<「飯田浩司のOK! Cozy up!」(9月14日放送)中央大学法科大学院教授の野村修也」の出演者は、外務省広報資料無知、無理解、無関心、無視か>
<出演者は外務省にてASEAN地域フォーラム~議長声明案文と最終正式版を取材情報分析し、一部修正報道か>
<一帯一路・海外遠征作戦行動の勝利か(注1)>
(注1)焦点:一帯一路・海外遠征・戦狼外交共産党一党独裁政府中国依存のドイツが味わう「ゆでガエル」の恐怖
https://jp.reuters.com/article/germany-china-idJPKBN1HO07I
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「ASEAN地域フォーラム~議長声明から中国に対する「力の不行使」が消えた背景にあるもの」
By - NEWS ONLINE 編集部 公開:2020-09-14 更新:2020-09-14
ニュース飯田浩司のOK! Cozy up!飯田浩司野村修也
ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(9月14日放送)に中央大学法科大学院教授の野村修也が出演。テレビ会議方式で行われた東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム閣僚会議後の議長声明
<第27回ARF閣僚会合 議長声明(概要)
(新型コロナ) ●多国間フォーラムやイニシアティブを通じたものを含め、ARF参加国を含 む全ての国が安全で品質が高く、効果的で手頃な価格のワクチンへのタイム リーで普遍的かつ公平なアクセスを促進するために取り組む必要性を改めて表 明。COVID-19に関する世界保健総会決議(WHA73.1)の採択及 びパンデミックに対する準備と対応のための独立パネルの最近の形成を歓迎。 食料安全保障を維持し、世界及び地域のサプライチェーンの混乱を防ぎ、主要 な感染症の発生において持続可能な経済活動を行うため、市場を開放し、サプ ライチェーンの接続性を維持することの重要性を再確認。(パラグラフ8)
(南シナ海) ●南シナ海における平和、安全保障、安定、安全並びに航行及び上空飛行の自 由の維持・促進の重要性を再確認するとともに、南シナ海を平和、安定及び繁 栄の海とすることの利益を確認。南シナ海における行動宣言(DOC)を全体 として完全かつ効果的に履行することの重要性を強調。ASEANと中国の間 の協力関係が継続的に改善されていることを歓迎し、相互に合意されたタイム ラインの中で、国連海洋法条約(UNCLOS)を含む国際法と整合的で効果 1 的かつ実質的な南シナ海における行動規範(COC)の早期妥結に向けた実質 的な交渉の進展を心強く感じた。パンデミック状況の進展にもかかわらず、C OC交渉テキストシングルドラフトの二読目を継続するために行われた努力を 評価。COC交渉に資する環境を維持及び促進する必要性を強調し、緊張を緩 和し、事故、誤解、誤算のリスクを軽減させ得る実践的な措置を歓迎。信頼醸 成と予防措置、特に、当事者間の信用及び信頼を強化するもの、の実施の重要 性を強調。UNCLOSを含む国際法を遵守することの重要性を再確認。(パ ラグラフ10)
●南シナ海の状況について議論の上、信用と信頼を損ない、緊張を高め、ま た、この地域における平和、安全及び安定を損ない得る、埋め立て、活動及び 地域における深刻な事案について懸念を一部の閣僚が表明。相互の信用と信頼 を高め、紛争を複雑化又は悪化させ平和と安定に影響し得る活動に当たって自 制し、状況を更に複雑化させる可能性のある行動を回避する必要性を再確認。 UNCLOSを含む国際法の普遍的に認められた原則に従って、紛争の平和的 解決を追求する必要性を再確認。DOCで言及された事項を含め、非軍事化と 南シナ海における状況を更に複雑化し、緊張を高め得るクレイマント国やその 他全ての国による全ての活動における自制の重要性を強調。(パラグラフ1 1)
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から、草案時にあった「力の不行使」が削られた背景について解説した。
中国への貿易依存度が高いカンボジア、ミャンマー、ラオス~新型コロナのワクチン問題も
野村)そうです。この背景には、本当に中国との領海問題を抱えている国と、そうではない国がASEANのなかにはあるということです。それを中国が切り崩しにかかっているのです。特に、領土問題を抱えていないのはカンボジアやミャンマー、ラオスといった国ですが、特にミャンマーやラオスは、貿易で言えば中国への依存度がどんどん高まっていて、すでに3割くらいになっています。そうすると、中国とはあまり争いたくないという国が出て来てしまっている。また、ワクチンの問題もあります。(注1)
飯田)新型コロナウイルスの。
野村)そうです。中国はワクチン開発で先行しようとしているわけですが、「もし世界のなかで自分たちが先行してワクチンをつくることができたら、ASEANの人たちには一生懸命提供します」と言われたら、心が動いてしまいます。
飯田)フィリピンなど、欲しくてたまらないという国はたくさんあります。
国際的なルールに基づき、米中には冷静な対応を促すべき
野村)ただ、押さえておかなければいけないのが、中国が南下政策を行っているところには、まったく法的な根拠はないということです。そこは国際的なルールに基づいて行動してもらわないと、経済力やワクチンで切り崩しても、世界のなかの秩序は保てないので、冷静に行動すべきです。原理、原則に立ち返って考えることが大事だと思います。
<第27回ASEAN地域フォーラム(ARF)閣僚会合 令和2年9月12日
9月12日午前10時頃から午後1時半頃まで、オンライン形式にて、第27回ASEAN地域フォーラム(ARF)閣僚会合が開催され、日本側から茂木敏充外務大臣が出席しました。
1 新型コロナウイルス感染症への対応
茂木大臣からは、「新型コロナの世界的拡大の局面転換には、ワクチン・治療薬の開発・普及が不可欠。人口が少ない国や途上国に対しても、公平にワクチンへのアクセスが確保されることが極めて重要。このためには、CEPI、Gavi等を通じたCOVAXファシリティといった、国際的な枠組みが必要であり、日本も協力していく。」と述べました。
これに対し、各国からは、新型コロナ対策やワクチンの開発・普及に関して、国際連携が重要である旨の発言がありました。
茂木大臣からは、「新型コロナの世界的拡大の局面転換には、ワクチン・治療薬の開発・普及が不可欠。人口が少ない国や途上国に対しても、公平にワクチンへのアクセスが確保されることが極めて重要。このためには、CEPI、Gavi等を通じたCOVAXファシリティといった、国際的な枠組みが必要であり、日本も協力していく。」と述べました。
これに対し、各国からは、新型コロナ対策やワクチンの開発・普及に関して、国際連携が重要である旨の発言がありました。
3 東シナ海・南シナ海
茂木大臣から、「インド太平洋の広大な海を自由で開かれた海とすることは、我々の共通の利益。」と述べた上で、「東シナ海及び南シナ海の現場の状況は悪化しており、こうした状況についてARF参加国と深刻な懸念を共有する。」と述べました。
これに対し、各国からは、南シナ海における最近の事案への懸念が表明されるとともに、航行の自由や非軍事化の重要性、南シナ海行動規範(COC)が国連海洋法条約に合致する必要性等について発言がありました。
茂木大臣から、「インド太平洋の広大な海を自由で開かれた海とすることは、我々の共通の利益。」と述べた上で、「東シナ海及び南シナ海の現場の状況は悪化しており、こうした状況についてARF参加国と深刻な懸念を共有する。」と述べました。
これに対し、各国からは、南シナ海における最近の事案への懸念が表明されるとともに、航行の自由や非軍事化の重要性、南シナ海行動規範(COC)が国連海洋法条約に合致する必要性等について発言がありました。
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飯田)外相は出席せず、代理である政府高官の出席でしたが、中国、アメリカが参加ということで、「どちらの陣営につくのだ」と踏み絵を踏まされているような感じがあります。
野村)戦争の火種になることは避けなければいけないと思いますので、両国に冷静な対応を促すべきだと思います。
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