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児童誘拐で802人一斉摘発=犯罪集団から181人救出―中国(時事通信) >2012.7.6

2012年07月06日 | 過去記事

    




児童誘拐で802人一斉摘発=犯罪集団から181人救出―中国(時事通信) - goo ニュース

<【北京時事】中国公安省は6日、河北、山東など15省・自治区・直轄市の公安当局が大掛かりな児童・乳児誘拐事件の一斉摘発に乗り出し、容疑者802人を検挙したと発表した。この捜査で児童・乳児181人が救出された。

 事件の端緒は昨年12月。赤ちゃん4人の人身売買を計画し移動中だった容疑者4人を河南省の公安当局が発見した。ここから河北、福建、雲南省などにまたがる犯罪グループの存在が判明した。

 その後も複数の誘拐ネットワークが浮上。今月2日夜、公安省の指揮の下、中国全土の15省・区・市の公安当局が1万人以上の警官を動員、一斉検挙に踏み切った。802人の中には、公安省が100人以上の児童誘拐に関与したとして指名手配していた邵中元容疑者も含まれている。

 6日付の中国紙・新京報によると、河北省では、乳児を連れて移動すると警察に調べられるため、四川省から直接妊婦を連れて来て出産させた後、赤ちゃんを各地に売っていた容疑者も拘束された。同時に妊婦を検査するなどした診療所経営者らも摘発された>









米国務省が「世界186カ国・地域の人身売買の実態に関する年次報告書」とやらで、日本を「人身売買根絶の最低基準を満たさない国」に分類した。他にも北朝鮮やシリア、イランやキューバなどの国名を挙げて、お前のところは全然ダメ、お前のとこはもうちょっと頑張れ、とか真上から偉そうに説教した。

ピューリタン(清教徒)を積んだメイフラワー号から400年ほどが過ぎる。ワンパノグ族の酋長マサソイトは、弾圧されて逃げて来た彼らを哀れんで食料を恵んでやったが、自分が死ぬと息子は殺されてプリマスの港に20年間晒された。その妻と子、一族郎党はカリブの奴隷商人に売られ、残ったワンパノグ族は皆殺しにされて土地を奪われる。いつものやり口だ。

その後、彼らはコーナンに道具を買いに行くように奴隷を買いに行った。清廉であり潔白であり清潔である「Purity」を語源とする我らピューリタンが農作業など出来るか、ということで労働力と、ついでにオンナを買いに行ったわけだ。

奴隷商売はなにかと儲かるが、悪環境で酷使すると奴隷はすぐに死んだりする。大変な損害だし、都度、買いに行くのも面倒だということで、現地で繁殖させればよろしいと思いつく。それにもうひとつメリットもある。その地で生まれた黒い子供は生まれつき奴隷だから、連れてきた大人の奴隷よりも柔順で扱いやすい。黒人奴隷のオンナの注文が増えることになるが、そのころ「三角貿易」で運んでくる“黒い積み荷”の120人ほどが鎖でつながれて海に捨てられる事件もあった。英国人の船長は北アフリカから積んできた奴隷に病気が蔓延していたと知り、その全員を船から放り捨てた。理由は死んだ奴隷を港に降ろすと丸損になるが、荷運びの途中、海に逃げたとなれば保険金が下りるからだった。

そんな国が奴隷制を廃止してから、まだ、200年も過ぎない。リーマンショックの後始末を白人にさせるわけにはいかない、として、ようやく黒人大統領が出て来たくらいで舞い上がっちゃあ困る。たかだかたった1度、戦争に勝ったくらいで何様のつもりか。本来「世界186カ国・地域の人身売買の実態に関する年次報告書」を出せる国は日本しかない。笑わせるな。


明治5年にペルー船籍の奴隷船「マリア・ルス」号が日本に寄港した際、“積み荷”だった支那人奴隷が逃げ出したが、明治政府はこれを救助、保護している。その後、因縁をつけてきた白人と国際裁判して勝訴もしている。1919年、パリで行われた講和会議もそう。「国際連盟」の設立に際して、日本の最大課題は設立規約の中に「人種差別撤廃条項」を盛り込むことだった。日系移民が差別されていたから、だけではない。全米の1200万人の黒人が固唾を飲んで見守っていた。日本の全権使節団はパリに向かう途中、ニューヨークに立ち寄ると「ボストン・ガーディアン」紙の編集長モンロー・トロッターらがいた。日本の使節団は嘆願書を手渡された。そこには「世界中の人種差別と偏見をなくすことに尽力して欲しい」と書いてあった。

彼らは黒人社会の指導者的立場だ。講和会議にはウィルソン大統領も参加する、というか議長だった。自国の大統領が議長を務める講和会議なのに、日本の使節団に嘆願書を書いた彼らだったが、案の定、その講和会議で「人種差別撤廃条項」は否決される。この度、設立される「国際連盟」は人種差別を止めません、という宣言だった。それでも全米黒人新聞協会はコメントを出した。

<「われわれ黒人は講和会議の席上で「人種問題」について激しい議論を戦わせている日本に、最大の敬意を払うものである」>

奴隷制度の歴史もなく、どちらかというと奴隷制度を憎んだのが日本だった。その日本をいま、アメリカが「人身売買根絶の最低基準を満たさない国」として指弾する。いわゆる「従軍慰安婦」を喧伝する犯行動機のひとつだが、もちろん、韓国はこれに飛び付き「その最大の被害者は韓国人女性」と韓国メディアは喜んだ。「日本の人身売買の実態はカンボジアやインドと同じレベル」「G8国で唯一、2等級に分類」「また2等級の恥さらし」と罵詈雑言、ここぞとばかり筆を躍らせた。

韓国メディアは「日本には人身売買の対策法がない」と驚いて見せるが、それは人身売買がないから、とは考えない。「日本政府は人身売買の被害者を保護する体制も整っていない」と馬鹿にするが、それは人身売買の被害者に日本人がいない、とも考えが及ばない。今里新地、六畳一間のワンルームマンションに数人で詰め込まれる朝鮮人女性の保護を、日本が対策を講じて救わねばならぬ謂れもない。知ったことか。韓国メディアは恥の上塗りをしていないで、いま、この2012年現在、今里新地にいる「パスポートを取り上げられている」とか「借金でがんじがらめにされている」という同胞を救い出すことに尽力すればどうか。


また、ところで、ジャッキー・チェンがミャンマーのヤンゴンで記者会見、子供の人身売買について<人身売買は世界中で起きていることだが、なぜ(子どもを取引する)悪いやつがいるのか理解できない。この問題をもっと取り上げることで、政府にもさらに対策を講じるよう圧力を強める必要がある>と訴えている。ミャンマーの中部、マンダレーにある「人身売買の経験がある子供」を保護する施設を訪ねてびっくりしたわけだ。<なぜ(子どもを取引する)悪いやつがいるのか理解できない>とのことだが、それなら、たまには祖国に帰ってみればどうか。北京や上海で記者会見すればよろしい。

アグネス・チャンもそうだが、お前らは、先ず、自分のとこの人権侵害を何とかししろ。




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