金ちゃんのことをまた思っていた。
金ちゃんって
保護してしばらく経った頃、よく外へ出たがった。
自分でご飯を探しに行くかのようだった。
毎日ご飯がもらえることがわかると外へは出たがらなく
なったけれど、
お腹がすくと夜中だろうが朝早かろうが
外に聞こえるくらいの大きな声で起こしてくれた。
呼ばなくてもご飯がもらえるとわかると
さりげなく傍にやって来て私の顔を見つめるようになった。
ネズミのオモチャを初めて金ちゃんに見せたときの行動は凄かった。
金ちゃんにとってネズミは、オモチャではなく
獲物だった。
咥えたら離さない。ずっと離さない。
かんたのときとは全く違う行動でビックリしたけれど
外の生活では必死に生きてきたんだな、というのがわかった。
何回かするうちに獲物ではないことがわかって
次第にオモチャのように遊ぶようになった。
ファンヒータの前が金ちゃんのいつもの場所だった。
ホットカーペットにはヨダレの跡が
それすらも愛しくて涙が出る。
金ちゃんの存在が
とても大きなものだったと改めて気が付く。
今日も車の中でそう思ったのだけれど
不思議と楽しい思い出ばかりが浮かんでくる。
かんたはいつもと変わらない様子だけど
わかってるのかな
2006.2.3
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