山あり、海あり一歩一歩、一寺一寺自然を求めて（２） ３月４日（金）

自宅を出発して９時間半が経ち、第一番霊山寺の正面に立つ。
思えば早朝出発時の大雪警報の埼玉から信じられない
ここ霊山寺の天候は肌寒いが快晴。
正面左手に鐘楼と多宝塔が、正面にあＴＶで見覚えのある仁王門を見た。
仁王門前で早速写真を撮り中へ入ると、境内は驚くほどの人達。
正面本堂はさすが１番だけあって、横手の売店脇で身支度を整えたり、
所持品を物色したり、寸法合わせをする人達で賑わっていた。
私は諸式一切を購入して代金を支払い、売店横の廊下から奥の広間で装うと
日常とは違う他界へのシュミレーションになって行く自分の姿を見ていた。
いよいよ本番がこれから始まり、前途への不安一杯あるが、大変を楽しみに
切り替えて歩んで行くと決心した。
仁王門で合掌してから本堂へ。
本堂前では整列した集団が声を揃えて唱え、また経本を見て唱えている人
もいるが暗唱している人も多い。
経本を手に読み上げることが正しい作法のようだ。
私は買ったばかりで、内容もわからず、読み上げる恥ずかしさが先にたったが
御宝号を唱え、納め札を納め、あわただしく１番霊山寺を打ち終え、
冷たい風が吹きつける県道１２号を急ぎ足で第２番極楽寺へ・・・・。