『運と人生』
2
ところで、自分とは、この肉体に宿る永遠に不滅な霊だけのことであり、この肉体に宿っている霊(魂)こそ、本当の自分なのでは・・・・。
過去から現在、そして、未来へと永遠につながる自分とは、この霊魂のことで、自分すなわち霊は、知識、情愛、意志から成り立つ「心」すなわち「頭脳の働き」によって、肉体を働かせて、外界と交信しているのであり、つまり、「身体は霊魂を主人公としてその命ずるままに行動している」のですね。
心は霊の命ずるままを肉体に伝える訳だから、霊の変化に従って、運命を現す人相や手相などが良くもなり、悪くもなり、「運命は自分自身が造るものだ」ということは、「運命は霊魂次第だ」ということになるのですね・・・・。
そして、不思議なことは、霊魂と姓名の関係です・・・・。
この世に誕生すると、誰もが、その人だけの姓名を与えられます。その名を呼ばれるから、その人の魂は応えるのです。もし、その人に名前がなかったら、その人は、この世に存在していないようなものかも知れません。
そう、私たちの肉体に命令して行動させている最高の支配者である「霊魂」に対して更にその後にいて、昼夜一刻の休みもなく作用し、誘導し続けてるものが、実は私たちの「姓名」なのではないでしょうか。
つまり、姓名の持つ幾つかの要素(条件)が大脳に対しまして、昼夜の区別なく絶えず影響を与え、それがそのまま私たち主人公たる霊魂に働きかけるため、従って霊魂は、その条件の通りに変化を受けてしまうことになるのでは・・・・。
すると、今度は逆に、この霊魂からの命令が大脳(心)を通じて肉体に働きかけ、その行動が積み重なって私たちの歴史を作ることになるわけですから、姓名が間接に運命を造ったということにもなるのであり、自分の言っている事柄は、自分の耳が聞いているということですね・・・・。
姓名の不思議ですが、良い名前の人は、名を言えば言う程、運命は良くなり、悪い名前の人は反対に名を唱えれば唱える程、益々凶運を招くということ・・・・。それは、姓名においても五行の相生・相剋があり、十干、十二支があり、数理などがあり・・・・。
確かに、自分の言葉によって、心が動かされ霊が変化することは事実ですから、自分の名前が持つ条件の良い悪いによって、人生という運命に影響があらわれるということにもなるのでしょうか・・・・。
・姓名と運との関係、五行の相剋、九星の関係など、信じられないという人も多いと思います。私自身、姓名と運との関係など、それだけでは説明できないのが人生なのだと思います。いろいろな型に当てはまらないからこそ、それが運と呼ばれたり・・・・。でも世の中、目には見えないが、いろいろな法則があるのは確かでしょう。
改めて、この世を生きるとは、不思議なことであり、出来るなら、幸せの法則と共に、生活していけたらなと願う私です・・・・。