オルカ

1977年　アメリカ/イタリア　92分　パニック/サスペンス
監督/マイケル・アンダーソン
製作総指揮/ディノ・デ・ラウレンティス
音楽/エンニオ・モリコーネ
出演/リチャード・ハリス、シャーロット・ランプリング
　　　ウィル・サンプソン、ボー・デレク、キーナン・ウィン
(90点)　動物パニック映画かと思いきやシャチ目線の復讐モノ。珍品。

おのれ、よくも俺の妻と子供を殺したな・・・許せん！
海の中からシャチは船長を睨み付け復讐を誓った。
いや、殺すつもりはなかったんだ、と船長は後悔したがもう遅い。
美人研究者から怒られ、漁師仲間から村八分にされ、先住民からいろいろ言われ、ボーデレックは足を奪われ、もうシャチと一騎打ちするしかない状況。
シャチの言われるがままに北極に連れ出され最終対決。
本当、シャチの恨みは恐ろしい・・・。

いやいや、こんな映画だとは思わなかった。
なにコレ？
ジョーズの大ヒットの後に公開された数ある動物パニックものの一本でタイトルだけは知っていたが観てはいなかった。
割と最近になってDVD等がリリースされ隠れた名作扱いを受けてたので気になっていた。
ジョーズみたいな映画と思っていたらノリがマカロニウエスタンの復讐劇で、それなのに動物ドキュメンタリーのような美しい映像と時に行き当たりばったりのチープなストーリー展開で安いのか高いのかよくわからない妙な映画だった。
無名役者しか出ていない低予算映画と思いきや超一流スタッフ・キャストのそれなりの大作。
こんな映画と思ってなかったので、まんまとやられた。
公開当時は「カプリコン１」と同時上映で正月映画だったとか、それもスゲー。

(2015年5月レンタルＤＶＤ２週間９０円にて鑑賞)

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アナと雪の女王／エルサのサプライズ

2015年 アメリカ(ディズニー)　7分　短編アニメ/ミュージカル
監督/ジェニファー・リー、クリス・バック
製作総指揮： ジョン・ラセター
声の出演（日本語吹替版）/神田沙也加、松たか子、原慎一郎、ピエール瀧
（50点）シンデレラのオマケとしては十分

アナの誕生日にサプライズパーティーをしようと気合の入るエルサだったが風邪をひいてしまい、くしゃみをするたびに雪だるまが生まれ、予期せぬ事態に。

これ目当てで観に来る客が多かったのでシンデレラのオマケアニメとしては十分。
内容はどうってことない。
雪だるま軍団は可愛いけど雪の女王が風邪ひく？
もしひくのならそこがオチのはずなのに。
ちょっと納得いかん。

（2015年5月109シネマ有料鑑賞）

シンデレラ(吹き替え版)

2015年　アメリカ(ディズニー)　105分　ファンタジー/ロマンス
監督/ケネス・ブラナー
出演/リリー・ジェームズ、リチャード・マッデン、
　　　　ケイト・ブランシェット、ヘレナ・ボナム＝カーター
(85点)　きちんとしたシンデレラ豪華実写版。是非劇場で。

幼くして母を亡くしつつも、まっすぐな女性へと成長したエラ。ある日父が再婚し、なかなかのまま母とその連れ子がやって来た。しかもそんな状態で父は仕事先で死亡・・・。エラはまま母と姉たちに召使のように扱われる。そんでもって王子とダンスしてガラスの靴ピッタリでハッピーエンド。
そんな有名童話・ディズニーアニメをきっちり金とCGかけて完全実写化。

最近、劇場で娯楽大作を観ていない。
期限間近の１０９シネマチケットで何でもよかったのでコレを鑑賞。
前日に観た「バリー・リンドン」と同じくヨーロッパのコスチュームプレイと豪華絢爛な美術を堪能。
すげー良かったが、女性向けに作られているのか、エログロがちと足りん。
原作やアニメ版は隠しても隠し切れないエログロがあったはず。
そこを綺麗に処理しちゃってるのが個人的には少し物足りない。
でもゴージャスな娯楽映画が観たかったので満足。
これほどの映画でもロードショーが終わったら二度と劇場では観られないので字幕版でもっかい観ようかなー。

(2015年５月１０９シネマ名古屋にて１０９チケットにて鑑賞)
　同時上映「エルザのサプライズ」短編アニメ

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バリー・リンドン

1975年　イギリス　186分　ドラマ/歴史劇
製作・監督・脚本/スタンリー・キューブリック
出演/ライアン・オニール、マリサ・ベレンソン、パトリック・マギー、スティーヴン・バーコフ、マーレイ・メルヴィン、ハーディ・クリューガー、レナード・ロシター、アンドレ・モレル
(80点)　キューブリックによるの歴史文学超大作。

農民から貴族へと成り上がり転落するバリーの一代記。
父は牛の取り合いの決闘で死に、女手一人で育てられたバリー。
女を取り合って金持ちと決闘し殺してしまって逃亡生活。
いろいろあって軍隊に入ったり逃げ出したり賭博師になったりしつつ貴族の後家さんをちょろまかし成り上がる。
しかし成り上がった貴族生活について行けず後家さんの息子との決闘で負傷。
いろいろあったが結局なにもなかったバリーの一代記をのんびりたんたんと撮り上げた一作。

キューブリック特集でオレンジ、フルメタル、アイズワットと共に上映されていたが本作だけ未見だったので観る。
ネットでの評価が異常に高く、とくに撮影が美しい美しいと言うので期待し過ぎたか、割と普通に観てしまった。
つまんない話だけどつまんなくはない。
三時間飽きることなく観れたが劇場でなければ完賞は無理だった。
貴族へと成り上がる文学作品の典型的で極めつけの一本かも。

(2015年5月名演小劇場一階劇場にて会員招待チケットにて鑑賞)

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ザ・レイド GOKUDO

2013年　インドネシア　146分　アクション
監督・脚本/ギャレス・エヴァンス
出演/イコ・ウワイス、アリフィン・プトラ、ティオ・パクソデウー
　　　アレックス・アッバド、松田龍平、遠藤憲一、北村一輝
　　　ヤヤン・ルヒアン、オカ・アンタラ、ジュリー・エステル
(97点)　前作より評価が低いが傑作アクション大作

高層マンションでの壮絶な死闘を生き延びたラマは、地元マフィアへの潜入捜査を命じられる。
ラマの使命はマフィアのボス、バングンに近づき、彼らと癒着している汚職警官を洗い出すこと。
こおして最強新米警官ラマは監獄で乱闘乱闘、出所してまんまとバングンの組織に入り、乱闘乱闘。
新興ギャングと抗争抗争、街では浮浪者がアチョーアチョー、電車内では盲目の美女がアチョーアチョー。
そんでもってカーチェイスでドッカンドッカン。
日本ヤクザ遠藤憲一、北村一輝、松田龍平もウロチョロ。
全員、敵、と言う状況でラマの死闘は続くよ、どこまでも。

劇場で見逃したのでレンタルDVD。
前作のヒットのおかげで２０対１の死闘が２０対２０の死闘にパワーアップ。
最初はそのパワーアップに食傷気味になったが、やりたいこと全てやっているアクション映画バカな作りにだんだん楽しくなってくる。
明らかに前作より凄いことになっているが、前作は超えてないし、評価も低いがとんでもない力作なのは間違いない。
おそらく日本も金を出しているから日本ヤクザ３人が出てきたのであろうが、ほとんど意味ないし邪魔。
３人分の点数引いて９７点。

(2015年4月新作レンタル5枚1080円にて鑑賞)

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暗殺教室

2015年　日本(東宝)　109分　 学園/アクション/コメディ
監督/羽住英一郎
出演/山田涼介、椎名桔平、知英、菅田将暉、高嶋政伸
　　山本舞香、橋本環奈、葵わかな、加藤清史郎、二宮和也
(80点)　原作の総集編的アイドル映画。意外と疲れます・・・

少年ジャンプ連載の人気漫画をアイドル使って映画化。
地球破壊を宣言する謎のタコ型生命体が何故か進学校の落ちこぼれ組の熱血教師に。
生徒らは卒業までの一年間でその生命体を殺せば100億円もらえ、殺せなければ地球は破壊される。
世界の命運をかけてタコと落ちこぼれ達の心温まる暗殺の学園生活の日々が始まった。

レビューで評判が良かったので観に行った。原作は3～4巻まで読んでいた。
あの原作をそれなりにちゃんと実写化し、ラストはそれなりにホロリとくるが、総集編を見せられているようで軽いSF学園コメディーにしては意外に疲れる。
出来ればテレビドラマの方が良かったのかもしれないが、殺すことがテーマなので深夜枠でしか放送できないのかも、それでは予算的に厳しいので致し方ないのかも。
売り出し中のアイドルがいっぱい出てて、カワイコちゃんもいっぱい♪
でも、総集編なので見せ場が足りないのが勿体なし。

(2015年５月中川コロナにてポイント鑑賞)

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テロ・ライブ

2013年　韓国　98分　サスペンス
監督・脚本/キム・ビョンウ
撮影： ピョン・ボンソン
出演/ハ・ジョンウ、イ・ギョンヨン、チョン・ヘジ、キム・ホンファ
　　　キム・ソジン、イ・デヴィッド、イム・ヒョンソン
(100点)　オススメ! 低予算超大作な娯楽快作。

人気ニュースキャスターが不祥事でで番組を降板。
今じゃしがないラジオＤＪ 。
そのラジオ番組に橋を爆破すると言う予告電話が。
たわごとと相手をしなかったら本当に橋が爆破。
ニュースキャスターは犯人と電話をし、それをライブ中継し、テレビ界復活を狙う。
犯人の要求は労働者をないがしろにする大統領に「ごめんなさい」を言わせること。
様々な思いが交差する中、橋はドッカンドッカン。

昨年劇場公開しているときから気にはなっていたが観そびれていた。
レンタルＤＶＤ新作五本1,080円の5本目として借りた。
ちょっと気になっただけだったが、すげー面白かった。
そんなに金はかかってないと思うが、それなりに大作感もあって、98分と丁度いい長さ。
嫌な奴しか出てこないし愉快な話ではないのに、なんか爽快。
「ダイハード」を観たときと似た感じがした。
オススメ。

（2015年4月ＤＶＤレンタル新作5本1080円にて鑑賞）

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ビリギャル

2015年　日本(東宝)　117分　ドラマ/青春
監督/土井裕泰
原作/坪田信貴
『学年ビリのギャルが１年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』
　　　　　（株式会社KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊）
主題歌/サンボマスター『可能性』
出演/有村架純、伊藤淳史、安田顕、吉田羊、田中哲司
(85点)　名古屋色の強い有村架純を見る映画

学年でビリの名古屋のギャル有村架純が吉田羊の勧めで伊藤淳史の塾に通い、ノせられて私学の最高学部慶応大学を目指すことに。
みんなに笑われつついろいろありつつ有村架純の大学受験への奮闘の日々が始まった。

まず最初にこのポスターに笑った。
有村架純使って原作の無名モデルの表紙を再現。
それと名古屋が舞台と言うことで観に行った。
面白かった。
メジャー系の名古屋映画として楽しめた。
パンフでは可愛いのに劇中名古屋弁丸出しの有村架純の可愛くなさが素晴らしい。
吉田羊も良し。

(2015年5月109シネマにてファーストデー1100円鑑賞)

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呪いの深海獣

1966年　アメリカ　81分　ＳＦ/ホラー
監督/フランシス・Ｄ・ライオン
出演/スコット・ブラディ、シェリー・ノース、ゲイリー・メリル
　　　ウェンディ・ワグナー、マイク・ロード、ジェームズ・ホン
(65点)　海底調査団と宇宙から来た半魚人が対決のＣ級モンスター映画。

海洋調査団の前に現れた円盤状の深海艇。
中に入ると金属のカプセルが。
持ち帰ると基地の熱でカプセルは大きくなり中から半魚ドン誕生。
頭が良く、凶暴で団員を殺していく。
調査団は過去の確執なんかしつつ半魚ドンと対決。

Amazonでこの手の映画をザッピングしていて気になった映画。
未公開のＣ級モンスター映画のわりに評価は高め。
レンタル店に置いてあったので借りて観た。
まーそれなりにどうしようもない低予算ホラー映画だったが、モンスターの造形と水中撮影など観るべきところもあるので、この手の映画としてはマシな方。
マニアの間では幻の名作とも呼ばれてたとか、それほどではないが気になる方は観ても良い一本。
エイリアンの元ネタ的一作。

(2015年4月新作レンタル5本1080円にて鑑賞)