秋田県がパブリックコメントを募集しています。

八郎湖に係る湖沼水質保全計画

なんだかヱヴァンゲリヲンに出てきそうな名前の計画ですが、事態は冗談では済みそうにありません。

以下、少し秋田県の前文をコピーしました。

「　県では、八郎湖の水質保全を図るため、総合的かつ計画的な水質保全対策に取り組むこととしており、
湖沼水質保全特別措置法に基づく指定湖沼の指定を受け、「八郎湖に係る湖沼水質保全計画（第１期）」
を策定することとしました。
　ついては、「八郎湖に係る湖沼水質保全計画（第１期）（案）」について、次のとおり、御意見等を募集し
ます。」

今年の春頃八郎をにぎわせた水抜き騒動の内容と少し絡むようなのですが、
その内容に問題があります。

5 外来魚等未利用魚の捕獲による窒素、りんの回収と魚粉リサイクル
　　○ブラックバスをはじめとする外来魚や、コイ、フナなどの未利用魚を捕獲するこ とにより、窒素、りんの回収を図る。
　　 併せて、これらの未利用魚を魚粉肥料にして、環境保全型農業を推進する。

これは魚の死骸が水質の富栄養化（アオコの発生）を促進しているとの考えに基づいているようなのですが、
どうにも理解しがたいのは、
対象が未利用魚＝漁業に有益ではない魚？に限られていること。
魚粉肥料の農業への利用により、環境リサイクル型の農業として特産物を作り発展すると思っているらしいこと。
また、バス、コイ、フナなどの捕獲と謳っておきながら、
一方では遊魚とふれあえる、多様な魚の泳ぐ湖を目指すとも書いてある。
遊魚って、バス、コイ、フナじゃないの？
これらが居てこそ多様な魚なんじゃないの？

以下にURLを張っておきますので、是非見て頂いて１件でも多いパブリックコメントをお願いします。

http://www.pref.akita.lg.jp/icity/browser?ActionCode=content&ContentID=1196899258482&SiteID=0



もちろん、漁業や、農業への施策は大切だと思うし、
水質改善も大切だと思いますが、

「水澄んで、魚棲まず」

にならない事を切に願います。