やさしい風が吹いたら ～小田和正～

今はもう　かなわぬこと
思い出の中でしか　会えない　あの人

いつも君は　上手に笑った
その笑顔が　僕は　好きだった
雨の音が　時を刻んでいる
なつかしい君の　声がききたい

僕たちの　あの日々は
いつ　思い出に　変わっていったんだろう

今はもう　かなわぬこと
思い出の中でしか　会えない　あの人

長い坂道　ふり返れば
幾つかの　小さな心のこり

ありふれた　愛だった
ずっと　続いてゆくんだと　思ってた

二人　今を　生きていれば
それだけで　幸せと思ってた　遠いあの日

二人　今を　生きていれば
それだけで　幸せと思ってた　あの日

やさしい風が　吹いてきたら
歩き始める　それを　君も待っているはず







『遺留捜査４』の挿入歌、小田和正さんの『やさしい風が吹いたら』
遺留品から亡くなった方の思いを読み取る
遺族の方々へ思いを届けるというストーリーが好きで
見ていたドラマですが、小田さんの歌がまたピッタリはまっていて
毎回感情移入して泣いておりました( ノД`)

この歌の歌詞は今はもう会えない“あの人”を歌ってますが
生き別れた人・今はこの世にいない人・わんちゃん・猫ちゃん
大切な存在だった全てに当てはまることで
この歌を聞くとわたしも今や天国の住人の子供達のことを思い
亡くしてしまった悲しみもありますが、同時に温かい気持ちも
湧いてきて、本当に会えてよかったと思えます。

ここのところ、知り合いのボランティアさんのおウチで
保健所より保護され、命を繋がれながらも
病気で長く生きられなかったコ達を見送り
なぜ、最後まで家族でいてあげなかったんだよって
放棄した人間に対しての怒りもこみあげましたが
温かい手を差し伸べてくださった方のおかげで
そのコの残りの時間が温かい愛情とおいしいごはんと
安心なおウチでたくさんの方の思いを抱きながら
見送られていけたこと、そのコがいた証がちゃんと
みんなの心に残ったことにきっと亡くなってしまったコ達が
生まれてきた意味がちゃんとあるんだってことを改めて感じました。

大切な家族を失うのは悲しくて辛くて
立ち止まったまま動けないこともあります。
後悔することも、してもまだしたりなかったんじゃないかと
思うこともあります。
やさしい思い出に変わるまで時間は人それぞれとても長く
かかるかもしれませんが、一緒にいた時間も思い出も
決して消えることはありません。
みなさんの心にも“やさしい風”が吹くといいなぁ







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