平和とくらし  #茨木市議会議員 #山下けいきの日々是好日

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なぜ「慰安婦]なのか、男性の責任とは

2010年02月13日 |  #憲法 #平和 #民主 #人権 #茨木市議会議員
講演する村山一兵さん。

 いわゆる「従軍慰安婦](性奴隷制度)について、勉強しようと議員も含めての学習会がありました。

 講師の村山さんは次のように話されました。詳しくは下記のレジメをご参考に。

 当時強制連行され、性奴隷とされた女性は亡くなられているか、ほとんど人生の最後の段階を迎え、いつ亡くなるか分からない状況になっている。認知症になっている方も出てきていており、早く日本政府の心からの謝罪、補償が求められており、そのためにも地方議会からの決議を上げていただきたい。

 また1965年の日韓条約で問題は解決済みとの意見があるが、「慰安婦」問題は当時取り上げられていないし、当事者が声を上げたのはいわゆる教科書問題以降のことである。当時の韓国政府は保守独裁政権で、国民の権利、個人の権利の認識がなかった。

 今後、議会での決議に向けて努力したいと思います。以下レジメです。

        ナヌムの家で働くこと
            -なぜ「慰安婦]なのか、男性の責任とは
                   ナヌムの家/日本車「慰安婦」歴史館研究員
                                   村山一兵

ナヌムの家-ハルモニたちの共同生活
 日本車による性暴力被害を被った女性たちが共同生活を営む、「ナヌム(分かち合い)の家」。
                                  
 92年に韓国の仏教団体からの支援を基にソウル市内に発足し、95年からは京畿道広州市内に施設建設、移転した。現在は社会福祉法人として高齢になった被害女性たち9名が生活しています。
 98年には世界で初めて日本車「慰安婦]問題をテーマとした人権資料館が、日・韓・在日市民の募金を中心として完成。「日本車『慰安婦』歴史館」として年間5000人の来訪かおり、その半数が日本からの来館者です。高校生修学旅行や大学生ゼミでの訪問、長期ボランティアの受け入れなど、そしてワークショッブ「ピースロード」開催などを通して、戦争を知らない若者世代への歴史・人権教育の場になっています。

ハルモニたちの存在
 日本軍人による性暴力被害を抱えながら長生き抜いてきた被害女性たちの存在。現在まで韓国政府には、234名の被害登録がされてきましたが、2010年2月現在での生存者数は87名と報道されています。高齢になりだんだんと亡くなっていく各国の被害女性たち。「ナヌムの家]で生きる/生きたハルモニたちの個性とその人生を通して、被害女性の存在とは私たちにとって何を意味するのでしょうか。
 90年代になってようやく名乗り上げた女性たち・・・何故90年代まで語れなかったのか。隠したい/語れない被害を証言すること、そして証言を聴く責任について考えたいです。

日本人男性として
 2003年から1年間の韓国留学中に「ナヌムの家」を初めて訪問しました。被害女性の言葉を理解したいと決心して通うようになりました。2006年4月より歴史館研究員として働き始め、4年目となります。ハルモニたちとの日常生活の中で、未だ拭い去ることが出来ない日本軍人による性暴力の精神的・肉体的な被害の深さに気付き、学びました。日本人男性として歴史館をどう説明するのか、ハルモニの証言を如何に通訳するのか、悩んできました。まずは被害女性たちとの関係性と信頼を築くことから始まるのだと思います。 日本人男性だからこそ、性暴力加害に向き合う必要があるはずです。

なぜ「慰安婦]と呼ばれるのか
 日本社会では従軍慰安婦と称されますが、国際社会4では既に、Sexua1 Slavery(性奴隷制度)と表現されています。当時女性たちが日本軍人たちから被った性的被害を、何故日本社会では慰安であったと弁明するのでしょうか。日本車人=日本男性の加害性を誤魔化す免罪符ではないでしょうか。性暴力を女性への暴力であると問題視され得ない社会において、被害女性の側ばかり批判される、つまりは男性側の問題を問わない社会認識を考えたいです。日本男性が性暴力被害について気付いて学ぶことから、性暴力加害に向き合い、自らのジェンダーを省みる必要があります。日本軍「慰安婦」問題は、現在の私たち自身の問題を表しています。自己の性のあり方、男女の関係性などを問い直す日常の実践が必要です。

今こそ立ち上がらなければ
  日本大使館前での定期「水曜集会]は、92年より始まり2010年1月13日に900回となりましたが、各国から被害女性たちの訃報が届きます。高齢となっている被害女性たちの傍で働きながら、どんどんと老いて語れなくなっていっているバルモニたちの姿に立ち会っています。被害の歴史が消えていく瞬間です。「日本政府は私たちが死ぬのを待っている」「後世代にはもう争ってほしくない。それだけなんだ」「賠償してどうなるの]ハルモニたちが口々に語る言葉の重みに、新しく政治が変わったと期待される民主党連立政権だからこそ、戦争加害に果すべき責任があるのではないでしょうか。戦争を知らない若い世代だからこそ、被害女性の存在から学んで伝えていくべきことがあるはずです。そして消えていくハルモニたちの存在、歴史をしっかりと掴んで、これからの世代に繋いでいく役割を担うべきです。

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