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「ロシアは中国の植民地になる勢いだ」──CIA長官2023年4月13日ジョン・フェン

2023-04-14 15:20:53 | 連絡
<プーチンは「壮大なオウンゴール」を認めようとせず、どんどん中国依存を強めていると分析>
 ウクライナにおける軍事作戦はロシアのウラジーミル・プーチン大統領



の「壮大な戦略的失敗」だった──ウィリアム・バーンズCIA長官は11日、ヒューストンのライス大学ベーカー公共政策研究所で行なった講演でそう断じた。
ロシアは経済的な生き残りのために中国頼みを加速させることになると、バーンズはみる。
You Tube-7分ー
 「ロシアは(戦場で)多大な人的・物質的損失を出しているだけではない。
特殊部隊や指揮官が屈辱を味わい、ロシア軍の弱体ぶりが白日の下にさらされたばかりか、ロシア経済もまた制裁と貿易制限、1000社を超える西側企業の大脱出による長期的ダメージにあえいでいる」
 「戦争初期におけるプーチンの狙いはNATOを分断し弱体化させることだった」と、バーンズは指摘。
「だが、現実にはNATOの結束はかつてなく強まり、新たにフィンランドが加盟し、スウェーデンも後に続こうとしている」
 〇支援疲れに期待する勘違い
「ロシアはエネルギー資源と原材料の輸出などで中国頼みを加速させていて、このまま行けば中国の経済的植民地になりかねない勢いだ。
こうした状況をすべて勘案すると、ロシアのウクライナ侵攻はプーチンの壮大なるオウンゴールとしか言いようがない」
ジョー・バイデン米大統領はロシアがウクライナ侵攻に向けて着々と準備を整えつつある2021年11月、元駐ロシア大使のバーンズを2021年11月にモスクワに派遣し、侵攻計画を断念するようプーチンを説得させた。
だがバーンズが持ち帰ったのは、プーチンは既に決意を固めているとの情報だった。
侵攻開始後1年と2カ月近く、これほど苦戦を強いられても、プーチンは自らの誤りを認めようとしないと、バーンズはライス大学で語った。
「プーチンはウクライナの抵抗をねじ伏せ、西側に支援疲れを引き起こせると信じている。
持久戦になれば勝てると思い、西側にもそう思わせようとしている」と、講演の冒頭でバーンズは述べた。
「自分がウクライナに執着しているほど、西側はこの国を重視していないと踏んでいるのだ。
私のみるところ、(短期に決着がつくという)侵攻前の読みと同じくらい、この読みも間違っている」
西側がロシアとの経済的デカップリング(切り離し)を進めるなか、ロシアは損失を穴埋めするため対中貿易に望みを託してきた。
中国は格安価格になったロシアのエネルギー資源に飛びつき、2022年の中ロの貿易額は前年比35%近く増加。
2024年までに2国間の通商規模を2000億ドルに拡大するという目標を予定より早く達成できそうだ。
中国の習近平(シー・チンピン)国家主席は先月モスクワを訪れ、プーチンと2030年を目処とする経済協力の拡大で合意した。
これにより金融、技術、農業、宇宙開発などの部門で、中国企業はロシア市場に優先的に進出できることになった。
合意にはロシアが人民元による決済を増やすことも含まれる
 ベテランの中国ウォッチャーによれば、この合意でプーチンが得たのは政治的な見返りだ。
ハーグの国際刑事裁判所から戦争犯罪で逮捕状が出された直後に習の訪問を受けたおかげで、プーチンは中国が仲介するウクライナ和平に前向きなゼスチャーを国内外に示せた。 
〇あいまいな習近平、限界を試すプーチン
「今回の会談で、習率いる中国とプーチン率いるロシアの協力関係が深化したのは確かだ」と、バーンズは述べた。
両首脳はロシアのウクライナ侵攻の数週間前にも会談を行い、「無制限」のパートナーシップを宣言。
しかし中国はロシアのウクライナ侵攻を直接的に非難することを避けてきたため、プーチンは習にどの程度協力の意思があるのか半信半疑で、繰り返し限界を試してきた。
今のところ中国はロシアに対して実戦用兵器を供与することは控えており、見かけ上の「ウクライナ和平案」を提示する一方、プーチンがちらつかせる核の脅しに対しては距離を取っている。
「中ロのパートナーシップは決して侮れないし、両首脳とも本気で協力するつもりだが、少なくとも今のところは無制限と言えるほどの信頼関係はない」とバーンズは語った。
CIAの「最大の長期的」な監視対象は中国だと、バーンズは以前に述べている。
「習近平の中国は(国際社会の)テーブルに就くだけでは満足せず、その場を仕切りたがっている」

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