忘憂之物

ペレストロイカとタコイカ


今日の産経新聞の2面と3面。2枚の写真が掲載されているのだが、これがせっかくのクリームパン&ホットコーヒーで用意した「朝の食卓」をぶち壊す。産経新聞には謝罪と賠償を求めたい、と思ったら契約更新したら1ヵ月無料にしてくれた。がんがれさんけー。

2面には「小沢・鳩山・輿石」のスリーショット。3面には「金正日と胡錦濤」のツーショット。これならもう、記事はそのままでいいから、両面ぶち抜きで小西真奈美でも載せてくれという今日この頃、テレビも新聞もついに「ペレストロイカ(革命運動)」と書いているのかと思ったほどトロイカだかタコイカだか知らんが、もう、勘弁して下さい許して下さい。

それにしても、まあ、「ど左翼」のお家芸ともいえる内ゲバもすごい。政治とカネとスキャンダルの出し合い、売り合い、暴露合戦。嗚呼、取り巻きどもは「闘っている」んだなぁ~と笑ってしまうが、いずれにせよ、だ。そんな、あんた、アイドル事務所同士の戦いじゃないんだから、いい年したおっさん連中、金も力もあるんだから、ぽんと叩けばそれなりに、いろいろ出てくるだろう、ということだ。ここで、はっきりさせておかねばならないが、ンなこたぁ、本来、どうでもいいのである。

そもそも「スキャンダル」というものは、その評価者を愚弄することから始まっている。評価者、政治の場合は有権者や国民世論のことであるが、要するに「金や女にだらしない=説得力が無い」という評価が下るわけだ。だから政敵はそれを探すし、買うし、作るのである。

政治家はアイドルではない。もっといえば「クリーン」とは能力でもない。あくまでもイメージ先行、政治を志す者は聖人君子であらねばならない、というならば、大物と呼ばれる政治家は全てが危うくなるはずだ。出来る者の周囲には人も金も集まるから、誘惑も多ければチャンスもある(笑)。

よく「モラルを問う」とかやる。もちろん、私も政治家や教師、お医者さんなどの「先生」と呼ばれる職種の人は、願わくば他の仕事よりも聖人君子だったらいいのになぁ~とは思うし、また、そうあるべきだ!ということもある。それは扱うものの大きさ、影響の大きさが違うからだ。

しかしながら「先生」も人間である。また、その「人間臭さ」が魅力だという人もいる。庶民派とか国民目線などと称されることもある。町の阿呆社長が「節税」という名の脱税をしながら、国の税金の使い道を批判している姿には辟易するが、それと同じく、もう、そろそろこの国の有権者も、政治家や政党の評価に関する評価基準を変えねばならぬ時に来ているのではなかろうか。

でなければ、また、テレビにやられる。事実、また、やられていもいる。

いや、小沢を擁護しているわけではない(笑)。

つまり、問題は「そこ」ではないでしょう?ということである。

テレビは「政治と金」が大好きだ。しかし、それは視聴者が好きだからだ。それを見たいと思われているからである。政治家や企業の不正が暴かれる。すると、その金額は何千万円とか何億円とかとされる。昨日、自分が喰った昼飯は300円の弁当だったのに、この「先生」や「社長」さんらは、自分の納めた税金で、あるいは自分が働いて得た利益で、こんなに贅沢しているのか!許せん!けしからん!と言ってテレビに喰いつくから、テレビはそればかりやる。

話がぶっ飛ぶかもしれんが、例えばお笑い芸人がアイドルと結婚する。今日か昨日か「FUZIWARA」の藤本のほうが結婚したとニュースになった。私はよく知らんが、相手は17歳年下のアイドルタレントらしい。妻もテレビを見て「へぇ~♪」と感心していた。私はお笑いが好きだから、藤本が「芸歴20年の若手芸人」と言われながらも、テレビに出続けたことは凄いと思っている。たしか「吉本天然素材」からの芸人だ。古い話である。

ンで、感想は実にそれだけだ。「よかったなぁ」くらいである。

また、これが「浮気発覚」とか「不倫疑惑」でも同じことだ。感想、つまり評価は「ふぅん」である。ま、少々の「暴力事件」などでも、感想は「あらら・・・」である。要するに、だ。芸人を評価するのはあくまでも「舞台上(テレビの中)の芸」なのである。面白いかどうか、芸になっているのかどうか、評価すべきはその一点である。

なぜか?それは彼が「芸人だから」である。

ま、しかし、彼らはある意味、私生活も「芸のうち」であるかもしれないし、ファンも興味があるところだと思う。それも含めて「イメージ」というものを事務所は作っていく。テレビもそれを『商品』として扱うことになる。アイドルなどならば、その重要度は更に増すことになる。それは理解できる。しかし、である。

しかし、政治家はそうであってはならない。政治家の評価はやはり「政治」である。

無論、犯罪はダメだ。それは芸人でも同じ、一般の仕事でも同じことだ。それくらいの建前は守らねばならない。現在の日本はその建前すら破壊されているから、民主党という組織はそこらの芸能プロダクションよりも悪質ということになる。


更に話をぶっ飛ばすと、私は「イチローが嫌い(小沢ではないw)」という日本人に合うと、必ず理由を聞くことにしている。これが意外にも少なくない。場末の酒場で聞くと、その確率は上がると思われる。現在も草野球チームに属し、野球は面白いと言っている人に問うてみたことがある。その人は明確に「イチローは大嫌い」だと言ったからだ。

結論から言うと、「なぜだか嫌い」とのことだった。これは非常に多い。要するに嫌う理由が無いのだとわかる。いや、もちろん、その人が「イチローと個人的に食事する仲」ならわかる。私の知らない「イチロー」がいるのだろう。

はっきり書こう。それは嫉妬である。やっかみである。成功者を認める度量が無いだけである。女性には見えない文字で書くが、いわゆる「女の腐った」根性なのである。

聞いてみる。イチローが書いたわけではないが「イチロー関連」の著作は多いから、どのくらいイチローのことを知っているのかと、問うてみるのである。イチロー思考は読みましたか?イチローイズムは?イチローの流儀は?262のメッセージは?

読んでないのである。テレビで知り得た情報や、どこぞで聞きかじった程度の話で、あの大記録を持つ日本のプロ野球選手を、日本人大リーガーを日本人の野球好きが「嫌い」だと評しているのである。せめて「長距離バッターが好きだから」とでも言えばいいものを、“なぜだか嫌い”は酷過ぎる話だ。キューバのカストロでも「世界に誇るバッター」だと評しているのに、である。まあ、カストロは親日だがねw

例えば、私は「キムタク好き」だという。結構、驚かれる。意外なのだろう。ジャニーズとか好きも嫌いもないが、やはり、テレビに出ているくらいだから「格好いい」と思う。歌や芝居にテレビに大活躍ではないか。また、これまたよく知らないのだが、10代の女性が数十人所属するアイドルグループなどもある。テレビを見ていた私が「可愛らしいなぁ」と褒めると、妻が喰ってかかる(笑)。もちろん、これも嫉妬だと思えば愛らしいのだが、意地悪な私はまた「理由」を聞いてみる。なんで嫌いなン?

「どこがええのん!こんなん!!むかつくわ!!」

妻は正直である。笑ってしまったほどである。これは、彼女らが若くて可愛くてちやほやされているから、単に腹が立っているのである。私も負けないくらい、妻にはちやほやしているのだが、やはり、そこは種類が違うのであろう。私が隠れて「小西真奈美の写真集」を購入したのがバレたときも、妻はいつものキャラを忘れて「なに、ほんまに買うとるねん?ああぁ?」と大阪の年相応になっていた。アレは本気だった。本気で呆れていた(笑)。

そういえば先日、妻がリビングで「おにぎり」を喰っていた。ま、それだけなのだが、妻は私が自室に移動してしばらく経ったから、何か読んでいるか書いていると思ったのだ。そうなれば、私は数時間平気で出て来ないこともある。ま、それは正解だったのだが、しかし、私はリビング付近に煙草を忘れていた。

最近、少しだけだが家の中の模様替えをした。以前の配置ならば、妻がみつけて持ってきてくれたり、教えてくれたりしたものだが、配置換えをしたばかりだったから、私の煙草の置き忘れに妻も気付いていなかった。そこで、私は普通にすっとリビングに戻った。

すると、妻が「おにぎり」を食べていたのである。あのときの妻の「あ・・」という表情は忘れられない。妻は顔を真っ赤にして下を向いて、何事もなかったようにやり過ごそうとしていた。しかし、そこはもう、我ら夫婦は15年の付き合いである。互いにすぐ「それ」に気付いて大笑いした。私はもう、そんな妻が可愛くて仕方がなく、ごめんごめんと謝りながら抱きついてじゃれ合った。つまり、

妻は私の前で「おにぎり」を喰うのが恥ずかしかったのである。

私は妻がその「握り飯」を何処かに隠し持っていたのかと、楽しみにしていたのかと思うと、たまらなくなった。デリカシーの無い倅が、妻本人を前にして私に「おかあさん、イカの塩辛でごはん2杯食べてた♪」とかいうときも、普段、意地悪な私は聞こえないふりをしていた。そら、健康で生きているんだから(笑)、米のメシを2杯喰うこともあろう。イカの塩辛は好物だし(笑)。倅にはこっそりと厳重注意しておいた。




――――――で、大きくぶっ飛んだ話を無理矢理戻すと、だ。

んじゃ、お前は民主党の悪口書くけども、んじゃ、お前は小沢や鳩山や管と「メシ喰う仲」なのか?という声が八尾空港のほうから聞こえてきた。今はもう懐かしい「とみちゃん」のように言うと「頭の中でリフレインしてきた」のである。しげるのレイニーブルーなのである。おかめパワーでイクわよ!なのである。


私は政治家の評価は政治だと書いた。これはもちろん、当たり前に過ぎる話でもある。また、マスコミや民主党内の保守、あるいは識者と呼ばれる人や他の政党の議員さんらのように「政策を闘わせねばならない」ということも、そら、そうだろうと思う。

しかし、である。

私はもっと根本的な問題が含まれていると思う。それは、いくら「クリーン」であっても「政策通」であっても「売国」だけはならん、ということだ。民主党が批判されるべきは、まるで自民党の劣化コピーの如き内部争い、権力抗争、派閥政治などではなく、先ず、その売国的性質を特化させて批判すべきなのである。スキャンダルはそのあと、個別の議員の問題もそのあと、のことである。

無論、円高も株安もえらいことではある。TBSが呑気に「円高お得セール」として番組を作っていたが、日本の強靭な輸入力もさることながら、その下支えである輸出力も、いわば車の両輪、どちらだけでも困ることになる。円高だけを言うのではないが、株安とセットでは危うい、というのは経済音痴の私ですら分かる。これは野菜の高騰と似ていて、つまり、単価が高くなるも、それは需要が増えたからではなく、品質が落ちて売れない、という状態のことであるから、売り手も買い手も喜ばない。簡単に言えば「相手にされなくなる」だけとなる。これは世界経済という観点から見ても危ないに決まっている。


マスコミは日銀や政府に対し「後手に回って小出しにする」と批判している。しかし、これは何も経済だけの話でもない。更に言えば、福祉の問題も雇用の問題も同じく、すべてが後手、すべてが小出し、もしくは先送りにしてきた結果が、現在の日本国の姿ではないか。すなわち、国家の経済とはすべからく、その国家の地力に影響されることになる。そして、それは今も昔も「他国との関連性」が重要となろう。要するに外交力、である。

また、外交力の根拠は何かと問えば、それは安全保障、軍事力が無関係ではない。それに合わせて国家としての自信や、国際的な使命、なども包含されねばレベルが上がらない。国際的な信用力、あるいは国家としての存在感と言ってもいい。日本という国は、人類で最も需要のある商品、すなわち「武器」を売らない。そして、外交力を盤石にし、説得力のある外交を行うための軍事力を放棄している。これで「ここまで」やれたのは日本だからでもある。そして、それがどうやら、ようやく限界に来たらしい、というだけだ。

そして言うまでもなく、その真因は日本国内にて売国政治屋が跋扈したからである。敗戦の日から始まった7年間の占領統治による攻撃が止んでいないからである。そのダメージは凄まじいものがある。その顕著な一例が、現在の民主党の「タコイカ体制」である。

今更だが、この1年間だけでも凄まじい売国であった。もはや異常である。

そして、いま、小沢である。私の予想ではあり得ないが、少なくとも「小沢首相」が誕生しようとしている。ついさっき、鳩山と一緒に「クリーンな民主党の復活」とか言って辞めた本人であるが、この際、これはどうでもいい。今までも同じようなもんだ。

詰められるべきは、例えば、支那詣での際に発した「支那共産党軍の野戦隊長」である。勝手な思い込みによる無知から、あるいは支那共産党との政治的バーターから、天皇陛下を(民主党のために)政治利用したことである。極論すれば、日本の国益のために政治家しているならば、ゼネコンから金もらっていてもいい。不起訴にしてあげてくれ。

他にもいろいろあり過ぎるほどあるが、例えば、鳩山由紀夫は「日本は日本人だけのものではない」という発言の真意を問われ続けねばならない。バレなきゃ贈与税も払わなくていい。憲法75条も勝手にしろ。軽井沢で贅沢もさせてやれ。

管直人も国旗国歌法に反対した理由を問い詰めねばならない。日の丸を切り裂いた政党である、ということを軽んじてはいけない。民主党のバラマキ政策、ウソだらけのマニュフェスト、そのツケでまさかの増税などを叩くよりも、この政党は支那朝鮮に資する法案ばかり隠し持っていると多くの日本人に広めねばならない。これらは決して、いい加減にして流せる問題ではないのだ。これらの問題は「政治とカネ」よりも明らかに深刻な問題である。無能とか無策よりも悪質な政権なのである。

本来、日本のマスメディアは徹底的にこれらを報道し続けねばならない。スキャンダルはおまけでいい。ニュース・バラエティでやればいい。藤本も使ってやれ。しかし、大人が見る「報道番組」では、執拗にこれらを取り上げ、視聴者に問い続けねばならないのである。それが最も「国民に知らせねばならないこと」であり、最も政権選択における「良質の判断材料」であるからだ。「日本の政治家が日本の国のためにすること」であれば、そうそう奇妙なことにもならない。効果的かそうでないか、という程度の差異にしかならない。しかし、現政権は「国を売るか売らないか」という究極、日本史上初の売国政権である。

管直人が乗数効果も知らずに経済を語る馬鹿らしさを叩くよりも、日韓併合の勉強を全くせずに、もしくは、そこらの安モンの学生に論破される程度の「歴史認識」を基に、一国の首相として「土下座談話」を出す危険性を報じるべきなのだ。この方がよほど、国益を損なわせていることは自明である。


管直人が町の中華料理屋でメシを喰い、小沢はスーパーで買い物をしたとして、それを「国民目線のポーズ」と見抜くならば、彼らがどこの国に忠誠を誓い、どこの国民のために日本で政治家をしているのかも見抜けねばならない。スキャンダルなどどうでもいい。

日露戦争の2年前、当時の海軍大臣・西郷従道は山本権兵衛に公金横領を持ちかけた。英国のビッカース社が製造した戦艦を購入するためだ。西郷は「私と貴方、共に二重橋で腹を切りましょう」と言って、日本連合艦隊は戦艦・三笠を手に入れた。

そして「皇国の興廃この一戦にあり」として、日本海軍は対馬沖でバルチック艦隊を殲滅せしめた。もし、この日本の政治家が「クリーン」だとか言って、公金横領はよくない、として三笠を買わねば、日本はロシアに負けていたかもしれない。ならば、いま、この列島に日本人はいただろうか。当時「マカーキー(サル)」と呼ばれた日本民族の存在をロシアは許しただろうか。また、日本に謝罪しろと言っている朝鮮半島も考えたほうがいい。事大主義も結構だが、大国の侵略における「通路」にされた国が、歴史的事実として「どのような目に遭っているのか」も調べたほうがいい。



軍隊の仕事は国を護ることである。そして、また政治家の仕事も国を護ることである。政治家が国を売るという行為は、軍隊が自国民を撃ち殺すのと同罪である。すなわち、民主党が行っていることは、日本国民への攻撃である。信じられぬ出来事ではあるが、この政権は「日本の敵」なのである。日本が受けた占領統治政策はついに、日本人の手で「日本の敵性政権」を生み出すまでに至った。攻撃する側も、される側も気付いているのは一握りである。そして、作戦はほぼ完了しているのかもしれない。

コメント一覧

久代千代太郎
>な さん


あの例の議員宿舎の鍵持ってた女ですかね。

あんなおっさんが一番あぶないですなw




>▲


日本の有権者が「だから?なに?」ってなったら強いだろね。管談話なんか政権がぶっ飛ぶレベル。政治家も国民が選ぶし、官僚も国家試験受けて通るわけだから、ある意味、やっぱ日本国民が選んでるんだもんね。

愚民化政策は怖いね。強烈。
そうですよね~
口利き、女性問題はどうでもいいんです!

売国してなければ。


極端に言えば、国家のために一生懸命働いていれば多少の利益供与・女性問題なんて関係ありません。

ただ、マスゴミが・・・・・。


利益供与・裏金作り等がダメなら、金持ち以外政治家にしたらいけません。

あ~、残暑が厳しい(;´Д`)ハアハア


イチローのことは信者の先輩に聞くと何でも分かりますよww



タコとイカは美味しくて栄養も有り日本人の為になりますが、タコイカはねぇ...

師匠、最近テロリストを国賓待遇して世界に日本の恥を晒した我が国の国家公安委員長が、大変めでたく御結婚されたそうです

韓国人女性と

はい、国策で反日の韓国の方が国家公安委員長婦人だそうです

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「過去記事」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事