余録

新天地

早朝の太陽を見ながら・・室戸岬へ 05,10/22(52)

2006年11月11日 10時55分40秒 | お遍路さん
民宿徳増を予約した日は出発1ヶ月前だった。
宍喰町から民宿徳増までの距離がおよそ28kmの距離から
もし途中で不測の事態でも起こったら大変だし
また更に先の室戸までは13kmある。
無難な歩く距離から佐喜浜に宿を決めた。
民宿は書物に2軒ある。
室戸に近い民宿徳増に電話を自宅から入れた。
夕食を食べられる時間の問い合わせをした。
奥さんが電話口に出て遅くなるようでしたら・・・
・・・クルマで迎えに行きますよ・・という事だった。
その時遅くなったら電話すれば迎えに来てくれるから助かると思って
民宿徳増に予約をした。

民宿徳増は55号沿いにあり

その先には太平洋が果てしなく広がりを見せてくれる。
明日朝の日の出が楽しみだった。

おばあちゃんから民宿を建てる前は田圃だったと聞いた。
僅かな田圃をつぶして建てたようだ。
民宿の裏側は山が傾斜で迫っている。
以前は細長い田圃だったに違いない。

まだ建築して間もないように感じる事が出来た。
古さが残ってない真新しい玄関から廊下、階段の造りが光沢を残している。

この近くでは民宿を営む事が生活の知恵だったに違いない。
お遍路さんが泊ってくれる事が唯一のお客のようだ。
おばあちゃんから・・萩原健一・・ショーケン・・も宿泊したようだ。

私一人の広間での夕食を済ませ
2階への階段を上がり直ぐの部屋に入って
TVの電源を入れ
部屋の窓からの眺めはもう暗くなって
55号を走行する車のヘッドライトの明かりが見え
これから明日朝まで打ち寄せる波の音だけが友達だ。
明日は日の出の撮影を楽しみに
自分で延べた布団に横になる。

部屋の中はTVとテーブルがあるだけであとは何も無い。

翌朝4時半に目が覚めてしまった。
散歩に出てみたい気があったが
足に出来た靴擦れの痛さを堪える事で精一杯だった。
暫くの間、布団に入ったまま時間が過ぎて行く。

少しづつ窓から明るくなってきた。

6時頃になると大分部屋は明るさを増してきた。
早速、起床して着替えをした。
荷物の整理は昨日準備してある。

朝食は6時半でお願いした。
1階の広間にはもう準備がしてあった。

朝食を食べる時間には日の出が雲の間から見え隠れする。
慌しく2階へ上り日の出の写真をとりながら
朝食を頂いた。



民宿徳増7時頃出発。
足をひきずりながらの出発だった。
早朝の55号線はクルマが少ない。
時々猛スピードで全く静かな海岸線に爆音を残して走り去って行く。

歩き始めて10分位日の出を見ながら歩く。








最新の画像もっと見る

コメントを投稿