今日は、秋田テルサで元大関琴風の尾車親方の講演を聞きに行ってきました。
尾車親方は言わずと知れた、秋田県出身の豪風の親方で度々秋田にも来ています。
今回はたぶん今夏に行われる巡業の契約のついで？での講演になったのではと思います。
秋田場所が８月１０日、北秋田場所が１１日だそうです。見に行くなら豪風の出身の北秋田場所でしょうね。ちょっとした余興もあるみたいですし・・・（内緒）。
で、今回の題目は「七転八起 私の相撲人生」～努力すれば、むくわれる～でした。
琴風と言えば、大関目前で怪我をして幕下まで降下、そこから大関まで上り詰め「地獄を見た男」としてある程度は知っていましたが、幼少の頃は肥満児で、遠足に行けば筋肉痛で３日も学校を休んだほどの運動音痴だったとのことでした。
そんな少年が相撲部屋に入門した経緯から、入幕、怪我、大関になるまでの苦闘のお話を、テレビ中継や相撲解説の時よりも饒舌に、またユーモアもたっぷりと交えて１時間半語ってくださいました。
先代の佐渡ヶ嶽親方（横綱琴桜）とのお話には会場は鼻をすする音が。私もちょっぴり涙がこぼれました。
家に帰り、力士物語という本の琴風の項を読んでみると、体育以外はオール５の秀才だったと書かれています。やはり、あの語り方は頭が良くないとできないよなぁと改めて感心しました。
写真は２００５年５月場所中に尾車部屋を訪問した時。豪風が朝稽古を見に来た親方に水をつけているところ。こういうところが相撲っていい文化ですよねぇ。