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弧状列島,品証,武漢0次感染源肺炎ウイルス 「人口比感染」東京都23区最少江戸川区モデル 全国に普及加速か

2020-08-06 15:28:23 | 連絡
<武漢離陸肺炎ウイルス 「人口比感染」23区最少、江戸川区モデル 全国に普及加速か>
山田 稔
 
山田 稔(やまだ みのる)Minoru Yamada
ジャーナリスト
1960年生まれ。長野県出身。立命館大学卒業。日刊ゲンダイ編集部長、広告局次長を経て独立。編集工房レーヴ代表。経済、社会、地方関連記事を執筆。雑誌『ベストカー』に「数字の向こう側」を連載中。『酒と温泉を楽しむ!「B級」山歩き』『分煙社会のススメ。』(日本図書館協会選定図書)『驚きの日本一が「ふるさと」にあった』などの著作がある。

2020/08/06 07:30
0万人当たりの感染者数を最少に抑えている江戸川区(人口約70万人)は、いったいどんな取り組みを行ってきたのか。医療支援、経済支援の主だった内容をまとめてみた。
ドライブスルー方式PCR検査も
①ドライブスルー方式のPCR検査体制(4月導入※都内初)
②区立の宿泊施設を軽症者の療養施設として開放、民間ホテル借り上げ
③感染の疑いのある人すべての人にパルスオキシメーター(血中酸素濃度計)を貸与
④1000件以上の職員提案の中から、60項目のコロナ対策を実行
⑤特別定額給付金コールセンターを5月1日開設 
⑥区独自の中小・零細事業者向け緊急融資 
●ウイルス対策緊急融資(融資上限1000万円)斡旋額308億8365万円/件数:4081件
●固定費融資(融資上限300万円)斡旋額:6300万円/件数:21件(※いずれも7月22日時点)
⑦給付金(10万円)を区内で使おうキャンペーン
⑧医療従事者への支援、応援メッセージ、寄附など(寄附金2365万円)
さらに、第2波への備えとして小中学校の1学期給食費公費負担、1人1台のタブレット端末配備、医療機関の機器購入補助、医療専門職採用支援なども実施している。
 感染拡大を最小限にとどめたという点では、「検査から療養まで、区が一貫して支援」のスタイルをいち早く構築したことがポイントだ。感染の疑いのある人にはまず、かかりつけ医や近くの診療所に電話やオンラインで相談してもらう。
医師の判断で検査が必要なケースは、ドライブスルー方式PCR検査センターで検査。採取した検体を東京都・民間検査機関・区独自の検査機関で検査、判定する。感染と診断された陽性者は、軽症者は区立ホテルや区が借り上げた区内のホテルで療養、中等症患者、重症患者は区内の8カ所の病院で入院治療というシステムだ。
 ドライブスルー方式のPCR検査センターは4月22日に都内初の施設として開設し、1日当たり15件程度の検査を実施した。累計の検査数は538件に及ぶ(7月28日時点)。
 自動車がないケースでは、飛沫感染防止車両で患者を搬送。区独自のPCR検査機関も4月に検査を始め、これまでに2383件実施してきた(7月28日時点)。都や民間機関で検査した場合は結果が出るまで3日程度かかるため、すべての対象者に肺の機能確認ができるパルスオキシメーター(血中酸素濃度計)を貸与し、急変に備えている。
一連の体制を区内で完結させる
 江戸川区は地元医師会と一体となり一連の体制を区内で完結することで、迅速な対応が取れたうえ、退院後のフォローも手厚くなったという。また、採取した検体を区独自の機関で検査した場合にはその日のうちに結果を出し、感染者の療養、入院がスムーズに実施できる効果がある。
 こうした取り組みによって、感染者の早期発見や2次感染防止につながり、人口比での感染者数を23区中最少に抑えることができたようだ。
 また、今回のコロナ禍では、自治体による情報公開のバラツキが目立っていた。東京都発表の公表数値のみの開示や区内の集計値の公表にとどまる区が多い中、
江戸川区、葛飾区、足立区、墨田区、練馬区は患者の個別情報まで開示している。
江戸川区のサイトを見ると、1日ごとに区内の発生状況の数値を公表しているのに加え、感染者情報を年代、性別、発症日時、勤務地(区内・区外)などが記されている。これらは過去分もすべてチェックできるようになっている。
 たとえば、8月1日は12人の感染者の情報が一覧表でアップされていた。
さらに、表外にはそれぞれの患者について、以下のようなチェック事項が記載されている。
 「1番の患者:発症日以降の外出はありません。接触があった方は江戸川保健所が把握しています」
 これらのデータを見れば、区民の関心も高まるだろうし、具体的な感染状況を知ることで冷静な判断材料を得ることができる。

 


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