正視恐怖症は、人の目を見ることが怖い!
自分の視線が相手の外を与えて、不快感を与えているのではないかと恐怖を持つ症状だから、会話が成り立ちません。
もともと話好きでも(僕がそうでした...)、人の目が見ることが怖いばっかりに会話もまともにできなかい人も多いと思います。
視線恐怖症は、普通に見られるようにあらゆる努力をするけど、正視恐怖症ばっかりはなかなか普通にできない。
人の目を見られないということだけで、もう相手から変に思われてしまうから。
だから、ものすごくきついです。
自分の存在そのものが「迷惑」につながってしまうことは、もう自分の生きている価値ももてなくなっちゃいます。
で、正視恐怖症の人でも、とりあえず、相手から「自分の目を見ている」と思わせるポイントがあります。
よく面接で言うのが、相手のネクタイを見て話すのがいい、というものがあります。
これはある程度距離が離れているからできることなので、近い距離の時はやめましょう。
ネクタイではなくても、離れた距離では首あたりを見てもいいということですね。
もう一つ、眉間を見て話すといいとも言います。
相手から見たら、目を見て話している、と思うけれど、こちらは眉間を見ているわけだから、とりあえず正視恐怖症の人でも可能かと思います。
「人の目を見て話さなくちゃ! 人の目を見て会話を聞かなくては!」と思いつめて、ますます視線恐怖症が悪化するならば、こういう方法でとりあえずしのぎましょう。
あとは、挙動不審に見られないように、視線を大きく泳がせないほうがいいです。
眉間を見ているなら、堂々と見てやりましょう!
ちなみに視線恐怖症になると、どれくらいの頻度で相手の目を見ていいのかわからなくなりますよね(正視恐怖症の人は眉間、距離が離れていたら首あたり)。
話すときは、基本的に相手に威圧感を与えないように、時々視線を外すといいと言われています。
聞き手のときは、しっかり話を聞いていますよ、ということを相手に示すために、しっかり目を見るといいといいます(何度も言うけど、精子恐怖症の人は眉間を)。
日本人なので、じっと目を見て話す文化でもないので、じっと執拗に見る必要はないです。
僕の知っている以外でも、人のここを見れば、相手から目を見て話していると思う箇所があるかもしれないです。
悩みの悪循環に陥るよりも、堂々と相手の目以外を見て、話してやりましょう!
最初はそれでも怖いです。
でも、なんでも勇気なくして克服はありえません!
楽して視線恐怖や正視恐怖を治そうという考えがあるととっても治りが悪くなります。
勇気をだして、苦手なことにチャレンジしていきましょう!
良くなっている人は僕の知る限り勇気をもった人です。
勇気(あるいは覚悟)をなくして、良くなった人は居ないと思っていいです。
とはいえ、しっかり人の目を見て話せるようにならないかぎり、いくらごまかせても視線恐怖症は克服したことにはなりません。
一時しのぎで使いながら、もっと根本的な視線恐怖症、対人恐怖症の根っこを壊していきましょう。
いくら正視恐怖症をなんとか避けられたと入っても、もともとの対人恐怖症はあるし、それで悩みまくることに変わりはないからです。
幸せな人生には到底程遠い状態です。
一番大事なのは根本的解決です。
対人恐怖症の根っこを壊すことができなければ、別の視線恐怖、対人恐怖の症状が出てきてしまいます。