独りな時間

自身の病気(痙攣性発声障害)も含め、趣味のフルート、好きな曲
日常のあれこれ綴ります♪♪
元気だしていこ~~ 

「鬱な話」

2007-12-21 23:26:00 | 気になる人々



昨夜のテレビで、作家の五木寛之の対談が特集で組まれていた。
何気なく見ていたが、そのうち本気で画面に吸い込まれた。


「鬱(うつ)」な話。


今の世の中(世界含め)全般が、
躁から鬱に流れているのではないかと危惧していた。

鬱は誰にでも起こりえるのかもしれない。
特に現在の世の中では・・。

企業では、心の病で休業している人々が増えているという。
そして、大人だけでなく子供達までも・・。

昔より現在の方が、ずっと個人が尊重される世の中で
昔より現在の方が、ずっと個人が守られる世の中で
どうしてこういう事になるのだろう・・。
「個人」が強くなりすぎて衝突が起きてしまうのだろうか。

五木寛之氏はこんな話をしていた。

心を病むのは、心が弱いからではなく
心がまっすぐで「硬い」心なのだと。
まっすぐで一生懸命自分と向き合う心。
それが何かのきっかけで、ぽきっと折れてしまう・・。
その他にも彼の思いがいろいろ語られた。


何となくわかるような気がした。
自分と向き合えば向き合うほど、時に苦しくなってもがいてしまう。
だけど、話を聞いているうちに無理して脳天気になる必要もないのかな、
鬱々した気分を無理して盛り上げる必要もないのかな、
そう感じて少し気が楽になったのだ。


最近私はテレビに出ている人はもちろん、
新聞やネットやラジオや、数少ない周りにいる人々など・・
いろんな人々の話をよく聞くようになった。
全く正反対の意見もあるけれど
それも含めて昔より聞くようになった。
人の話がおもしろい・・と何故か思うようになったのだ。

昨夜の対談も、その中の一つ。
おもしろいと言っても、笑える話から真面目な話までジャンルは問わず。


この病気が、人の話を聞くという大切さを教えてくれたのかもしれない。
悪い事の中にも、宝物は隠れているのだな・・。


今後もなるべく人の話をたくさん聞こうと思う。
思わぬお宝が眠っているかもしれない・・・