家づくり、行ったり来たり

ヘンなコダワリを持った家づくりの記録。詳しくは「はじめに」を参照のほど。ログハウスのことやレザークラフトのことも。

板塀計画完了

2010年08月29日 | 建築現場記録
 
 我が家の板塀計画が完了した。
 塀の最上部を板金屋に葺いてもらった。
 ダークグレーの板金はガレージのゲートの色とあわせたもの。締まった感じになったと思う。

 ところで、別に時期を相談したわけではないが、完成からしばらくして、隣の工場跡地で地鎮祭があったようだ。
 平日なので私は見ていないが、法螺貝まで吹いて結構本格的な地鎮祭だったらしい。
 しばらくの間、他人様の家作りを観察して楽しませてもらうことができそうだ。

板張り完了 板塀計画その4

2010年08月14日 | 建築現場記録

 父の普請道楽の直近案件である「板塀作り」が完成に近づいている。
 メインの板張り作業が完了したのだ。

 柱を渡す長さの板を板幅分だけ間をあけて順に横張りし、そのあいた部分を埋めるように柱の裏側から交互に板を張ってある。
 普通の身長の人間の目線からなら居室は見えず、プライバシーは守れる。
 一方、塀に近い位置にいれば、目線を上に動かしたり下に動かしたりすることによって上下のどちらかに隙間がちらりと見える(平行目線ではないので居室は見えない)。これで塀の前後に立つ人の「けはい」を感じることができる(関連エントリ→LINK)。視線を完全に防ぐ塀よりは防犯効果があるように思っている。
 また、この塀は風をゆるりと通す。風が好きな住人(関連エントリ→LINK)にとってはこれも重要な機能なのだ。
 我が家の「外部とのつながりを保つ」というコンセプト(関連エントリ→LINK)は塀も住宅と同じなのである。

 なお、この構造は我が家のオリジナルではない。どんな塀にしようかと地域のいろいろな塀を見て回ったときにこれと同様の塀を採用している例を2件見つけ、家族で「この構造にしよう」と決めた。
 上記のような解説を誰かから聞いたわけではなく、上記のような要件を考えてから参考物件を探した結果だ。

 「モノからアプローチするのではなく、コトからアプローチする」
 それが家作りで肝心なことであることをあらためて主張しておきたい

連休大工 板塀計画その3

2010年07月18日 | 建築現場記録
 
 この連休初日に運良く梅雨明けしたので、板塀作りにとりかかった。日曜大工ならぬ連休大工である。
 土台や柱は材が大きいので、父と私の2人がかりで作業する必要があったのだ。
 土、日の2日間で大汗かいて板塀の枠を完成させた。
 後は板を張っていく作業になるが、まだ板を加工しきれておらず、しばらくたってからになる。

新幹線からガンダムを見るためのポイント

2010年07月05日 | 新幹線通勤

     

 先の週末、東静岡駅の近くに行ったので、ついでに等身大ガンダムの写真を撮ってきた。

 このガンダムは「お台場ガンダム」を移設したもので「静岡ホビーフェア」の目玉となるもの。バンダイのガンプラ工場がほど近い東静岡駅の駅前にふさわしいオブジェだ。
 ホビーフェアは7月24日から開幕(3月27日まで)するが、ガンダムの本体はもう、ほぼできあがっているのだ。
 催事の出品ブースなどの施設はまだ建設中なので、ガンダムの足下にはいけない。ただ、工事柵の間からガンダムの全景を見ることができる。

 「お台場」から変わったのは「ビームサーベル」を握っていること。昼間みると白い棒だが、夜には光ったりするのだろうか。

 さて、せっかくなので、新幹線の車窓からガンダムを見る注意点をあげておきたい。

 一番大事なのは座席。ガンダムをみるにはA~Eのうち、E席に座らなければならない。E席側の窓から見えるためである。
 以前、分析したように新幹線の座席はE席から埋まり始めるので(関連エントリ→「新幹線の座席はどのように埋まるか」)、乗車時の行動を計画的に。
 つぎに問題なのは、見える瞬間をどうとらえるかだ。この前、見える時間を計ってみたら5秒ちょっとくらいしかなかった。前もって十分に身構えていないと見逃してしまうだろう。
 上り列車に乗っている場合は、東静岡駅の駅舎を目印にすればよい。東静岡駅は静岡駅から一つ東京寄りの東海道本線の駅だが、この区間は東海道新幹線と東海道本線が隣で並列しているので、二つの路線ともに、東静岡駅の駅舎の下を通り抜ける形になっている。静岡駅を過ぎたらすぐに車窓を見て、東静岡駅の駅舎をくぐる瞬間を逃さないように意識する。くぐり抜けた瞬間に左手をしっかりみること。そうすれば見ることができるはずだ。
 下りの新幹線に乗った場合、きっかけをつかむのがちょっと難しい。
 「こだま」か「ひかり」(静岡に停車するもののみ)の場合は、車内アナウンスをきっかけにするといい。「まもなく静岡です」というアナウンスがあるのは東静岡駅の一つ手前の草薙駅を通過するあたりなのだ。このアナウンスをきっかけに右手の窓をしっかり見る。しばらくすると屋上上に電波塔が乗っているのっぽなビルが見えてくる。屋上近くにdocomoのロゴがあるのでそれを目印にしてもよい。進行方向から見て、そのビルのすぐ向こう側にガンダムが立っているのである。ビルと比べると等身大ガンダムといえどちっちゃいので気をつけるべし。
 ちなみに下り列車の場合、ガンダムの後ろ姿から見ることになる。

 静岡駅に停車しない「ひかり」や「のぞみ」の場合は車内アナウンスがないので外を見ているしかない。E席に座った場合、先に富士山を見ようとするだろうから、富士山を見終わったあとは注意しておいたほうがいいだろう。トンネルを2つ3つ通り過ぎたあとトンネルが途切れたなと思ったころにはおそらくガンダムのそばにきている。それまで高架を走っていたはずの新幹線が地面近くを走る形になる。そうなるとさきほどのビルは近いので、目をこらしてビルを見つけること。そうすれば見えるだろう。

 ここまで事前に予習しておけば、きっとガンダムに遭遇できると思う。
 成功を祈る。

    
 おそらく↑のような感じで見えるはず(これは地上から撮影)。


基礎が完成  板塀計画その2

2010年06月12日 | 我が家のスペシャルな仕様
 
着手が5月の末になってしまったこともあって、本日ようやっと塀の基礎が完成した。
板塀用の板はすでに馴染みの製材屋さんにひいてもらって、山小屋の方に置いてある。
いよいよ父の出番がやってきた。

やまぼうしの花2010

2010年06月05日 | やまぼうし
 
 やまぼうしが花をつけた。
 基本的にうれしいことなのだが、素直に喜べない。
 なぜなら、たった2つしか咲いていないのだ。
 
 やまぼうし連合代表のfinziさんのところはうらやましいくらいに咲いている。

 やまぼうし連合総裁のスターアニスさんのところは年季がいっているので毎年きちんと花をつける。

 やまぼうし連合理事長のaiaiさんのところは例年より少ないといいつつ、10個ほど花をつけている。

 我が家のやまぼうしはもっと世話をしてほしいと訴えているのだろうか。
 ずぼらな主人ですみません。

バインダーボール+バインダーシャープ+ジョッター

2010年05月29日 | その他

サンスターのバインダーボールという文具がある。
紙を挟むバインダークリップとボールペンが一体化したものである。
メモ帳などを、カバーをつけずに使うとき、このペンがコバンザメのようにはりつくというわけ。ガジェット好きな私はすぐにこれを購入していた。
ただ、自分が使うメモは大体カバーを自作してペンホルダーまでつけてしまう(これ→LINK とか これ→LINK)ので、このバインダーボールの出番はなかなか無かった。

最近になって、バインダーシャープというシャープペンタイプが発売された。
これを機に、バインダーボールとバインダーシャープの二刀流での使用方法を思いついたので、紹介してみる。

 
 上がバインダーボール、下がバインダーシャープ


準備は簡単。バインダーボールとバインダーシャープにジョッターメモ用紙を用意するだけ。
普通、ジョッターメモは台紙のような板に挟み込んで使うものだが、それはいらない。用紙のみあればいい。
サイズは5×3タイプ(75mm×125mm)がぴったりである。
これを30枚から50枚程度重ねてバインダーボールとバインダーシャープを両側から挟みこむだけ。

  
 5×3タイプのジョッターにあつらえたようにピッタリ。
 2つの側面を保護できる。

バインダーでメモを挟み込むので紙の「押さえ」は不要。
使うときはバインダーボールとバインダーシャープのどちらかをはずしてメモをとる。片側がバインドされているので紙が分散することもない。

また、メモ用紙を素で持つので表、裏どちらも使えるという利点もある。

メモをとりやすくするために、堅い板(プラ板とかアクリル板とか)を5×3タイプと同じサイズにカットして真ん中にはさみこんでもいいだろう。

最初にバインダーボールを購入したとき、黒を買ってしまったので、色の組み合わせの好みでバインダーシャープも黒にしてしまったが、これから夏シーズンなので青と白の組み合わせで使うなんてのもありだと思う。

サンスターさんはジョッター用紙と組み合わせて販売してみたらどうだろうか。


ジョッター関連エントリ

Pさんのジョッター付きIDカードホルダー


羽根のない扇風機

2010年05月29日 | 我が家のスペシャルな事情
 ダイソンの「羽根のない扇風機」(エアマルチプライアー)を買った。30cmタイプである。
 昨年から買うぞと決めていたものだ。
 
 先日、秋葉原の家電店にあるのを確認し、自宅近所の家電量販店をのぞいてみたら店頭に並んでいたので、即購入した。

パンフにも書いてあるが機能的メリットは
・掃除・手入れが楽
・風量が微調整できる
というあたり。
 しかしなんといってもウリは画期的技術によってなしえたデザインであろう。
 シンプルなわっかから風が送られてくることの不思議さ、未来感。SF少年だった私(関連エントリ→LINK)を虜にするのに十分だった。
 昨年のオフシーズンに発売されたが、今年のシーズン初期に購入したのだから、アーリーアダプターといえると思う(関連エントリ→LINK)。少なくともわが地域においてはまちがいなくアーリーアダプターだろう。

 さて、商品宣伝とも思われたくもないので、デメリットもあげておこう。
 まず、いいお値段だということ。多少値引きさせても三万円台半ばの金額だった。
 次に、音は思ったより静かではないということ。羽根がない分、音が出ないようにも思うが、それなりの音はある。だいたいダイソンの代名詞ともいうべき掃除機の弱点が音だったはず。無理もないかもしれない。私の感覚では、普通の扇風機とどっこいどっこいという感じ。
 細かなことをいえばタイマー機能もなかったりする。

 私自身は満足しており、人にオススメできるとも思っているが、客観的に見れば「ちょっと贅沢な扇風機」という感じだろう。そのあたりが「キャズム」を越えられるかどうかを左右しそうだ。

 すでに所有している者としては、今後そんなに普及しないほうがむしろうれしかったりする。誰も彼もが持っているものではないという状況を満喫する時間は長い方がいいのである。

便利も考えもの

2010年05月23日 | 家について思ったことなど
 最近、夜中とか朝とかトイレに入り、手を洗う段になって失敗することがたまにある。
 蛇口のレバーを動かさず、蛇口の下に手を入れて水が出てくるのを待っていたりするのだ。
 そう、会社のトイレにある自動水栓に慣れてしまって、寝ぼけている時、つい同じアクションをしてしまうのだ。
 「それが失敗か」といわれるほどのたわいもない失敗ではある。
 ただ、もし子供のころから、自宅も自動水栓で、学校も自動水栓で、という環境で育ったら、ちとやばいかも、と思える。
 昔の蛇口を使う場面で、レバーを動かすということを知らなくて立ち往生したまま動けない子供、という場面はありえるかもしれない。
 
 そんなことを思わせる格好の映像がYoutubeにあった↓。

http://www.youtube.com/watch?v=FSIkjNaICsg

 ばかばかしくて笑えるが、このような極端なものはともかく、昔の人だったら何でもなくクリアできるトラブルがクリアできなくなっている人は増えているようにも思う。

 便利な道具はありがたいものだが、便利が当たり前になりすぎるのも考え物だ。
 
 道具や機械の原理を知っておき、素手の自分ができることは何かを意識的に考える努力をしないと、昔の人間より退化してしまう時代になったのではないだろうか。
 
 貧乏性の私は、自動水栓にしなかったことをこうしてポジティブシンキングするのであった。



板塀計画始動

2010年04月29日 | 我が家のスペシャルな事情
 最近、我が家の南隣にあった小さな工場が操業をやめ、取り壊して更地となった。
 その工場がなくなったことで、我が家の全貌が道路からよく見えるようになった。奥まったところにあった古屋部分も外から目立つようになった。
 これはうれしい面もあるが、困った面もある。リビングにいると、外側からの視線がなんとなく気になるのである。工場がある時はリビングは外からまったく見えなかったのだ。
 この状況は一時的なもので、何か建物が建てば元に戻るはず。しかし、工場の跡地は宅地目的で売り出すと聞き、我が家の塀設置計画が始動した。
 住宅が建てば道路からの視線は防げる一方で、その住民の視線が気になってしまうからだ。

 塀の設置にあたって最初に決まったのは板塀にする、ということ。ブロック塀が我が家の趣味ではないということもあったが、それ以上の理由としては板塀ならセルフビルドができるということだった。
 もちろん、施工するのはスーパー日曜大工の父である。
 基礎部分だけ、親戚筋の土木屋さんにお願いし、ほかはすべて自分がやると、父はすでにやる気まんまん。材料は山小屋関連でつてのできた製材屋さんから調達する。
 ただ、資金を負担する私もどのような塀にするかはちゃんと口出しさせてもらった。

 家族で話し合って決まったのは以下のこと。

・ガレージの戸や、2階デッキテラス部分が木を横に使っているので、塀も材を横に使う。
・隙間を作り風が抜ける構造の塀にする
・高さは、隣地住居の1階の窓からリビングが見えない程度とする(2階からの視線はおそらく縁側上部のガラス屋根が防ぐ形になる)

 さて、どんな塀ができあがるか。5月中には施工を開始する予定である。