台湾の調査会社トレンドフォースは25日、台湾の半導体受託生産の世界シェア(売上高ベース)が2022年に66%に高まるとの予測をまとめた。
21年から2ポイント拡大する。
世界的な半導体不足を受け工場を新設する動きが活発化しており、当面は台湾への依存度が一段と高まる。
トレンドフォースは半導体受託の世界市場が22年に21年比20%増の1287億ドル(約16兆5000億円)に拡大すると予測する。
台湾勢は先端半導体の生産に強い台湾積体電路製造(TSMC)を中心にシェアを伸ばす。

TSMCが21年比3ポイント増のシェア56%、UMC(聯華電子)は21年並みのシェア7%を確保する見通しだ。
サムスン電子など韓国勢のシェアは前年比1ポイント減の17%、中芯国際集成電路製造(SMIC)など中国勢のシェアは1ポイント増の8%と予想する。
台湾で予定される工場新設計画は現在6件にのぼり、中国の4工場、米国の3工場を上回る。
台湾は25年時点で世界の生産能力の44%、先端半導体に限れば58%を握る見込みで「半導体産業における優位性を維持し続ける」(トレンドフォース)としている。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます