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元祖「金沢カレー」がアメリカ進出 コロナ禍でも売り上げ好調のカギは 弧状列島 世界化

2020-11-01 09:04:34 | 連絡
<元祖「金沢カレー」和食=ライフライン製品=国内供給率160%、国内消費率100%、設計技術ブラックボックスレベル化元祖「金沢カレー」和 食商品海外輸出比率60%、一極依存ゆでガエル化回避(注1)、リスク分散多極メッシュ輸出NW構築、海外貿易収支黒字化寄与、国家財政黒字化寄与、保健・医療・介護・福祉予算財源増加、消費税軽減、貧富格差解消、三権分立普通選挙議会制自由民主主義議員内閣制弧状列島日本の継続的なGDP増加・税収増、所得再分配・社会福祉予算増・繁栄に寄与か>
(注1)焦点:一帯一路・海外遠征・戦狼外交、国家安全維持法=国内域外・事後遡上適用法=施行、、共産党一党独裁政府、中国依存のドイツが味わう「ゆでガエル」の恐怖
https://jp.reuters.com/article/germany-china-idJPKBN1HO07I
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ビジネス 2020/10/31 12:00 
渡邊雄介 , 
CONTRIBUTOR
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「アメリカ西海岸のロングビーチに出店した店舗は、テイクアウト


だけの小型店ですが、店舗サイズと事業環境を考慮すれば、飛ぶ鳥を落とす勢いで売れているといっても言い過ぎではないと思います」。こう語るのは、チャンピオンカレー
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金沢カレーのレシピを最初に作ったのは、チャンピオンカレーの創業者・田中吉和です。https://chancurry.com/history/
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代表の南恵太だ。
1961年創業、「金沢カレー」の元祖として知られる「チャンピオンカレー」が、今年に入ってアメリカ進出を果たし、好調なスタートを切った。6月下旬にカリフォルニア州ロングビーチに海外1号店を出店すると、8月にはロサンゼルス市リトルトーキョーに旗艦店「Champion’s Curry Little Tokyo」をオープン。旗艦店の初日は、テイクアウトのみで2時間待ちの行列ができる盛況ぶりだったという。
新型コロナウイルスの感染が拡大しているロサンゼルスでは、レストランでの店内飲食は現在も禁止されている。この規制の影響をもろに受ける飲食店はダメージが著しく、経営難に直面する事業者も少なくない。そんな中で、チャンピオンカレーのアメリカ進出を後押しし、好調を支えるものはなんだろうか。
〇西海岸に進出 売り上げは予想の3倍
新型コロナの感染拡大によって、世界的に大きな打撃を受けた外食産業。一方で、店内飲食に依存する必要がないファストフード・チェーンは、テイクアウトやデリバリー

          

が好調だ。コロナ禍で「守り」の経営に転じた飲食店も多いなか、チャンピオンカレーがアメリカへの事業拡大に踏み切った背景には、増加するテイクアウト需要への期待がある。
「本当に今年アメリカに進出すべきなのかという議論はありました」と述べる南。しかし、テイクアウト需要が大きく伸びたことで、5月の緊急事態宣言下のような最悪の状況でも、チャンピオンカレーの売り上げは昨対比マイナス30%までしか落ちなかったという。 
「『コロナ禍でも、テイクアウトでカレーは売れる』という自信が、アメリカ進出へと背中を押してくれました。アメリカと日本では状況が異なるので不安もありましたが、いざ出店してみると、現地のアメリカ人から好評をいただいています」
ロングビーチにあるモール「SteelCraft Long Beach」に入る1号店は、テイクアウトだけの小型店ながら、多い日で1500ドル×100¥/$=15万円×30日/月=450万¥/月×12月/年=5,400万¥/年×0.3=1,620万¥/年を売り上げる。この売り上げは損益分岐点の約3倍にあたり、事前予想をはるかに上回るという新型コロナによる売上減に苦しむ他の飲食店と比較すれば、非常に好調だと言える。
〇金沢カレーがテイクアウトに強いワケ
またこの1号店は、テイクアウト特化型のカレー店という意味でも新たな挑戦となる。「店内飲食ができなくなってしまったことで、苦労する部分も多いのでは」と尋ねると、意外な答えが返ってきた。 
「もともと金沢カレーというのは回転率を意識した業態でやっているので、テイクアウトに求められるスピード感にも非常に相性が良いです。実際、国内の店舗で飲食をされるお客さまの滞在時間は、早い人だと10分程度ですし、提供時間でいうと、平均して3分以内に出しています。このような『超高回転』に特化した業態は、私たちが金沢カレーを作った当初からのやり方なのです」
 チャンピオンカレーが「スピード」にこだわる理由は、実はカレーという食べ物の特性にある。
カレーは加熱をし続けると、スパイス成分が揮発して味が変わってしまうため、品質を一定に保つことが難しい。一般的なカレーチェーンでは、スパイスが揮発しない程度の低温で保温し、提供時に小鍋に移して再加熱するという方法がとられている。しかしこの方法だと、提供までに時間がかかり、回転数が落ちるため、結果的に単価を上げざるを得ないというデメリットがある。
それに対してチャンピオンカレーは、創業当時からスピードを重視し、回転率をあげることで、加熱を続けてもスパイスが揮発する前に提供できる仕組み作りに努めてきた。煮詰まりが発生することなくカレーを提供できるので、品質を一定に保ちながら、同時に低価格かつスピーディに提供することが可能だ。
チャンピオンカレーが創業から培ってきたこのスピードを重視するノウハウが、「うまい・早い・安い」が求められるテイクアウト事業にも活かされているという。
〇「日本のカレー」知るきっかけはアニメ?
 アメリカでの顔となる旗艦店は、ロサンゼルスのリトルトーキョーに出店。日本の外食チェーンがアメリカに進出する場合には、日本にルーツを持つ人々を主なターゲットとして、日系人居住区に店舗を出すパターンが少なくないが、南がリトルトーキョーに出店した狙いは、全く別のところにあるという。 
「今この地域は、日本のポップカルチャーを好むアメリカ人にとって、聖地のような場所になっているのです」

ロサンゼルスの「リトルトーキョー」は、日本の文化を求めて現地のアメリカ人が足を運ぶ観光地となっている。新型コロナが感染拡大する以前は、秋葉原のように、アニメのコスプレを趣味にする人々が週末に集まり、イベントなどを行なうことも珍しくなかった。日本のポップカルチャーに日々アンテナを張り巡らせているアメリカ人に「日本のカレー」を知ってもらうことが、現地での認知向上をうまく進めるための秘訣だ。
「アメリカ人が『日本のカレー』を知るきっかけは、日本のアニメを通してということが少なくないようです。カレーは日本の国民食なので、アニメの日常生活の描写として登場することも多いと思います。現地の人はそれを見て『あれは何を食べているんだろう』と疑問や興味を持つみたいなんですね」
〇立ちはだかるうま味調味料の「壁」
「日本のカレー」が多くのアメリカ人に受け入れられていけば、近い将来に多店舗展開へと向かうことも十分にあり得る。濃厚な旨味とドロっとした舌触りが特徴の金沢カレーを、たくさんのアメリカ人に体験してもらいたいという思いで、伝統の味と製法にこだわり、これまで現地での開発を続けてきたという。
しかし今回のアメリカ進出に向けて、大きく変更を加えた点もある。それはいわゆる「No-MSG」、うま味調味料を使わないという決断だ。
「日本で生産しているカレーにはうま味調味料を使っていますし、現代では多くの検査・実証例により、うま味調味料は体に悪いものではないと判断されています。しかしながら、アメリカの消費者の中にはうま味調味料に対する偏見を持つ人が少なくないのも事実です。

事の発端は1968年に、中華料理店で食事をした人々が健康被害を訴え、それを調査した科学者が、原因はグルタミン酸ナトリウム(MSG)ではないかと、医学論文誌に発表した経緯があると言われています。その後アメリカでは『中華料理店シンドローム』という言葉が流行し、『うま味調味料は危ない』という噂が広まったと言われています」
南は当初、現地でOEM生産を請け負ってくれる企業に、日本と同じようにうま味調味料を使ってほしいと打診したという。しかし、彼らには「使っても良いけれど、そうするとアメリカのマーケットには受け入れられないと思う」と突き返されてしまったそうだ。
日本と違ってアメリカでは、工場で生産される食品でもうま味調味料がほとんど使われていない。そのためアメリカの消費者は敏感に「この味は……!」とうま味調味料に気がつくことがあるそうだ。現代では健康被害が科学的に否定されていても、アメリカでは根深い偏見があり、消費者に受け入れられにくいという事情がある。
「アメリカ進出の際に、味の面で苦労したのはこの点ですね。うま味調味料を使わなければ、カレーの味のバランスが変わってしまうので。オーガニックな食材だけでうま味が補えるように、現地企業と綿密な話し合いを重ねながら、製造工程を工夫することでこの問題は乗り越えました」 
このような「文化の壁」を乗り越えつつ、「日本のカレー」の米国市場定着を目指しているチャンピオンカレー。

今後、アメリカへと浸透していけば、ラーメンブームに続くヒット食品となる可能性も秘める。ルーツとしては西洋料理にありながら、日本で発展したカレーは、アメリカ人に「目新しさ」と「親しみやすさ」の両方を与えるという意味でもポテンシャルが高い。近い将来、アメリカ西海岸で日本のカレーブームがやってくるかもしれない。
https://forbesjapan.com/articles/detail/37870/3/1/1 


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