出先での出来事です。
夕暮れの街角、ふらりと寄った洒落た飲食店で
お手洗いを拝借しました
目的は手を洗うためではありません。
用を足そうと思ったわけですが、
そのとき、現場に立った目の前に、
「いつも綺麗にお使いいただきありがとうございます
今日もよろしくお願いします」
との張り紙が貼ってありました。
たまに目にする文言ですが、
そう言われるとなぜか緊張するもんです。
ご期待に応えられるようにがんばろうと思い、
いつも以上に1点に神経を集中しちゃいますよね?
もしこの張り紙が、
「汚さないようにしっかり持ち狙いを定めよ!」
などと命令調に禁止を喚起する表現になっていたら
「なにおー」と反発したくなりますよね?
逆に1m後ろから「これでもくらえー」となります。
誰でも。
これは、「しないでください」という禁止言葉で
自分の自由を強引に奪おうとしていることに対し
微力ながら抵抗しているわけです。
人は自由を奪われてしまうという危機感を覚えると
自分を守ろうとする本能が備わっているから
仕方ないんですね。
もはや「これでもくらえー」は正当防衛です
つまりですね、
人は禁止されるよりも感謝されるほうが
素直に行動してくれるようになるわけです。
感謝は自由を奪う言葉じゃないから相手も自分を守る
必要がありません。
むしろ好意的な行動を促しやすくなります
メールやラインでやりとりしているときも
「もっと早く返信して!」
じゃなく、
「いつも忙しい中、早めの返信ありがとう」
がいいでしょう。
たぶん相手の返信は今以上に早くなります。
デートで待合わせするときも、
「明日は凄く寒いんだから絶対に遅れないで!」
じゃなく、
「いつも先に待っていてくれてありがとう」
がいいでしょう。
たぶん彼は30分前には着いて張り切って待ちます。
デートで食事をするときも、
「たまには高級レストランに連れて行って!」
じゃなく、
「いつも高そうな有名店ばかりチョイスしてくれて
ありがとう」
がいいでしょう。
嫌味にも聞こえますが、まぁいいです。
彼も気づいて、たぶん1人当たりの単価を上げます。
ということで、禁止言葉を使いそうになったときには
感謝の言葉に変えてみるようにしてみましょう
ちょっとしたことですが、効果てきめんだと思います。
それに
感謝してくれる人は、とっても良い人に見えます~
冬場は頻繁にトイレに行くことになりますが、
湯気の向こうにも学びがあるということです
きっと女子トイレにも同じ張り紙はありますよね?
ぜひ教訓として婚活に活かしましょ~
ではでは
いつもありがとうございます。