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ドローンのFPVって何?ドローン視点で空撮が楽しめるFPVドローン#世界標準IEEE80.11規格デュアルユース2022.03.17ATCL

2023-12-16 17:03:55 | 連絡
ドローンに興味を持つと、何かと聞くことが多い「FPV」というキーワード。
FPVに対応するドローンであれば、ドローン視点での映像を見ることができ、通常とは一味違った空撮を楽しむことができるようになります。
そこで今回は、このドローンの「FPV」についてご紹介していきたいと思います。
〇ドローン視点が楽しめる「FPV」とは?
「FPV」とは“First Person View(ファースト・パーソン・ビュー)”の略で、一人称視点という意味です。
一人称視点を簡単に言えば、ドローンから見た視点のことで、このFPVを行うことで、操縦者はドローンから見える景色を見ることができるようになります。
 通常、FPVでの映像は送信機(プロポ)に取り付けたスマホやタブレットなどに映し出されます。
これによって、例えドローンを操縦していても、空からの映像を見ることができ、かつカメラ撮影に対応していれば、写真や映像を撮ることもできるのです。
現在では趣味の空撮はもちろん、業務で利用する時にも、このFPVによる映像確認は利用されており、ドローンの世界において、FPVはもはやなくてはならない存在なのです。
こちらは世界トップクラスのテクニックで魅力あふれる映像を提供してくれるFPVドローンレーサー Johnny FPVの動画です。
彼自身のテクニックも凄いですが、ポルシェの宣伝動画のため編集技術も凄いですね。
このような魅せる飛行方法はフリースタイルやアクロバットと呼ばれています。
ドローンレースはタイムを追求するものですが、技術的には似た部分もあります。
〇FPVの仕組み
FPVではドローンに搭載した映像送信機(VTX)から映し出した映像を映像受信機(VRX)へ電波で送信する方法が一般的です。
ただし、最近のドローン(DJIなど)では、ドローン本体で撮影した映像をデジタル変換し、2.4Ghz帯で伝送を行っているケースも多くなってきています。
この方法は、無線LAN=世界標準IEEE80.11規格
IEEE 802.11TM WIRELESS LOCAL AREA NETWORKS
The Working Group for WLAN Standards
https://www.ieee802.org/11/

を活用して送信を行うため、ドローンの実際の映像と映し出される映像には若干のタイムロスが存在します。
しかし、通常の空撮や業務用途では、FPVはあくまでもドローンの機体位置の確認やカメラアングルの調整など機体を操縦するパイロットの補助的役割であるためあまり問題になりません。
よほどの特殊な状況(目視外で極端に場所が狭いところ)でない限り、十分に活用できるレベルとなっています。
 
〇ドローンレースのような場合だと!?
現在、人気を集めているドローンレースの場合では、このような通常の用途とは違い、シビアな操作感が求められます。
そのため、ほぼリアルタイムでの視認が必須なため、デジタル変換を行わずに、主に5.8Ghz帯の周波数を用いて映像伝送する方法が一般的です。
 ドローンレースなどで5.8Ghz帯を使用する場合、個人用途では「アマチュア無線4級」以上の資格(※ビジネス用途では「第三級陸上特殊無線技士」以上)が必要となります。またこれ以外にも、ドローンが発信する電波に対しての申請が必要なため「無線局開局の登録」も必要になります。
「無線局開局」には、開局する無線機の仕様書なども必要になるため、ネット上で容易に手に入るものを選ぶとよいでしょう。 
このように、使用するドローンの用途に応じてFPVの方法やルールも異なってきますので注意するようにしましょう。



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