市議会原稿 原発事故への対応を / 【情報紹介】 （フクシマ）最悪事故から2年、除染・甲状腺がん

写真は3・10原発なくそう関西２万人行動で　関西電力本社前で

【今日の動き】
　最終日の討論の準備。控室に駅前のＹさんが来訪。市政の動きや国労の話など世間話。控室のノートパソコンの画面が小さいので大きなＣＲＴに変えていましたが、不具合が多く、反ってストレスになるので元に戻しました。最終日の意見書の件で他会派の議員と打ち合わせ。

　夕方は定例の「再稼動反対、全ての原発をゼロに」茨木金曜日行動。

「原発事故への対応を」　３月市議会の予算質問(いわゆる一般質問)原稿から。　

1、原発事故への対応について

　本市では市議会が昨年６月議会で「大飯原子力発電所３号機、４号機の再稼働に関する意見書」を可決して政府の関係機関に送付している。
①本市も関電に対して再稼働に関して安全対策を求めて動くべきと考えるが見解を問う。

②また市としても、この市議会決議を意識して日々の行政にあたっていると思うが、この決議以来、具体的な取組みがあったのか。

③また原発事故を受けて、地産地消のエネルギーを目差す動きが全国各地で広がっている。またこれほど市民の合意が出来上がっている事案もないと考える。本市の今後の取り組みを問う。

④関電だけではなくＰＰＳ電力・新電力を含めた購入を検討すべきといってきた。この点の検討と現時点での認識はどうか。また本市で対象となる50キロワット級以上の施設は教育委員会所管分も含めていくらあるのか。

⑤原発事故にいち早く対応できるように市独自で放射線測定設備を購入すべきだといってきたが、この点の検討は進んでいるのか。

⑥文科省の放射線等に関する副読本が放射線の危険性よりもその有用性を強調するような内容になっている。甚大な原発事故が起こり、福島だけでなく関東圏からも放射線被ばくを避けるために避難している状況でこれを使用することは問題だと指摘したが、どのような対応をしたのか。

２、地域防災計画の見直しについて

①従来から原発事故を想定しての地域防災計画が必要だと言ってきた。国も東京電力の福島原発事故を受けて、防災計画の対象範囲を従来より広げる動きになっている。本市の地域防災計画に原発事故を想定しての取組みが急務だと考えるが認識を問う。

②また、その中に甲状腺がん防止のためのヨウ素剤の備蓄を盛り込むべきだと考えるがどうか。近隣の自治体でも取り組む

二問目

①大阪府はどのような放射線量のチェックをしているのか。毎日観測値の異常をチェックする担当者を置いているのか。またそれは一時間ごとにチェックするなどのマニュアルを持っているのか。それで各市の防災担当者に緊急連絡する体制になっているのか。

　府は大住町の保健所でモニタリングしておりホームページでも確認できる。本市も毎日、朝の10時、昼は3時ときっちり確認することから始めたらどうか。

②原子力規制委員会の拡散シュミレーションや滋賀県が作成した放射性物質拡散予測で本市はどのような想定になっているのか。ヨウ素剤の対応が必要な50ミリシーベルト以上のケースは全くないのか。

③これまでのやり取りで最も近い原発は高浜原発の７７㎞との答弁をもらっている。これは中心部だと思うが最北端でいえばどれぐらいになるのか。また再稼働の大飯原発からの距離はどうか。

④原発事故の際の避難計画、一つは本市が他市住民を受け入れるケース、またより甚大な事故の場合、本市住民自身が避難をしなければならない事態も想定される。この点、関西広域連合なり、大阪府との調整は進んでいるのか。福島原発事故では管総理からの要請を受けて当時の原子力委員会が首都圏3000万人避難を考える恐れもあった。

⑤現時点で国や大阪府との整合性もあるが、本市独自で地域防災計画の骨子だけでも検討しておく必要があるのではないか。

⑥原発銀座と近接している琵琶湖、淀川が放射能汚染される可能性は高い。1400万人の水がめが汚染された場合の飲料水の確保についてどう考えているのか。

【情報紹介】

ドイツZDFテレビ（フクシマ）最悪事故から2年、除染・甲状腺がん

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