忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

最悪なのは左派でも右派でもない。卑怯者だ。

2007年11月03日 | 過去記事
■2007/11/03 (土) 最悪なのは左派でも右派でもない。卑怯者だ。1

あねごも大ファンhttp://www5.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=531903&log=20071101の「落合ドラゴンズ」が日本一になった。阪神ファンの私であるが、まあ、あねごの元気が出るならば、プロ野球ぐらいは毎年、譲ってあげてもいい。しかし、53ぶりと聞けば、はて、そうだったかと意外に感じた。

で、それを受けて、6年近く一緒に仕事をした主任が皮肉を言う。

「覚えてますよ。落合が監督になると聞いて、店長は“オレ流なんて絶対に通用しない。組織を引っ張るのにマイペースはダメ。絶対にドラゴンズは弱くなる。”と言ってましたね。いやいやほんま、いや、ほんま。」

彼は私が間違えたり、ミスしたりすると嬉しそうだ。いつか、敵は本能寺にあり、などと言って私を獲りにくる可能性もある。今のうちに潰す必要を感じる。ったく、6年前には所持金6万円だった(しかも借金)オサーンが、今や組織の最高幹部にまで上り詰めれたのは誰のお陰と考えているのか。京橋のグランシャトーの面接に落ちたこのオサーンを採用し(採用したのは私ではないが・・)、不動のNO2にまで持ち上げたこの私を蔑ろにするとは、なんとも罰当たりな世渡り上手ではないか。

また、コーヒーに吸殻を入れたりなどという地味な嫌がらせをしてやる。車に変なことしたりしてやる。

と、まあ、身内ネタはこのくらいにしてだ。

たしかに3度の日本シリーズ出場、しかも今回は日本一だ。監督として申し分ない実績であろう。悔しいが認めねばなるまい。あねご、よかったね(はぁと)。

で、今年の日本シリーズ。私は一切見ていなかったのだが(笑)、なにやら「継投での完全試合」があったそうな。8回まで完全試合だった山井投手を交代させたということだ。ユニフォームに血が滲んでいたというから怪我でもしていたのだろう。たしか、マメが潰れたとかなんとか・・・。まあ、当然ながら賛否両論あるという。で、私が評価するのは、それを受けた落合監督のこの台詞だ。

「言いたい人には言わせておけばいい」

http://www.asahi.com/politics/update/1103/TKY200711020502.html
<連立打診 共産・社民・国民新は反発>

いや、大連立大いに結構!というわけではないww

ンな、民意もクソもないような堂々たる談合姿勢はどうかと思う。これが近くに行われるであろう解散→政界再編への「きっかけ」になるのかどうかはともかく、多くの日本国民が「なんだそりゃ?阿呆か?」と感じたことに違いはない。

「2」へ

■2007/11/03 (土) 最悪なのは左派でも右派でもない。卑怯者だ。2

2大政党制を掲げてきた民主党が、福田総理の「肉を切らせて骨を絶つ」といわんばかりのブランチャー攻撃(自分もダメージ)を受けて、大政翼賛会よろしく、権力を取りにいったとなると、民主党は解体マグロのような憂い目に遭うことになる。

これが「老害」との誹りを受ける福田総理の老獪さ、インサイドワークなのだろうか?

少なくとも、小沢氏がこの話を持ち帰ったことをして、党内の求心力が下がることも否定できない。小沢氏の「もし、やるとすれば・・・」という提案にも総スカンであったというから「効果」はあったのだろう。次の選挙で政権奪取の可能性もあることから、仮に強引に推し進めると、民主党内部で混乱が起ることは自明であった。

そもそもが旧社会党の議員を多く抱える民主党において、自衛隊の海外派遣に対する「戦闘地域での武力行使も可能」(国連決議・要請に基づく)とする小沢氏の主張も反発が根強くある。この「自国の憲法と比しても国連決議を優先する」という大いなる矛盾は、左翼でなくともわけがわからないものではあった。そして、福田総理は自衛隊の海外派遣(派兵)を可能にする「恒久法」を策定する協議に前向きな姿勢を見せた。

つまりだ。

似非平和主義の左派の政治的信念など、金と権力(個人的な)でどうとでもなる代物だったということだ。純粋に目をキラキラさせていた「市民」は、その振り上げたこぶしを己の口の中にでも入れたほうがいい。

ネットで先に「談合」した日本のドンが引き合わせたのではないか、という報道も少しではあるがあった。おそらくはそうなんだろう。この日本には、現役の総理大臣と、それに対抗する最大野党の代表に命令できる立場の人がいるのだ。それでもテレビにかじりつくしかないこの国の良民は、こと「情報」については戦後よりも少しマシな程度なのかもしれん。北朝鮮や支那を笑うことはできん。

「3」へ

■2007/11/03 (土) 最悪なのは左派でも右派でもない。卑怯者だ。3

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で、期待して朝日り新聞をチェックするww
http://www.asahi.com/paper/editorial.html
<「連立」打診―まず総選挙が筋だ>

ざっと読むと・・・

え?

えらいソフトな・・・

あわわ・・・

<給油新法とともに、自衛隊を海外に出す際の恒久法でも合意できるなら一挙両得でもある。私たちは、頭から大連立を否定するつもりはない。たとえば2大政党が国政の基本的な課題で衝突し、にっちもさっちもいかないとき、打開策としてあり得るかもしれない。>

朝日りだけではない。まさに今の日本のマスコミの正体見たり枯れ尾花。

マスコミだけではない。自民党も、なぜに福田総理を批判せんのか。

密室で談合しようとしたのだぞ?
多数の専横で問題を押し通そうとしたのだぞ?

あれほど対決姿勢を煽ってきたマスコミ。安倍自民党を叩いてきたマスコミ。
あれほど頑なに反対姿勢を取ってきた小沢民主党の代表は、公式には2回に亘る党首会談を受けて、その提案を持ち帰った。席を蹴って帰るわけでもなくだ。

落合監督は「言いたい人には言わせておけ」と言った。

確固たる信念がそれを言わせる。そして結果がそれを許す。

政治家やマスメディアがその「言いたいだけ」レベルでは困る。

貴様らは「言いたい」だけなのだ。もしくは「言ったほうがいいor黙っていたほうがいい」という損得勘定で偉そうにしているのだろう。それをうまく峻別することだけに心血を注いでいるのだろう。まさに卑怯者だ。

貴様らの本来の役割とはなんだ?いや、その存在意義と言ってもいい。

民意を代表しての、

「言わねばならぬ」

という使命感はないか?

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