よく考えたら、私はこのblogの自己紹介(左の下のほうにある)に「築55年を超えた古屋を残すという特殊事情から・・・」なんて書いている。
自分では客観的に表現したつもりだったが、築50-60年程度の家を残していることを「特殊事情」と言ってしまっていること自体が日本の特殊性を現してしまっているのかもしれない。
家の平均寿命が100年とかいう国の施主からしたら、「特殊事情? なにそれ」ってなものではないだろうか(関連エントリ「家の寿命」「お得な話」)。
そもそも家づくりにはいろいろな事情がある。家族の人数、年齢層、立地、予算、こだわり・・・、それぞれの組み合わせは無限にあり、そのひとつの組み合わせを取り出したら「特殊」と言えてしまう例は結構多いのではないか。
また、日本では珍しくもない完全分離の2世帯住宅も、世界的に見たら特殊かも?なんてこともある。
普通に考えたら、身近な視点からみて特殊ということなのだろうが、その身近な視点が別に正しいとは限らない(家の寿命しかり)。うんと引いた視点から家というものを考えてみると、特殊事情なんてものは存在しないか、すべてが特殊事情ということができてしまうか、どちらかのように思えてきたりもする。
整理しやすいと思って「特殊事情」をくくりだすのもいいが、それによって見えなくなるものもあるかもしれない。
「スペシャル」なんてことを意識している施主が言うのは矛盾しているか。
自分では客観的に表現したつもりだったが、築50-60年程度の家を残していることを「特殊事情」と言ってしまっていること自体が日本の特殊性を現してしまっているのかもしれない。
家の平均寿命が100年とかいう国の施主からしたら、「特殊事情? なにそれ」ってなものではないだろうか(関連エントリ「家の寿命」「お得な話」)。
そもそも家づくりにはいろいろな事情がある。家族の人数、年齢層、立地、予算、こだわり・・・、それぞれの組み合わせは無限にあり、そのひとつの組み合わせを取り出したら「特殊」と言えてしまう例は結構多いのではないか。
また、日本では珍しくもない完全分離の2世帯住宅も、世界的に見たら特殊かも?なんてこともある。
普通に考えたら、身近な視点からみて特殊ということなのだろうが、その身近な視点が別に正しいとは限らない(家の寿命しかり)。うんと引いた視点から家というものを考えてみると、特殊事情なんてものは存在しないか、すべてが特殊事情ということができてしまうか、どちらかのように思えてきたりもする。
整理しやすいと思って「特殊事情」をくくりだすのもいいが、それによって見えなくなるものもあるかもしれない。
「スペシャル」なんてことを意識している施主が言うのは矛盾しているか。