こんなメールが届きました。
♪そして神戸♪⇒♪そしてアベ~♪唄うはパギやんこと趙博さん。
http://www.fanto.org/schedule.htm
MP3で聴く怪曲「そして安倍」
http://www.fanto.org/music/abe.mp3歌詞をメモしてみました
1番)
アーベー 泣いてる人が 見えないのか 棄てられた庶民は
惨めになるだけ
イェ~イェ~イェ~イェ~
アーベー 爺さんの影を通す 膨れ面の中に
意図が見えている そして教育基本法変えて
そして憲法をつぶし 戦争の続き させてくれる相手さがすの~
オウオウオウオウオウ イヤー
2番)
アーベー 言ってわかる人か 傲慢な心が 醜くなるだけ~
イェ~イェ~イェ~
アーベー 無理に言いくるめてる 国のために死ぬのが~
美しいのだと そして支持率下がり
そして危うくなれば 誰かうまい嘘のつけるアソウ頼るの~
オウオウオウオウ イヤー
誰かうまい嘘のつけるオザワ担ぐの~
オウオウオウオウオウ イヤー
「どんどん、転送してください。」とのことです。
さて本題に入ります。(実は原稿を書き終えたところで、操作ミスで一旦消滅。再度書き直したものです。久しぶりに長くなりました。最後まで読んでもらえればありがたいです)
上杉聰さんから郵便が届いた。
「政党・政派を超えてきた
『刻む会』の原則といささか抵触するのではないかと、抵抗を覚えました。しかしながら、非常事態、あるいは特別におゆるしいただける事態と考え」・・・・、「ただ民主党からの候補者でもあることから、冒頭に述べたような「刻む会」の立場からの懸念がないではありませんが、私個人のお願いとし、」と続け、特定の民主党候補を国会に送ろうとの文面である。
こんなものを見ると私の胃はキリキリ痛んで仕方ない。何度こんな場面に出会ってきたことか・・・。そしてこれからもあるのだろう。
私は上杉聰さん個人と面識がない。上杉聰さんも私のことを知ってこんな非常識な手紙を書いたのではないだろう。
なぜこんな手紙が私に届くのか。私は「刻む会」の趣旨に賛同して過去小額ながら幾度かカンパしてきた。そのときの名簿が今回使われたのだろう。
民主党の候補者が「刻む会」呼びかけ人の上杉聰さんに協力依頼する。上杉聰さんは個人的にか、「刻む会」の了解を得てか、その際どんな議論があったのかは知る由もないが、民主党の候補者に、「刻む会」の名簿を渡す。民主党の候補者はその名簿を利用して事前の選挙目的のパンフレットを郵送した。発送人こそ上杉聰となっているが、おそらく印刷、発送の経費や作業は候補者側だろう。
もしこの通りだとすると上杉聰さん、もしくは「刻む会」は
入手した個人情報を本来の目的ではない選挙目的に使うことを承知した上で民主党に提供した事になる。これが目的外使用であることは言うまでもない。 こんな使われ方をして怒る人は私だけではないだろう。
確かに推薦する候補者は自民党と寸分たがわぬ民主党では掃溜めの鶴的存在かもしれない。しかし参議院選挙比例区の選挙は選挙区選挙と違って個人選挙ではない。個人票は政党票としてカウントされる。この人への票は何よりも民主党(支持)票になった上で、個人の当落につながる仕組みである。当選すれば上杉さんや「刻む会」の期待に応える事もあるかもしれない。が、当選しなければ、掃溜めの民主党議員を増やすだけのことである。
しかしことはそれだけではすまない。民主党のほとんどは改憲派、自民党以上の靖国派も多い。教育基本法で愛国心を謳い、自民党と悪政の競い合いをするのはこの党の性である。「自民党の右派とも果敢にたたかい」とあるが、所属する民主党ではどうなのだ。
民主党右派の西村真悟は核抑止力と戦争の関係を強姦に例え「核武装は法と同様の抑止力。罰せられないのなら俺らみんな強姦者になる、やらないのは抑止力がある(=核での応戦を受ける)から」(→核武装論)と週刊誌上で発言。さらに辻元清美・衆議院議員(社民党)の抗議を受けたことに対し「『お前が強姦されとっても助けてやらんぞ』と言ってやった」と非武装論を非難する発言をした(ウィキペディアより引用)。彼は長らくこのような暴言三昧を続けていたが、民主党が処分したとか、民主党の誰からかとがめられた話は聞かない。民主党は笑って済ませていたではないか。
西村真悟だけではない。東祥三、末松義規、藤島正之などの国防族、また天皇の靖国神社公式参拝も目標に掲げる「皇室の伝統を守る国会議員の会」には羽田孜、渡部恒三が名前を連ね、2004年に右翼改憲団体の日本会議と日本会議国会議員懇談会との合同役員総会で設立された教育基本法改正促進委員会には民主党から40人以上が参加している。
前代表の前原誠司は有事法制の提案者として有名だ。
都議会民主党総務会長の土屋敬之都議は、「中国・韓国の教科書に見る日本」と題して「歴史教科書を考える展示会」を開き、韓国を日本の領土に併合したことについては「完全に合法的」。従軍慰安婦については「『強制連行』の事実はいっさいない」。人体実験などで悪名高い「七三一部隊」では「毒ガス・細菌兵器の研究や開発は国際法違反ではなかった」…。日本政府でさえ認め、反省を表明した事実さえも否定する侵略戦争美化の宣伝をしている(赤旗より引用)が、民主党内から批判する声があったとは聞いていない。いくら史実と違うことを宣伝し、右翼的言辞を弄しようとも、党内では誰もとがめない。これが民主党の腐敗した体質なのである。
ついでに言えば、同封のパンフレット等に顔写真入りで推薦人になっている土肥隆一、本岡昭次がどれだけ労働者を裏切ってきたことか。
児童施設恵泉寮の施設長だった土肥隆一は、交渉中だった労働組合を敵視し、突如解雇、13年半に亘る裁判で敗北せざるを得なかった。
本岡昭次は、自衛隊違憲や非武装中立は、政権構想の足かせとなり改革を妨げた。村山首相(当時社会党)の「自衛隊合憲、日米安保堅持」の方針転換は遅すぎたとして「デモクラッツ」を結成、基本理念に「自衛隊合憲」の新党を結成し、社会党を揺さぶり民主党に走った。
この2人に何の功績もないとは言わない。しかし護憲の社会党を踏みつけていった罪状を私は許すわけにはいかないし、この点、自民党に走った谷畑孝、井上一成らと同罪である。
話を戻すが、当選しても護憲の立場を守るために公認権を持つ党首に逆らう事はしないだろう。苦渋の選択を口実に庶民を裏切る議員がいかに多いことか。そして「苦渋の選択」は「当然の選択」に化してしまうのである。私は「民主党、言い訳だけがうまくなり」と茶化したが、今では「民主党、言い訳すら口にせず」で、自民党と同じ路線をちんたら走っている。
社民党は基本政策の転換を反省したとはいえ、今に至るまでその過ちを償うために汗を流してきたとは言えない。それでも私たちは平和憲法の理念と庶民のかけがえのないくらしを守る立場から社民党候補のために汗を流してきたし、今回参院選でも大阪で社民党の公認候補を応援する。愚直なまでに基本政策を守ってきた私たちは「正直者が馬鹿を見る」そのものかもしれない。
民主の場合、護憲はイチジクの葉っぱ、今回は社民や共産だけでなく、9条ネットからも票を掠め取るために選挙期間だけ掲げるスローガンになる。民主党の問題は改憲だけではない。消費税、労働法制、日本経団連への対応などからして、政権が民主になっても民衆はまた苦しめられるだけのことである。
今回推薦する人物や、所属する民主党が次から次へと悪法に賛成するとしたら、上杉さんや「刻む会」はどんな責任をとるというのか。自分たちのために動いてくれれば、それ以外のことは不問に付すつもりなのか。わが国の海外侵略の責任を問い続け、地道に多くの人々の共感を得てきた貴重な運動体が、改憲の民主党を支援する。運動の停滞だけでなく、これまでの歩みの否定にもつながりかねない、これこそ「刻む会」の非常事態ではないか。いささかの躊躇が感じられるのは、その恐れを多少なりとも自覚してのことではないのか。
民主党に比べれば社民党、共産党、そして私たち9条ネットの方がずっと上杉聰さんや「刻む会」の主張に近いだろうと思ってきた。しかしそれは私の認識不足、思い上がりにすぎなかった。なにせ私は上杉さんや「刻む会」にとって民主党の支持を呼びかけられる対象でしかなかったのだから。わが身の不明を恥じ入るのみだ。
それでもいいたい。民主党は比例区定数削減の公約に明らかなように少数派(社民党、共産党、そして私たち9条ネットも含めた)排除の党である。それは政治の分野にとどまらない。連合が異端の少数派を排除したように、多方面において民主党は少数派と心底から組む事はない。弱者、少数者を利用するだけ利用するが、そのために汗を流すことはない。
民主党は自民党と同じく小選挙区で下駄をはかせてもらい、その分だけ政党助成金も多く受け取っている。一方、小選挙区ではなかなか勝てない社民や共産、そして私たちは比例で何とか議席を確保せざるを得ない。ところが比例での立候補には1人600万円(選挙区で300万円)の供託金がいるのだ。
貧乏人を候補者から締め出し、実際の支持以上の議席と助成金を受け取る仕組みを作り、それで大きなうまみをえている自民と民主。かれらに民主主義を口にしてほしくない。上杉聰さんには供託金を作るための苦心惨憺など他人事だろうし、小さな政党に所属していること自体、下手な生き方だと思うのかもしれない。
ただ、現在の閉塞した政治状況につながった、また戦争のできる国づくりの悪法が次から次へと成立する土壌こそ、小選挙区制、公職選挙法の改悪、政党助成金の創設といった政治改革に他ならないし、それを推進したのが自民、民主だったことを私は忘れない。
以上の経過は十分承知の上で民主党の選挙なのか聞きたくなる。上杉聰さんや「刻む会」をこれまで期待や尊敬もしてきたが、名簿を目的外利用した上に民主党への投票を呼びかけるようでは幻滅でしかない。
とはいえ、上杉聰さんや「刻む会」の活動は日本の平和と民主主義を育てていくためには欠かせないとも思っており、ささやかではあるが支え続けるつもりだ。
ここまで書いてきたが、衆院大阪9区補欠選挙でも同じような思いをしている。
「お元気ですか」232号
きくちゆみさんから以下のメールが届いた。
「9条第2項の変更が本当に嫌なら社民党で議員活動をやったらいかがですか」 民主党の本性はこんなものでしかない。(強調部分は山下)
以下がそのメールである。
昨日(6月1日)の東京新聞の2面に民主党の長島昭久
(元、石原伸晃の秘書です)民主政策調査副会長のインタビューがあり、その中で、民主党は9条2項は現実と乖離している(ので)国会が自衛隊をコントロールするという原則を貫き、安全保障法もつくる。そうして
第2項の変更は多くの議員の同意を得られる、と語っています。
それでも、(民主党の)護憲派が納得しなければ?という質問には「乱暴な言い方かもしれないが、多数決で決めるしかない。本当に嫌なら社民党で議員活動をやったらいかがですか、と言うしかない」と語っていますから。