10・12・29 Wed
今回の年末サイクリングは伊豆半島です。朝六時半の特急”しらさぎ”で
名古屋駅へ。ここから伊豆に向かって自転車で走り出しました。
名古屋から伊豆まではかなり遠いのですが伊豆半島一周の距離は200㎞
程ですから問題はないでしょう (^^;
9:30頃に名古屋駅から走り始めたまではよかったのですが、市内では僕
が想定していた感じよりとても走りにくいです。土地勘が全くないので
ルートを修正しながら進んだのと、交通量や信号が多すぎること。思い
のほか疲れました。JR蒲郡駅辺りからようやく写真を撮る余裕もでて
きました。
ようやく浜名湖に到着した頃には夕陽もかなり傾いてしまいました。夕方
五時には殆んど暗くなるので日没後の行動時間はそう長くはとれません。
スーパーで補給を済ませて今夜の泊まり場を探しに再び闇の中を走り出し
ます…。
人気のない松原と砂浜が延々と続く海岸道路に”その場”を求めて走って
いたら、よいところが見つかりました。海沿いの広大な公園ですが出入
り口には車止めがあり車の進入の心配はなさそうです。
こうして泊る場合の条件に僕が一番心を悩ますのは「人」に因んだ”音”
なのです。幽霊やお化けの類は目を閉じれば消えますが、耳も眼のよう
に「蓋」で閉じて音を消すことができるとよいのですが。
【走行データ】 Tm 8:05 Dst 145㎞ Av 17、3㎞ Max 50,1㎞
12・30 Thu
昨夜は19時に寝て、目が覚めたのは未明の5時前でした。こうして快眠
できると快適な泊り場所で「良かった~」と思う瞬間です。5:30に出発し
ます。本日の予定は特に決めてはいませんが、沼津市辺りまでは何となく
行けそうな予感がします。
天竜川にかかる遠州大橋を渡ってから太平洋岸自転車道という道を走っ
てみることにしました。海沿いに舗道が延々とどこまでも続きます。晴
れていれば爽快でしょうね。
この太平洋岸自転車道は静岡県のほとんどの海岸線やその近くに整備さ
れているようです。上の看板はそのごく一部の案内板です。
途中で”浜岡砂丘”というのがあったので覗いて見ましたが、そこはただ
の広い砂浜でした。10時前にようやく御前崎の気象ドームが見えてきま
した。地図上では平坦な道程だと思っていたのですが意外と登り坂があ
って疲れました。
御前崎灯台へは西山動物園くらいの道程です。重荷の身にはそれなり
に堪えます、、、。
静岡県内とはいえ最南端でして、とても満足です。これで天気さえ良け
れば。この後も自転車道を延々と走り続けることになります。ただ、こ
うも長いと気分はダラダラとしてきます。かといって国道を走るのは車
に気を遣います、ここは辛抱ですね。
そして辛抱の末に辿り着いたのが「三保の松原」。以前から「行ってみた
かった所」です(14:00)。画像にはないですが太くて大きな松が数多く
あり圧倒されます。
上は「神の道」と呼れる三保の松原への入口にある歩道です。右側は松原
の海岸で遊んでみました。そうして清水市街を駆け抜けてゆくと興津辺り
で暫し国道一号線を走る事になります。地形的にも道幅の割には高速で走
る車の交通量が多く怖い区間です。速度の遅い僕には辛い区間でした。
もう辺りは薄暗くなりました・・・。でも、今は富士市辺りを走ってい
るようです。食事や泊場の事で頭はいっぱいだし、疲れて体は重くて辛
いです。ふと目の前に「道の駅まであと1㎞」の看板が!
安直な思考ですが、もしかしたらよい泊まり場があるかも、と行ってみ
ることにしました、富士川SAの富士川楽座 という処へ。先ずはここで
食事を済ませて泊場を探すことにしょうと考えていると、雨が・・・。
しかたがないので騒音が予想される中、降雨や騒音などの被害が少なそ
うな場所を選んで寝ることにしました。
【走行データ】 Tm 9:56 Dst 163、5㎞ Av 16、6㎞ Max 45、9㎞
12・31Fri
昨夜は短いながらもなんとか熟睡が出来ました。ここまでのペースだと一日
で伊豆半島を周るのは無理だと思いました。今日はどこまで行けるのか分か
りませんが、早めに発って行動時間を確保することにします。沼津市街を通
過する頃に薄明るくなってきました。
内浦付近から富士山を望みながら走る事ができます。富士山を見ていると
不思議と力が湧いてきそうな気分になります。
そして、少し走ってまた自転車を止めて写真を撮り、、、
を繰り返しながら進んでいます(^^)
ここは西浦辺りでしょうか…。なぜだか次第に向かい風が強くなってき
ているのです。
上の画像は大瀬崎を俯瞰しています!そうです、今はヒルクライムの真っ
只中…💦向い風と登り坂の責め苦に喘ぎながらもこうして頑張っているの
は富士山のおかげです。それにしても・・・辛い!!
喘いで辿り着いた戸田漁港手前の展望兼休憩所にて(9:15)。ここから
下った戸田漁港にはコンビ二やスーパー、食堂などがあり賑やかです。
喜びも束の間、戸田漁港から再びヒルクライムです。え!また、、、!?
伊豆半島ってこんなに坂ばっかりなのかよ💦
ようやく土肥に着きました(11:00)。戸田に比べるとややお店は少ないです。
土肥を越えてまたまたヒルクライム…💦こうも坂が続くと体も持ちません
が、そうも云ってはいられません。海岸線は断崖に阻まれているので狭間
にある集落を繋ぐ道程は必然的に高捲いてしまうのですね、、、。
西伊豆の中ほどに「恋人岬」というのがあります。その名の通り恋人で
賑わっています。僕には縁の無い処ですが、せっかくなので偵察に行き
ました。駐車場から岬へは小径をドンドンと下って行かねばなりません…
そうして辿りついた先には鐘があり、そこでは次々と恋人同士がその鐘
を鳴らしている光景が。
堂ケ島付近にて。荒々しい海岸の断崖や洞窟、そこに松島が点在する景色
が広がっています。
妻良漁港を俯瞰しています(15:20)。そうです、今もヒルクライムの
真っ最中・・・。実は今、石廊崎を経て下田を目指しているのですが、
これまでのヒルクライムの連続でペースの方は上がらず、AVは時速6㎞
あたりです…💦
日が沈むまであと100分を切っています。今日中には伊豆半島を折り返し
たいという気持ちなので焦っています。この登り坂がどこまで続くのか…
それ次第です。最悪の場合は非常食で一夜を過ごす選択肢もありますが、
それは避けたいですからね。
つづく