By - NEWS ONLINE 編集部 公開:2023-01-18 更新:2023-01-18
幼少期を神戸、大阪で暮らし、日本企業にも勤務経験のある、ウクライナの首都キーウ(キエフ)在住の会社経営者、ボグダン・パルホメンコ
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ボグダン・パルホメンコ(Bogdan Parkhomenko、1986年 - 36歳。)は、ウクライナの経営者、コメンテーター、YouTuber。
チェルノブイリ原子力発電所事故の直後、母がキエフからドニプロペトローウシクに避難してボグダンを出産。
1990年、神戸に移住。
ソ連崩壊後も母と日本に残り、阪神・淡路大震災の際東灘区で被災したのち、大阪に移り住む。
大阪市立堀江小学校、大阪市立堀江中学校を卒業し、ウクライナに戻ってキエフにある高校、大学、大学院へ進学する。
経済学部と情報アナリスト学科の修士課程を修める。
学生時代は通訳・コーディネーターとして、NHKや毎日新聞などの仕事に携わった。
また、オレンジ革命にも学生として参加した。
卒業後は三菱商事へ就職。
ユーロマイダンには社会人として参加。
現在は自身で立ち上げたSEPA LLCという貿易会社を経営し、主に日本や海外の美容製品をウクライナで販売している。
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さんが1月18日、ニッポン放送「辛坊治郎
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ズーム そこまで言うか!」に現地からインターネット通信を使って出演ウクライナ人のロシアに対する感情について、「大嫌いで、大きな憎しみを抱いており、『地球上からなくなってほしい』と思っている」と語った。
辛坊)ロシアによる侵攻開始から1年近くが経ちますが、どうしてこのような事態になってしまったと思われますか。どこかで防ぐタイミングはなかったのでしょうか。
ボクダン)これくらいの緊張状態が起きないと、おそらくロシアとの関係は切れなかったのではないかと思います。
侵攻もおそらく防げなかったでしょう。
というのも、ウクライナはもともと、ウクライナ人やロシア人をはじめ、さまざまな民族が暮らしていますし、ロシアとはかつて同じ国でもありましたからね。
侵攻開始から間もなく1年が経ちますが、非常に長引いていますから、ウクライナ人の多くは「さらにあと数年かかるのではないか」と感じていると思います。
ですから、「あと数年、どう耐え忍ぶか」ということが、私たちの最大の課題となっています。
辛坊)ボグダンさんの周囲にいるウクライナ人は、ロシアに対してどのような感情を持っているのでしょうか。
ボクダン)基本的に大嫌いで、大きな憎しみも抱いています。
そして、やり返したいと思っています。ウクライナが受けた苦痛を何百倍にもして、やり返したいという気持ちが強いです。
「ロシア人は地球からいなくなってほしい」というのが、ウクライナ国民の正直な気持ちだと思います。
辛坊)私は、旧ソ連時代からウクライナへ何度も取材に行っていますが、旧ソ連時代のウクライナは完全に旧ソ連に同化しているという印象がありました。当時から、ウクライナ人には旧ソ連の体制に対する違和感や批判、また旧ソ連から独立したいという意識はあったのでしょうか。
ボクダン)ウクライナ人は良くも悪くも個人主義です。
また、ウクライナは農作業がしやすい土地柄で食べ物が豊富にあるため、他人と争うことがほとんどありません。
自分の生活を自分の楽しいように過ごしていくという民族です。
ところが、自由を奪われるような圧力がかかると反発する民族でもあります。ですから、旧ソ連による弾圧に対しては、すごく大きな不満はあったと思います。
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