By - NEWS ONLINE 編集部 公開:2022-10-17 更新:2022-10-17
経済アナリストの森永卓郎、
ジャーナリストの須田慎一郎
が10月17日(月)、ニッポン放送『垣花正
あなたとハッピー!』に出演。
今後の日本経済について議論し、「令和恐慌」の可能性にも言及した。
日銀の黒田東彦総裁は、17日の衆院予算委員会で、日本経済下支えのため「金融緩和を継続することが適当」との考えを改めて示した。
米国がインフレ退治で大幅利上げを続ける中、日銀は緩和姿勢を変えず、日米金利差などから円安ドル高が進んでいる。
今後、岸田政権はどのような経済政策を行うのか。
森永は「岸田首相は金利を上げたい。金利がつくという状態が正常な状態と思っている。
金利を上げるのと、財政健全化を目指すのが岸田首相と財務省の教義。
これは信念なんです」と緊縮財政派と言われる岸田首相が、今後利上げを行うだろうと指摘。
垣花正アナウンサーが「この政策は、経済学的には正しいんですか?」と疑問を呈すると、須田は「岸田首相がやろうとしている事は、税収以下に、使うお金を抑えるということ」と解説。
続けて「社会保障費とか、公共事業投資などは年度だけでメリット・デメリットが判断できるものではない。
将来的にはメリットになるものもある。
それらは国債を発行して負担を公平公正に実施すべきだ」と明かし、不況時の財政緊縮は誤った政策だと指摘した。
森永が「このままの状況で金利を上げると令和恐慌がやってくる」と警鐘を鳴らすと、須田もその意見に賛同し「令和恐慌にならなかったとしても、景気回復、経済成長は一切なしという状況になる」と、持論を展開した。
では、岸田政権が利上げを行う時期はいつなのか。
須田は「『コアコアCPI』と言われている「食料品・エネルギー」の価格を除いた物価指数。これが2%を上回った場合、利上げという局面に入ってくる。それが来年の前半に来る可能性が極めて高い」と推察。
続けて「これを回避するには、財政出動して、補正予算を組めばいい」(注1)
と提言し、この話題を締めくくった。
(注1)
★飯田泰之 GDP統計の基礎 GDP=消費+投資+政府支出+(輸出ー輸入)不況期は右辺政府支出が左辺を決める
https://blog.goo.ne.jp/globalstandard_ieee/e/2de06883439506e6b4b84d32359593ee
https://blog.goo.ne.jp/globalstandard_ieee/e/2de06883439506e6b4b84d32359593ee
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます