台湾のアートフェア「アート台北」を取材しました。
会場はやたらと背の高い101ビルの隣のワールドトレードセンター。広大な見本市会場ですから、アートフェア東京に似た感じです。違うのは一つのブースが大きいことと通路もゆったりしていること。それに台湾のほか、中国・香港・日本・韓国といったアジアの主要国からの参加が目覚しいこと。実に110の参加のうち、53が外国勢。特に日本からは最多の22ギャラリーが出展。去年と一昨年に好結果を残した日本の画廊が他を誘うかたちでここまで参加が増えた模様。
プレビュー、つまり前夜祭では特設されたステージで関係者の挨拶もそこそこに、女子十二楽坊の台湾版でしょうか、アイドル系楽器演奏グループの演奏が鳴り響き、盛り上げをはかっていました。
地元の人に聞くと前回と比べると若干人の入りは少なく、静かな印象とのこと。たしかに、ステージから離れると人の流れはあまりなかったかも。金曜と日曜にも行ってみましたが、やはり全体に少なめのようでした。
それでも地元台湾のソカアートギャラリーが張暁剛の大作は早速売れてましたし、大阪のヨシアキ・イノウエギャラリーが放つ「完売作家」、北川宏人の彫刻もすぐに全作品売れてました。見ごたえという意味では、誠品画廊の蔡国強の巨大作品や、韓国のガナアートギャラリーが出品した草間弥生のミロのヴィーナスあたりが目立っていました。
会場はやたらと背の高い101ビルの隣のワールドトレードセンター。広大な見本市会場ですから、アートフェア東京に似た感じです。違うのは一つのブースが大きいことと通路もゆったりしていること。それに台湾のほか、中国・香港・日本・韓国といったアジアの主要国からの参加が目覚しいこと。実に110の参加のうち、53が外国勢。特に日本からは最多の22ギャラリーが出展。去年と一昨年に好結果を残した日本の画廊が他を誘うかたちでここまで参加が増えた模様。
プレビュー、つまり前夜祭では特設されたステージで関係者の挨拶もそこそこに、女子十二楽坊の台湾版でしょうか、アイドル系楽器演奏グループの演奏が鳴り響き、盛り上げをはかっていました。
地元の人に聞くと前回と比べると若干人の入りは少なく、静かな印象とのこと。たしかに、ステージから離れると人の流れはあまりなかったかも。金曜と日曜にも行ってみましたが、やはり全体に少なめのようでした。
それでも地元台湾のソカアートギャラリーが張暁剛の大作は早速売れてましたし、大阪のヨシアキ・イノウエギャラリーが放つ「完売作家」、北川宏人の彫刻もすぐに全作品売れてました。見ごたえという意味では、誠品画廊の蔡国強の巨大作品や、韓国のガナアートギャラリーが出品した草間弥生のミロのヴィーナスあたりが目立っていました。
春に開催されたホテル型のフェア「ヤングアート台北」のときにも思ったことですが、全体に若い作家を売り出そうという主催者と画廊の頑張りがよく見えました。そのひとつが「メイド・イン・台湾」と呼ばれる特設コーナーで、ビデオや写真も含めて新しい作家を紹介していましたし、なかには18人に1号サイズの作品を6点ずつ制作してもらって、それをズラリと並べたギャラリーもありました。若い才能を発掘したいというのは、いつの世の中でも大切なことだと改めて感じました。日本は、どうかな?