雷電為右衛門
(生いたち)天下無双の大力士雷電為右衛門は、明和四年(1767)
信濃国小県郡大石村(現在の東御市滋野乙)に生まれた。
父は半右衛門、母は「けん」といった。幼名を太郎吉と称した。太郎吉が少年だったある夏の午後、母が庭で
据風呂に入っていた。ところが急に雷鳴とともに激しい夕立がしてきた。太郎吉は母を風呂桶ごと
かかええて、家の土間運びこんだという親孝行な逸話が伝えられている。
また、細く険しい碓氷峠の山道を荷物をつんだ馬をひいてきたところ、加賀百万石の殿様の行列に
出会ってしまた。狭い道、よけることもできず困った太郎吉は、荷物をつんだ馬の足をもって目よりも
高くさしあげ、無事行列をお通しし、「あっぱれじゃ」と殿様からお褒めにあずかった。という逸話も。
(資料)「道の駅雷電くるみの里雷電展示館」
信州・東御市観光協会
ときどき間も
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