忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

2008.12.29

2008年12月29日 | 過去記事
自民党の動物愛護管理推進議員連盟が「ペット税」の導入を検討しているらしい。自宅に2匹もシーズーがいる私としても他人事ではない。なんでも「無責任な飼い主を減らす」という名目だという。税金を払うなら、それなりの覚悟を持って飼うだろうと。▼家族同様に大切にしている飼い主に、「飽きたから」とか「大きくなったから」という理由で保健所にペットを持ち込む連中を懲らしめるために迷惑をかけるなど、なんという浅薄か。▼更には、飼い主を特定するために「ペットの体内にマイクロチップを埋蔵する」というから、たいした動物愛護もあったものだ。▼少し前、「ハタハタ」という魚を大量にもらい、「処理しきれない」という理由から山中に穴を掘って埋めた男が「産業廃棄物不法投棄」として逮捕された。なぜに海のモノを山に捨てるのか不思議だが、コレと同じく、ペットを捨てる行為に関して取り締まればいいだけだ。無論、保健所やペットショップに持ち込む飼い主には膨大な費用を請求すればいい。▼ならば、「飽きたから」という飼い主は我が手で殺すしかない。自らの手で命を奪い、大きいものなら「バラして」ゴミ捨て場に投棄すればいい。それでも「次を飼う」ならたいしたものだ。▼いや、「我が子」であっても「赤ちゃんポスト」に投げ入れる親がいる世の中だ。それくらいは平気な者もいるだろう。「ペットの葬儀屋」が「処分屋」を兼ねるかもしれない。▼いずれにしても「命の問題」とは、そんなシステムチックなものではない。

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