッド・エアー
出演/マーゴット・ロビー、ウィル・スミス、ジャレッド・レトー
    ジョエル・キナマン、ヴィオラ・デイヴィス、福原かれん

(80点)仮面ライダーのムービー大戦を豪華にしたような感じ。

スーパーマンやバットマン、主にバットマンによって捕まえられ収容所送りとなった極悪人を使ってスーパーテロリストに備えるのだ。
ゴリラおばさんの提案によって作られた極悪戦闘集団に与えられた最初のミッションはそのメンバーの一人の暴走を食い止めることだった。
敵よりも最悪なゴリラおばさんを助けセクシーねーちゃんと対決だ。

        
言う程つまんなくない。
いや十分面白かった。
確かにシネマハスラー宇多丸の解説は的を得ていて納得は出来るけど、細かい出来の悪さは気にならないくらいに普通に面白かった。
元ネタを知らないが、なんか仮面ライダーのムービー大戦を豪華にしたような印象。
正直、御多分に漏れずマーゴット・ロビー演ずるハーレー・クインちゃんの見た目に惚れちゃって観に行っただけなので彼女が魅力的なら文句なし。
唯一の難点はそのハーレー・クインちゃんがベタ惚れしているジョーカーが全然魅力的でないところ。なんかせいぜいジョニデプのバッタモンにしか見えず残念。
でも、ハーレー・クインちゃん以外にも意外とオッパイねーちゃんが揃ってるので私には楽しかった。
ファーストデーに行ったからか超満員で前から二列目の端の方という見づらい場所から観たので出来ればも一度観たいような…。


(2016年10月1日109シネマにて1,100円鑑賞)