<国の支援が必要>
人口7万9200の登米市。救急外来も受け持つ登米市民病院(227床)は常勤医が18人と同規模病院に比べ極端に少ない。13診療科があるが、夜間や休日の入院患者の対応をする当直医は、大半を東北大などからの応援医師に頼る。
今夏には現在7人いる内科の常勤医のうち1人が、年度途中で退職する意向を示している。千葉雅弘病院事業管理者は「大学の医局や県に派遣をお願いしているが後任の見通しは立っていない」と苦渋の表情だ。
熊谷盛広市長は4日の記者会見で医師不足について問われ「県は医療圏域では医師が足りていると言うが市としては全く足りていない」と説明。「自治体病院の大半は赤字。財政支援を含め国にはもっと深く関わってほしい」と懇願する。
参院選宮城選挙区に立候補する自民党現職の愛知治郎氏(50)は8日に、立憲民主党新人石垣のり子氏(44)は11日に、それぞれ登米市中心部で演説したが、自治体病院の問題は一切出なかった。
(小牛田支局・山並太郎、登米支局・小島直広)
人口7万9200の登米市。救急外来も受け持つ登米市民病院(227床)は常勤医が18人と同規模病院に比べ極端に少ない。13診療科があるが、夜間や休日の入院患者の対応をする当直医は、大半を東北大などからの応援医師に頼る。
今夏には現在7人いる内科の常勤医のうち1人が、年度途中で退職する意向を示している。千葉雅弘病院事業管理者は「大学の医局や県に派遣をお願いしているが後任の見通しは立っていない」と苦渋の表情だ。
熊谷盛広市長は4日の記者会見で医師不足について問われ「県は医療圏域では医師が足りていると言うが市としては全く足りていない」と説明。「自治体病院の大半は赤字。財政支援を含め国にはもっと深く関わってほしい」と懇願する。
参院選宮城選挙区に立候補する自民党現職の愛知治郎氏(50)は8日に、立憲民主党新人石垣のり子氏(44)は11日に、それぞれ登米市中心部で演説したが、自治体病院の問題は一切出なかった。
(小牛田支局・山並太郎、登米支局・小島直広)
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