22・2・26 Sat
何度目かの烏岳から鉢伏山へⅠ垣さんと雪洞泊で行ってきました。
当初の計画では四人だったメンバーの中の二人を欠いてしまいま
したが、せっかくなのでそのまま実行…💦
小原集落に集合して出発(6:20)。滝波川沿いに辿って、すのう谷
出合(8:00)を越えて対岸の尾根に取り付きます。尾根筋に出るま
でが急傾斜ですが、ここでラッセルの手順を確認しながら登ってみ
ました。
尾根上に出ると快適な傾斜の雪尾根が延びています。標高があがり
植林帯がなくなると視界が開けて気持ちが良い景色になりました。
烏岳の手前にある三角点ピークの端から延びる岩稜のギャップ。
桧が岩稜に絡みついて逞しく生きている様を見る度に、僕は感
心します。
簡単に通過できそうでしたが、取り付いてみるとバサバサ雪で
足場の安定がいま一つなのには苦労しました。この桧まで来れ
ばもうひと安心です。
あとはのんびりと三角点ピーク(烏岳)をこえてとっとと烏岳山
頂を目指したいところですが、地味にしんどい登りが続きます💦
前回に来たときは、強風で叩かれた思い出がある烏岳山頂ですが、
このような穏やかな日和での登頂に恵まれました。
烏岳山頂から鉢伏山へと延びる雪尾根には本日刻まれた
トレースが延びていました。なので本日の僕達のラッセ
ルはこれにて終了…
トレースがあれば烏岳から鉢伏山までの道程なんかは楽勝、だと
思っていたのに意外と歩き応えがあり疲れました…💦
烏岳を振り返りながら鉢伏山山頂に到着(14:18)。多くの登山者で賑
わっていたであろうこの光景に、なんだか下界のような違和感を感じ
ました💦
鉢伏山から踏み固められたトレースに導かれて本日の雪洞予定地の板谷
ノ頭へ。
・1383の板谷ノ頭に着くとそこには立派なiglooが建っていました。それ
を横目に僕たちはピーク南側の雪庇脇に、約一時間強を費やして雪洞を
掘りました。
今日の夕飯は自作乾燥野菜のシチュー鍋です。Ⅰ垣さんの食料軽量化
の試作を実践で食してみました。自家製FDを用いた夕飯は歯応えも味
もなかなかの出来栄えでした
ご飯を食べてお茶を飲んでおやつを食べて夜は過ぎていき、就寝
22・2・27 Sun
朝起きて外の様子を見てみると、意外に視界はクリアです。予定通りこ
のまま板谷ノ頭から小原へと延びる尾根を下山することにしました。出
発してしばらくで強い風に吹かれて天候が悪くなってゆく予感…水っぽ
い雪が吹雪いて視界はどんどん悪くなってゆく中で、次々と現れる尾根
の分岐をⅠ垣さんのログと地図コンパスを頼りに下山…
標高を下げたところで次第に風雪は収まり、後はのんびりと小原集落に
向かって谷筋を辿って下山しました。早く車に着いた後は、車の傍で少
しだけ支点作りの練習も。今回の山行では雪洞泊の他にラッセルの手順
、乾燥食材調理、雪山での支点作り等の課題に取り組んでみました。
当初の山行計画時は賑やかになりそうなメンバーでしたが、また次の機
会に一緒に行けると嬉しいです。Ⅰ垣さん、今回もありがとうございま
した。