恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム

2007年　インド　169分　ロマンス/コメディ/ミュージカル
監督/ファラー・カーン
出演/シャー・ルク・カーン、ディーピカー・パードゥコーン
（80点）インド版「雨に唄えば」？そこに輪廻転生で復讐劇のミュージカルコメディ！

脇役俳優オームがスター女優シャンティに恋をした。
しかしシャンティが目の前で殺され、オームも死んでしまう。
そして輪廻転生、大スターの二世に生まれ変わって30年後に記憶を取り戻したオームはシャンティの復讐を誓う。

インド映画の内幕モノでスターと脇役俳優のロマンス、そして生まれ変わり、さらに復讐劇を詰め込み、それらをいつものように歌って踊って闘って涙と笑いに包み込んだエンターティメント大作。
同時期に名古屋では「ポリウッド4」というインド映画傑作選が公開していて、そっちを優先したため見逃していた。
出来れば劇場で観たかったがＤＶＤでも十分楽しめた。
面白い面白い。
ポリウッド４に比べると若干完成度は落ちるもののスレンダー美女のヒロインが可愛くてたまらん。
インド映画に詳しければ、おそらくゲスト俳優の豪華さにのた打ち回るお祭り映画なのかもしれない。

（2013年10月レンタルＤＶＤ新作一泊二日にて鑑賞）

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あの頃、君を追いかけた

2011年 台湾 110分　青春/恋愛
監督・原作・脚本/ギデンズ・コー
出演/クー・チェンドン、ミシェル・チェン
（100点）　90年代の台湾青春ラブストーリー

1994年、台湾の地方都市、彰化（しょうか）。
能天気な高校生コートンとその仲間たちは授業中マスカキ合戦。
そんな彼らのマドンナ、優等生のチーアイ。
ある出来事をきっかけに距離が近づき始めるコートンとチーアイ。
お互いの気持ちを知りつつもグループ交際止まりのまま別々の大学に進み、離れ離れとなるが…。

台湾の人気作家の自伝的小説を著者自ら監督した青春グラフティ。
両想いなのに結ばれない情けない恋物語をそれなりに美化して映画化。
若い監督なので大人目線などの多重的な深みは無いが、これはこれで完成度は高い。
90年代の台湾事情がわかればもっと面白いとも思うが、日本の漫画やアダルトビデオがかなり根付いていることに感心した。
よくよく考えるとたわいもなくどーでもいい話なのだが若い役者が魅力的で演出にいやみがなく引き込まれてしまった。
山ピーと長澤まさみ主演の「プロポーズ大作戦」のタイムスリップしない話。
いや、それだったら全然面白くないのだが、それでも面白い台湾青春恋物語。

（2013年10月中川コロナにてポイント鑑賞）
シネコン向けの映画ではないが配給会社との契約関係か、ときどき地味な映画も上映している。
シネコンで無理矢理上映するほど面白いのか？と思って鑑賞。
ミニシアターの名門の名演小劇場でも上映されている。


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ガッチャマン

2013年　日本（日テレ）　113分　アクション/ＳＦ
監督/佐藤東弥　原作/タツノコプロ
出演/松坂桃李、綾野剛、剛力彩芽、濱田龍臣、鈴木亮平
　　　 初音映莉子、中村獅童、岸谷五朗
（68点）　低予算のＢ級アクションとして見れば及第点

若干名の悪の軍団によって地球は崩壊の危機に。
それに対抗すべく特殊能力を持つ少年少女たちによって無理矢理組織された科学忍者隊ガッチャマン。
岸谷五朗の指揮の下、中村獅童をやっつけて初音映莉子もやっけるのだ。
がんばれ僕らの松坂桃李！剛力彩芽が見ているぞ♪

ネットでのレビューでは散々のようだが、深夜の低予算特撮ドラマ程度には楽しめる。
もーちっと男にも女にも色気があっても良かった。
ガッチャマンの戦闘服が悪くないけど地味。
昔みたいに二本立て上映で「謎解きはディナーの後で」あたりと一緒にやったらそこそこの夏休み映画になったと思う。
その程度には面白い。

（2013年中川コロナにて有料鑑賞）


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ウルヴァリン：SAMURAI

2013年　アメリカ　125分　ＳＦ/アクション
監督/ジェームズ・マンゴールド
出演/ヒュー・ジャックマン、真田広之、TAO、福島リラ
（70点）　なかなか馬鹿みたいな映画でグッド♪Ｚ級な大作

死にたい願望の死なないヒュー・ジャックマンが死にそうな日本人に会いに来日、お家騒動に巻き込まれ孫娘ＴＡＯと逃亡、イイ仲に♪
そして襲い掛かるゴツイやくざ戦闘員とショボイ真田広之とロボジイと蛇女。
死にそうになりながらもまんまと生きてるヒュー・ジャクマン。

無名俳優総出演のチープな力作。
ヒロインのＴＡＯはちょっと気になる。
第二ヒロインの福島リラの役名が女なのに「ユキオ」ってのが気になった。
真田広之があまりにもクズ野郎で残念。
現代名古屋で忍者大暴れのＺ級アクション「ハンテッド」と似てる。
大作だけど、チープな匂いがプンプンしてクソ映画として楽しめる逸品。
乱闘騒ぎがあってもなんもパニックが起こらない日本の風景に違和感。

（2013年9月中川コロナにて有料鑑賞）


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マン・オブ・スティール

2013年　アメリカ（ワーナー）143分　ＳＦ/アクション
監督/ザック・スナイダー　製作/クリストファー・ノーラン
出演/ヘンリー・カヴィル、エイミー・アダムス、マイケル・シャノン
　　　　ケヴィン・コスナー、ダイアン・レイン、ラッセル・クロウ
（75点）とても真面目なスーパーマン映画でした

クリプトン星人ラッセル・クロウの息子が地球でケビン・コスナーとダイアン・レインに育てられ、その超人パワーに悩みつつもすくすくとスーバーマンに成長するのだ。
敏腕美人新聞記者ロレス・レインと知り合ったり、クリプトンの生き残りの悪者が襲ってきたりするのだ。
地球人としてアメリカ人としてクリプトン星人をやっつけるのだ。

アメコミを現代的に真面目にリメイク。
ちょっと遊び心が足りない感じがした。
スーパーマンがただカッチョイイだけでは面白みが薄い。
普段は三枚目、でも眼鏡取ったらスーパーヒーロー！そんな面白さが封印されていた。
あと、敵の女がもう少しエロい格好してくれたら良かったのに。
決して悪くは無いけど、真面目すぎる。
ダークナイトのノーランのせいなのか、ウォッチ・メンのスナイダーのせいなのか。
シネコンの小さなスクリーンで観たのも失敗かも。すげー超大作なのに小じんまりと観てしまった。
しかし、スーパーマンの育ての両親がケビン・コスナーとダイアン・レインと言うのが一番スーパー！だった。

（2013年10月中川コロナにて有料鑑賞）

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そして父になる

2013年　日本　120分　ドラマ
監督・脚本/是枝裕和
出演/福山雅治、尾野真千子、真木よう子、リリー・フランキー
（90点）６年間育てた息子は、他人の子でした

エリートサラリーマンの福山くんの息子が他人の子だと知りショック。
病院で取り違えられてしまったのだ。
血縁か育ててきた６年の情か、悩む福山くんと真千子ちゃんとリリーとよう子・・・。

おっきなスクリーンで観てたら幸せな気分になった。
キレイな映画だ。
ふくやままさはるのアイドル映画として観るのが正しいカンヌ受賞映画。


（2013年10月ミリオン座にて有料鑑賞）


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