てのひらの中の偶然

携帯iphone12、そしてOLYMPUS OM-Dが切り撮った日常の風景

谷中ぎんざ-根津神社

2010-11-07 | 東京・影
11月3日の谷中散策のパート2です







谷中ぎんざ・・・下町ののんびりした商店街だと想像していたのですが

休日のそこは、まるで原宿・竹下通りのような人出










で、どういうわけか、いきなり黄金の「ビリケンさん」が迎えてくれます







谷中ぎんざでは、テレビなどによく登場するという「肉のすずき」で

揚げたて熱々の名物「元気メンチカツ」をいただきました

おぉ、お江戸の味や、塩こしょうの味が濃い!

これなら、ソースなしでも充分なお味

揚げ物は、最近あまりいただかないので、1枚で満腹になりました



今回、谷中に行った目的はねこに会うためと、もうひとつ

10年ほど会っていない友人に会えるかな?ということがありました



彼女とは、かつて毎週通っていたスイミング教室で出会いました

年齢は、わたしより10歳くらい下でしたが

時々、教室の後で一緒にランチをするようになり

少しずつプライベートな話もするようになっていました

ところが、10年ほど前にわたしが教室に通い続けることができなくなり

それっきりになっていました

当時、彼女は携帯電話は持っておらず

手がかりといえば、名前の他には「根津でひとりで理髪店を経営している」こと

10年後の今もそこでハサミを握っている確証もないままに

いつか根津に行けば会えると思っていました



谷中からねこを探しながら根津まで行き、駅前のスーパーの方に

「根津の商店街ってどのあたりでしょうか?」とたずたところ

根津に商店街といえるような場所はない、とのこと・・・

次に側にあった、昔ながらの佇まいの喫茶店に入りました

お勘定をしたあと、初老の店主らしき方にスーパーでしたのと同じ質問をしたところ

「さあ、商店街と言ったら、この辺りのことだけど・・・」と言われました

「この辺りで女性ひとりでやってる理髪店はご存知ないですか?

完全予約制で、一時にひとりしかお客さんはとらないお店です」

・・・さぁ、ご亭主が無くなって、奥さんがひとりって店は知ってるけど

「あっ、それは、たぶん、違うと思います」

途方に暮れて、もう帰るしかないかな、と思っていたところに

男性のお客さんが入ってきました

・・・あのお客さんは、この土地の人だから、聞いてみたら?

店主のアドバイスがあり、男性客に同じ質問をしたところ

「あぁ、それならたぶんあそこだろう!」と根津神社の側の理髪店だと言うのです

「店名は知らないけど」と丁寧に道順の教えていただき、すぐにその店を目指しました!




喫茶店から歩くこと2-3分、これが見えたときは、すごく嬉しかったな








ガラス張りのお店の前に立ったら、中に懐かしい顔があって

ちょっと鼻の奥がツーーンとしました


彼女はすぐに気が付いてくれて

「いきなり、どうしたの?」と満面の笑みで迎え入れてくれました


鏡の前には白いケープを付けた、ソフトパンチパーマの男性が座り

カラーリングの真っ最中だったようで

仕事中に訪ねた非礼を詫びて、そんなに長居はできませんでしたが

わたしのことを覚えていたどころか、子供たちの名前までだして近況を尋ねてくれて

本当に訪ねて行ってよかった

今でも携帯電話は持っていないという友人と

来年春に再訪をする約束をしてお店を後に、根津神社に向かいました











思っていた以上に、りっぱな神社で、豪華絢爛
































こちらは、神社のそばにあるひっそりとした佇まいの根津教会









最後に「夕やけだんだん」から見た夕陽





ねこにも会えたし、懐かしい友人と再会もできたし、素敵な休日になりました
この夕陽にも感謝











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