もしも対人恐怖、視線恐怖、正視恐怖、会食恐怖、脇見恐怖、そして社交不安障害がずっと僕の人生について回っていたら、僕は今頃どうなっていたんだろう??
これは僕だけの話ではないです。
もしいま対人恐怖症に地獄のような生活を強いられている人がいたとして、10年後も地獄を味わっていることを想像したら、もはや絶望しかないと思います。
そして、残念なことにもがいても、避け続けても症状はよく治りっこないんですよね。
神経症は病気ではなく、薬を飲み続けたら治るもんじゃないし、性格と一体化してしまっているから。
神経症を特殊な病気だと思い込みたくて、これが本来の自分じゃない、病気にかかっている状態なんだと思いたがっても、無意識と一体化しているからどうもがいてもダメです。
どうも精神医学界には、熱や風邪や肉体的疾患のように、「この薬を飲めば治る!」という前提で、神経症を捉えていると思います。
でも、神経症は病気じゃないです。精神病でもないです。
病的に感情や無意識が不安と恐怖に支配されている状態です。
だから、僕がありったけの気力で神経症に立ち向かっても、僕自体が神経症に取り憑かれているから克服できなかったし、みなさんも克服できていないと思います。
神経症は薬では治りません。
症状を抑えるだけです。それも時期に効果がなくなります。
たくさんの悩まないようになるための本が出てますが、それを読んでもあなたが神経症である以上、つまり神経症のあなたが読んでいるから神経症がよくなるわけがありません。
神経症をボコボコに殴って二度とオイラに楯突かないようにしてやろう!!! と思って頑張っても、殴る相手が自分自身なのだから、意味が無い!
自分を殴っても痛いだけ。無意識には手が届かない。
僕もそうだったけど、対人恐怖症や社交不安障害となってしまった人は、ありったけの克服方法をやってもシャドーボクシングをやっているだけで何にも神経症に効果的なパンチを繰り出せない。
不幸ですよね。
残念だけど、神経症の人はずっと神経症のまま時が過ぎていきます。
つまり一生報われない地獄のような人生が続いていってしまうんです。
やばいです。
僕もやばかったです。
もし過去に神経症(僕の症状は対人恐怖、視線恐怖、会食恐怖、社交不安障害でした)が治っていなかったら、2016年の夏真っ盛りの今でも、人に怯えて自分に叩きのめされ社会に潰されながら生きていたんです。
人を怖がり怯え不安を感じ、悔しい思いをし続け、突破口も希望もないまま生きていたんだなーと思うと、今神経症と無縁の人間になれたことは奇跡です。
苦しんで必死で生活費を稼いでいて、それも社会の底辺で生きざるを得なくて、たくさん耐えて生きているけれど未来もない・・・・・こう想像すると、今神経症で辛酸を嘗め続けている人は、絶対に克服してください!と思います。
こんな神経症の地獄で苦しむために生まれてきたわけじゃないです!
自分の意志の力でコントロール出来ない悲劇ってないです!
幸せに生きたいけれど、神経症、特に対人恐怖、社交不安障害じゃ幸せに生きることはまず無理だと思います。
ひきこもってもうつ病になるだけです。
ひきこもっていたら経済的困窮に陥り、やっぱり生き地獄です。
だから、根本から克服してください。
根本から克服する技術がこの世の中にはあります。
そして、自分でも根本から克服するために、言われた課題を絶対に徹底的にやってください!
そうしたら無意識から根本的に変われます。
神経症と一体化した状態から、本当の子供の頃のような神経症ではない状態で生きられるようになります!
神経症はあなたの尊厳を奪い取っちゃいます。
プライドをボロボロにされ、精神状態が最悪なまま生きなければならなくなります。
こんだけ苦しんできても神経症の状態では、絶対報われることはないです。
最近感動してますか?
苦しんでばかりじゃないですか?
everyman より
(神経症の恐怖、神経症のままだった時の自分の未来について思うところがあり久々の投稿)