月刊美術編集部ブログ

アートにどっぷりとひたる毎日

画廊で寄席

2010年02月06日 | 月美・自転車部員S
銀座の南端、新橋駅のほど近くのアートギャラリー閑々居

ここは展示空間のほとんどがお茶室で、
お茶を点てていただきながら作品鑑賞もできる個性派画廊です。

今夜はそこで、なんと寄席が開かれました。

真打は二代目林家木久蔵師匠! 
笑点でおなじみ、初代木久蔵(現・木久扇)師匠のご子息。

高座と客席が1メートルと離れない空間に
「こんなに近いと正直やりづらいですが」と苦笑いされつつも
「六尺棒」と「時そば」、二題も演じていただく大サービス。
(ちなみに「時そば」のまくらは当然、木久蔵ラーメンw)

前座での林家扇さん(女性噺家さんです!)の「元犬」も含め、
笑い続けてあっという間の約2時間でした。

それにしても、なぜここで落語界のプリンスが寄席を?

実は、同画廊ではミーノ武田さんという方の苔アートを扱っているのですが
(熱帯魚の水槽システムを応用した苔の箱庭を飾る、前代未聞の作品です)
熱帯魚マニアとしても知られる師匠、これが大好きなんだそうです。

この苔アート、壁面緑化や空間の空気清浄にも役立つエコな一面もありまして。
これを事業として推進すべく設立された会社の社長と師匠が熱帯魚つながり。
そこから、扱い画廊の閑々居ともご縁ができたのだそうです。

アートっていうのは本当に、人と人との縁をつなげるものですね。
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ネコピアノ

2010年02月06日 | 管理人兼水泳部員N
川口喜久雄さんという彫刻のアーティストがいます。自分の仕事を「シルエット工場」と題し、作品を「シルエット・オブジェ」と名づけています。管理人Nも暮らしたことのある小田急線の柿生在住の作家さんです。

影の彫刻といえばいいでしょうか。薄い合金板をエッチングの技法で細かいところまで彫りこみ、計算された影で立つように出来ています。モチーフはネコだったり、楽器奏者だったり、不思議の国のアリスだったり。

影で立つ人影、英語で言えば "Silhouette standing on its shadow"ということになります。もっと分かりやすい説明が川口さんのサイトにあります。デ・キリコ「街路の神秘と憂鬱」が発端だったとか。
http://www2.odn.ne.jp/~aaj03250/zikann.html

ミュージアムショップのグッズにもなっていて、ジブリ美術館、横須賀美術館
箱根・彫刻の森美術館でご覧になった方もいるかもしれません。

冒頭の写真は「ネコピアノ」。ネコをモチーフにした初期の作品で、値段も3,675円とお買い得です。

実はアートショップの隠れた人気作品なのです。
そのほかのラインナップも是非ご覧下さい。
アートショップはこちら。

ちなみに私のオススメは「天体観測機」です。

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"Cat Piano" is a copper sculptur made by KIKUO KAWAGUCHI.
He call his art room "Silhouette factory" because he makes tiny Silhouette sculptur, a sculptur of the "Silhouette standing on its shadow".

They are made in a way of etching, copper print making technic.
How is it?
I recommend another work"an astronomical telescope".

Please check here.

one minutes vacation vol.3

2010年02月06日 | 野鳥と山野草マニアMW
one minutes vacation vol.3


美術評論家の本江邦夫先生に捧げます。

1.原稿がどうにもはかどらない美術記者および編集者 
2.制作が煮詰まった状態の作家(美術家・文芸家など)
3.その他、しばらくの間、現実逃避したい方

もよしなに。音楽つきですよ。


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TANKA展─ 惑星地球へのパスポート

2010年02月05日 | 管理人兼水泳部員N
王丹戈君の個展が今日から始まりました。うちの雑誌で写真を撮ってもらっているのですが、もともとは東京造形芸術大学で絵画を学んだ画家。

主にアクリル絵具と色鉛筆で描いた、なんとも奇妙な絵がズラリと並んでおります。奇妙というのは、もし異星人が地球人の生活を見たら・・・という視点の設定がされているからで、見ると違和感を引き起こす人間模様がモチーフになっています。ゲイカップルのキスだったり、泣く女の顔だったり。

うちのもう一人のカメラマン船寄剛くん(右)とツーショットで写しときました。
このあと「今日は、ホンネで」でお馴染みの本江邦夫先生もお見えになりました。「ゲイイキが広いねえ」との弁。

ちなみにみんなゲイの趣味はないそうですので、お間違いなく。

本江邦夫氏


かろうじて見せられる作品の一部

TANKA
「惑星地球へのパスポート」“Passport to the Planet Earth”

2010.2.5(Fri.)~3.6(Sat.)
ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アート
Galerie Sho Contemporary Art
東京都中央区日本橋3-2-9 三晶ビルB1F
Tel: 03-3275-1008 Fax: 03-3273-9309
月~金 11:00~19:00 /土 11:00~17:00
日祝休
入場無料 Admission free
info@g-sho.com
www.g-sho.com

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斎藤真一展 瞽女と哀愁の旅路

2010年02月04日 | 野鳥と山野草マニアMW


武蔵野市立吉祥寺美術館で「斎藤真一展 瞽女と哀愁の旅路」が開催中です(~2月21日まで)。盲目の旅芸人・瞽女(ごぜ)を描いた画家。闇に映える〈赤〉がとても印象的で、デフォルメされた民話調の人物が強烈なイメージを伝えます。

でも個人的にはこのシリーズではなく、メランコリックでノスタルジックな作品群が好み。お金があれば本気で手に入れたいくらいなのです。 画面はまるでヨーロッパの映画とかお芝居の舞台のよう……。主人公も抜群の存在感ですが、道端に寝そべる犬とか電信柱にとまる鳥といったの脇役達?が、めちゃくちゃいい味出してます。で、今展のフライヤーにも大きく掲載されました。希代のストーリーテラーの回顧展、どうぞお見逃しなく。

斎藤真一作品に関する問い合わせは、八重洲の不忍画廊まで。鑑賞から購入まで、親身に相談に乗ってもらえると思いますよ。

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新槐樹社展と立軌展と銀座・洋協ホールのField of Now展

2010年02月03日 | 管理人兼水泳部員N
六本木の国立新美術館では新槐樹社展と立軌展がスタート。ルノワールを尻目に、二団体を見ました。で、それぞれパーティーもあったので会場へ。

その後、銀座に戻って洋協ホールで始まった「Field of Now展」へ。
若い画家を集めたグループ展です。そのなかから、何人かの写真をアップしておきますね。冒頭の写真は増田恵助さんの油彩作品。

これは米田和恵さんのシュールレアリスティックな油彩。ちなみに後ろ姿は作家の米田さんです。


それに岡ちえこさんの日本画です。


すいません。タイトルは忘れました。
あと岡靖知さんの写実画も目を引いてましたね。
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アートフェア東京 記者発表

2010年02月03日 | 管理人兼水泳部員N
有楽町にてアートフェア東京2010の記者発表。開廊5年以内の若い42ギャラリーに参加機会を与え、逆に一般のギャラリーはやや少なくなったおかげでブースが広くなるそうです。あのギチギチ感が薄まるといいですよね。
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波佐見焼つながり

2010年02月03日 | 野鳥と山野草マニアMW

陶芸家の大藪龍二郎さんは、去年の暮れに取材した大藪雅孝先生のご子息。ご案内をいただいたので、先日青山にある桃林堂画廊にお邪魔しました。東京芸大の大学院で知り合ったという長瀬渉さんとの二人展には、それぞれの個性が光る造形作品がズラリ(モチーフは動物が多かったかな……)。実用的な作品も多く、なかなか見応えのある展示でしたが、とはいえ、自分もスケジュールがぎっしり……。



普段なら、長居せずにオイトマするところですが……。な、なんと二人とも波佐見焼と縁が深いというではありませぬか!
(長崎の波佐見町で焼かれる磁器です。くらわんか碗とコンプラ瓶で有名。有田焼に近し。で、義父の実家が卸業とギャラリー舘山堂を経営)
しかも会話が進むにつれ共通の知り合いが続々登場。さらに、龍二郎さんと家内(日本画)が芸大で同期だったことも発覚。もはや他人とは思えなくなってしまったのでした。お二人の今後の活躍に期待したいところです。
長崎を訪ねる楽しみもできましたよ。

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社長のキャラは本に表れます マリア書房の社長さん

2010年02月02日 | 管理人兼水泳部員N
京都を拠点に、美術系の書籍を発行されている出版社にマリア書房があります。日本画年鑑とか、現代の洋画骨董・古美術の緑青という雑誌などを出されている老舗出版社さんです。創業は大正14年というから、もう80年も続いている。すごいですね。
(ブログでは、PDFで書籍の中身をちょっとだけ見られますよ)

その三代目社長となられた高野明子さんが来社されました。とても品のいい美人。
こっそりデジカメで撮って、強引に了解を得たので、アップします。

サイトを見ていたら、この高野さんが就任に際して書かれた挨拶文が掲載されていました。
これがまた謙虚というか、なんというか…・・・心から美術の出版で何をすべきかを真摯に記していらっしゃいました。

社長のこういう真面目なキャラクターが、きっとカチッとした本物志向の一連の出版物に浸透・反映しているんでしょう。一般にいうところの社風ということです。

翻って我が月刊美術の社長はといいますと……本誌「月刊美術」からご想像ください。日本画あり洋画あり、コンテンポラリーあり、銀座とグルメあり。なんでも取り込んでしまうおおらかで太っ腹な感じ、懐の深さからイメージしていけば、大きくははずれないはずです。

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愛の兜とラオウの兜

2010年02月01日 | 管理人兼水泳部員N
突然ですが、五月の端午の節句にこんな兜はいかがでしょぅか。
いま人気の直江兼続の「愛」の兜です。
これのスゴイのは、なんとミニチュアじゃなくて原寸サイズということ。もちろん頭にかぶれるし、それどころか戦えるのです。というのも、作ったのは人形師ではなく、甲冑師。つまり本物なわけです。
本物志向の子供には、いや大人にもピッタリです。
アートショップはこちら

さらにこんなのもあります。
ラオウの兜。そうです。あの「北斗の拳」のラオウ(拳王)の兜です。
これまた原寸サイズなので、よほど頭の大きい人でない限りはかぶることができます。これは本物志向というより、コスプレに近いかもしれませんね。
でも、コスチュームとして考えたって、一生モノですよ。
アートショップはこちら

Do you know Japanese custom "Tango no Sekku" , wishing a boy's health, safty and success in his life. We display imitated Japanese armour and sword, or a doll equipped with them.

How about this "LOVE" armour of Kanetsugu Naoe.
This is neither a model nor toy but is a real armour made by armour meister. You can put it on your head and go fighting!
This is special item for genuine intention.

The latter one is a armour of RAOU same as KEN-OU of comic "Hokuto no Ken".
You can also put it on your head.
Only one item for your life time.
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