〇暑さ指数(WBGT)
1954年(昭和29年)アメリカのYaglouとMinardが暑さ指数(WBGT)を提案。
アメリカ・サウスカロライナ州パリスアイランドの海兵隊新兵訓練所で、熱中症のリスクを事前に判断するために開発されました。パリスアイランドは湿度が高い上に、海兵隊の訓練は厳しく、訓練中は服装や装備にも厳しい制約があったために、熱中症になりやすかったことが暑さ指数(WBGT)の提案につながったようです。1975年(昭和50年)ASCM(アメリカスポーツ医学会)が暑さ指数(WBGT)を用いた長距離走の指針を公表。
暑さ指数が28℃以上の場合は、10マイル以上の長距離走を禁止するというものでした。1982年(昭和57年)暑さ指数(WBGT)がISOにより、国際基準として位置づけられました。https://www.wbgt.env.go.jp/doc_observation.php
アメリカ・サウスカロライナ州パリスアイランドの海兵隊新兵訓練所で、熱中症のリスクを事前に判断するために開発されました。パリスアイランドは湿度が高い上に、海兵隊の訓練は厳しく、訓練中は服装や装備にも厳しい制約があったために、熱中症になりやすかったことが暑さ指数(WBGT)の提案につながったようです。1975年(昭和50年)ASCM(アメリカスポーツ医学会)が暑さ指数(WBGT)を用いた長距離走の指針を公表。
暑さ指数が28℃以上の場合は、10マイル以上の長距離走を禁止するというものでした。1982年(昭和57年)暑さ指数(WBGT)がISOにより、国際基準として位置づけられました。https://www.wbgt.env.go.jp/doc_observation.php
〇WBGT値計算式:
■屋外で日射しのある場合のWBGT計算法
WBGT(℃)=0.7×湿球温度(湿度)+0.2×黒球温度(輻射熱)+0.1×乾球温度(気温)
■屋内及び屋外で曇っている場合WBGT計算法
WBGT(℃)=0.7×湿球温度(湿度)+0.3×黒球温度(輻射熱)
※実際にはこれら3要素の他に、風通しの良さも指標に影響します。
暑さ指数を示す計算式をみると、熱中症は温度はもちろん、湿度の影響をより大きく受けているといえるでしょう。熱中症は体の熱がうまく放出できないことで起こりますが、湿度が高い環境では汗を発散させにくくなるからです。気温がさほど高くない時期や時間帯においても、蒸し暑さを感じるときは、熱中症を起こすリスクが高くなると覚えておきましょう。一方で風通しのよい環境下では湿度は下がりやすく、汗も蒸発しやすくなります。スポーツを行うときはこうした風通しの良さも念頭においておくとよいでしょう。
※天気予報で発表される気温は風通しや日当たりの良い場所で計測されますが、計測に用いられる電気式温度計は直射日光に当たらないように保護されています。
注意:一般に危険性は少ない。激しい運動や重労働時には危険発生:<25℃、
25℃≦警戒:運動や激しい作業をする際は定期的に充分に休息:<28℃、
28℃≦厳重警戒:外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意:<31℃、
31℃≦危険:高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。外出はなるべく避け、涼しい室内に移動。
https://www.wbgt.env.go.jp/wbgt.php
☆東京湾西岸大田区の今日、明日の熱中症情報(WBGT近似値)、気温湿度、天気の変化グラフのサイト
https://tenki.jp/heatstroke/3/16/4410/13111/
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