ヴェルディ:歌劇「椿姫」全曲 | |
ネトレプコ(アンナ),ウィーン国立歌劇場合唱団,シュナイダーマン(ヘレンネ),ヴィリャソン(ロランド),ハンプソン(トーマス),コルデッラ(サルヴァトーレ),ゲイ(ポール),ヴァッレン(ヘルマン) | |
ユニバーサル ミュージック クラシック |
これはCD音源ですが、出来ればDVDかブルーレイで観てほしい作品です。
ザルツブルグ音楽祭のライブで、ヴィラゾンとネトプレコの絶頂期作品です。
かなり斬新で簡潔な舞台、楕円形の白い壁と大きな時計(ビオレッタの命の象徴で、クルクル回ったり、逆回転したりします)が下手の壁に立て掛けられています。
演出の狙いはビオレッタと死に神の対決です。死に神は時には主治医の姿でビオレッタに忍び寄ります。
ネトプレコは十分にスリムで美しく、歌もなかなか素晴らしい出来映えで、必見の価値あり。いつもの事ですが、ヴィラゾンがオーバーアクションで少し浮き上がっていてたのは、残念ですね。
椿姫は、非常に合唱団の歌唱力と演技力を必要とするオペラです。その意味でもこれは素晴らしいですね。合唱団でウイーン国立歌劇場に匹敵出来るのはスカラ座位ですかね。オーソドックスな椿姫として、スカラ座のゲオルギュ-のスカラ座ライブ(ショルテイ盤とマーツェル盤)をお勧めします。
2016年12月1日 Gorou
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