「裁判所の落ち度1.日本の司法は世界標準からすると、遥かに異常で異様な人質司法です。奥さんともようやく会えたのは、クリスマス・イブの日、テレビ電話での1時間だけ」
「裁判所の落ち度2.ICチップなりGPSなりを付けておくをゴーン被告当人が受け入れたわけだから、なぜ付けなかったのか。」
「裁判所の落ち度3.裁判所が無知、無理解、無関心、無視のヴァンシの経営陣とゴーンさんとの契約に従い、特別扱いの動線を使い、大手を振って航空機に乗り込んだのか」
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2020.01.06 up ニュース/報道 提供:ニッポン放送
ニッポン放送「飯田浩司の OK! Cozy up!」(1月6日放送)にジャーナリストの須田慎一郎が出演。ゴーン被告がレバノンに逃亡したニュースについて解説した。
関空を運営しているヴァンシ・エアポートとゴーン氏の関係
須田)加えて、ヴァンシ・エアポートというフランスの空港運営会社が、関空のオペレーションをやっています。民営化後にヴァンシ・エアポートとオリックスの連合が、この民営化権を45年間買い取りました。
飯田)空港民営化第1号でしたよね。
須田)オリックスは空港を運営するノウハウを持っていないものですから、全部ヴァンシ・エアポートがやるようになった。この親会社というのが、フランスの大手建設ゼネコングループのヴァンシなのです。実はこのヴァンシの経営陣とゴーンさんは、ものすごく親しいのです。
飯田)そうですか。そのネットワークも…。
須田)いろいろ取材をして行くと、このネットワークが使われた可能性があるとも言われています。私はこのネットワークが使われた可能性が高いと思います。だから関空だった。
飯田)つまり、関空以外にはあり得なかった。
須田)ええ。ゴーン被告が入っていたという大型ケースですが、あれだけ大きなものはX線検査に通らないから、そこに入っていた可能性もありますけれども。その特別扱いの動線を使い、大手を振って航空機に乗り込んだ可能性もあるのではないかと、私は思います。
飯田)拘置所から出て来るときも偽装したことを考えると、どんな手を使ってでも、ということは考えられないことではないですよね?
須田)日本の司法は世界標準からすると、遥かに異常で異様な人質司法です。奥さんともようやく会えたのは、クリスマス・イブの日、テレビ電話での1時間だけだった。これは人権という点からすると、相当な批判が出ます
飯田)ただ一方で、逃亡の恐れがないから保釈したということになっていますけれど、逃亡してしまった。そういうところも考えると、ファーウェイの副社長がいまカナダで拘束されていますけれども、あのような形でICチップなりGPSなりを付けておくべきではなかったのか。人権に悖るのではないかという批判は多いけれども、そういうことも考えないと、みすみす逃げられてしまいますよね。
須田)その点に関してのみ、裁判所の落ち度があると思います。それを当人が受け入れたわけだから、なぜ付けなかったのか。この問題もあると思います。
飯田浩司のOK! Cozy up!
FM93AM1242ニッポン放送 月-金 6:00-8:00
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