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日米豪印で中国の秩序挑戦に対抗 インフラ・宇宙で協力2021/9/25 21:37 田村 龍彦

2022-01-26 16:31:21 | 連絡
【ワシントン=田村龍彦】日本、米国、オーストラリア、インド4カ国(クアッド)の首脳会合が24日午後(日本時間25日午前)、米ワシントンのホワイトハウスで初めて対面で開かれた。新型コロナウイルス対策に加え、インフラ整備や宇宙などの分野で協力を拡大することで一致し、共同声明を発表した。首脳会合を定例化し、毎年開催することも確認した。
会合はバイデン米大統領が主催し、菅義偉首相、モリソン豪首相、モディ印首相が出席した。菅首相は「4カ国の強い結束と(法の支配などの)『自由で開かれたインド太平洋』という共通のビジョンへの揺るぎのないコミットメント(決意)を示すものだ」と述べた。
会合はバイデン米大統領が主催し、菅義偉首相、モリソン豪首相、モディ印首相が出席した。菅首相は「4カ国の強い結束と(法の支配などの)『自由で開かれたインド太平洋』という共通のビジョンへの揺るぎのないコミットメント(決意)を示すものだ」と述べた。
共同声明では「威圧にひるまず、自由で開かれ、ルールに基づく秩序を推進する」と訴えた。名指しは避けたものの、覇権主義を強める中国に対抗し、価値観を共有する4カ国が幅広い分野で連携を強化する。
新型コロナ対策ではワクチンの生産を拡大し、12億回分超を全世界に供与するとした。中国の〝ワクチン外交〟を意識したものだ。
インド太平洋地域などのインフラ開発で連携し、定期的な会合などを行う。宇宙分野では作業部会を立ち上げ、気候変動の監視や災害対応などを目的に衛星データを共有するとした。
第5世代(5G)移動通信システムなどの重要技術について、設計や開発などの原則を盛り込んだ声明をまとめ、半導体などのサプライチェーン(供給網)の強靱化にも取り組む。サイバーセキュリティーでは専門家グループを設置する。
声明は、中国が進出する東・南シナ海では「ルールに基づく秩序への挑戦に対抗するため、国際法の順守を擁護する」とした。




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