視線が怖いと言っても、人の視線が怖い! 自己視線恐怖症と分かれると思うけれど、正視恐怖症、つまり人の目を見て話すことが出来ないことは、コミュニケーションをとる上で絶対的欠陥でした。
日本人は、欧米人ほど人の目を見て話すことはないにしても、やっぱり要所要所では目を見て話すし、真剣な話、恋人同士の見つめ合いとか、ずっと眼を見て話すことがあるよね。
だから、僕は「人の眼を見て話すことが苦手」という重大な欠陥のために、友人を作ることをしなかったし、作ったら作ったで、どうやって会話をしようか、変に思われないようにどのようにしたらいいのか、どうやってごまかそうかばっかり考えてた。
これってつまらないし、自分が情けないし、ほんっとどうしようもなかった! きついし、劣等感だし、悔しかった! 自分を呪った! 対人恐怖症(視線恐怖症)になるまでは、何にも考えず!人の眼を見て自然に話すことが出来ていたのに、意識してしまったらもう人の眼を見て話すことが怖くてたまらなかった。
正視恐怖症も脇目恐怖症も自己視線恐怖症も同じですね。とらわれたら最後。。。。
人に僕の視線が威力を与えている恐怖と、人が自分を見る恐怖(視線を向ける恐怖)でつらかった。
いつも不安に思っていると、ちょっと人と眼があって、その人が目をそらすと「あー、俺のせいだな」なんて思ってたし、みんな同じ反応をしているように思えてならなかった。
いまもそんな考えに取り憑かれている人はとっても多いと思う。
毎日地獄だけど、視線恐怖症、正視恐怖症が治った僕から、言えることがあります。
それは人は普通の人と話しているときだって、目をそらすし、あえて目を合わせないようにして話す人も多い! それをこちらのせいだ、自分が正視恐怖症だから、威力を与えているなんて勘ぐってしまっているのは、間違い!
あと人に自分の視線が威力を与えているなんて思わないでほしい
それじゃぁ、「眼力」があるっていわれるタレントがいるけれど、あれだって一種の視線の威力だよね。
でも、そんな人は、自分の視線が威力を与え、人に迷惑をかけているなんてこれっぽっちもおもっていないよ!
だから、堂々と(最初は無理だと思うけど慣れるから)眼を見て話そうよ。
すごく勇気が要るし、最初ははっきりいってきつい!
人の反応が嫌がっているように思えてしまうもの
でも、全然大丈夫! 俺が出来たから!
そういえば、とてもお世話になった岩波先生は話がとてもしやすかったから、視線恐怖症という負い目はほとんど感じなかった。
それにもし視線恐怖症で苦しんでいても、先生は何とも思わないし、普通に接してくれるから、卑下することは全くない!
通っている人は頑張れ!
正視恐怖症を経験した人のブログ、ホームページがこちらにありました
主に正視恐怖症の記述があるサイト、克服体験記(岩波先生の神経症克服プログラムを受けた人たち)
神経症征服克服きょーかい
古くからあるサイトですね。視線恐怖症や正視恐怖症や脇見恐怖症の体験記や症状についての悩みがあります。ナナの対人恐怖症と視線恐怖症の部屋
脇見恐怖症・視線恐怖症・過敏性腸症候群・おなら恐怖症・会食恐怖症だったナナさんのお部屋